転職につきものなのが、履歴書や職務経歴書の作成、そして面接ですが、その中での「自己PR」って悩みますよね。
- 「え~、自己PRって何を書けばいいの?」
- 「PRできることなんてないよ」
なんて思いませんか?
この記事では、転職する時の自己PRに困っている保育士の方に向けて、
- 「履歴書や職務経歴書、面接で使える自己PRの書き方」
- 「自己PRの例文25個」
を紹介します。
- 記事の信頼性
- 私はなえみは、保育士30年以上の経験があり、今も保育士として働いています
- 保育園がどんな人材を好むのかよーく知っています
- 保育士ならではの実体験を自己PR例文に取り入れています
この記事を読めば、
- 自己PRに書く自分の強みの見つけ方、書き方のコツがわかります
- 例文を見ることで、自己PRの出来上がりイメージがつかめます
- 25個の例文を参考にして、あなたならではの自己PRが作れます
というわけで、もう「自己PR、どうしよう…」なんて悩むことはなくなりますよ。
目次
自己PRとは?~志望動機との違い
そもそも、「自己PR」とは何なんでしょうか。
それは、「あなたが持つ強みを伝えること」です。
たとえば、あなたの性格、経験、特技、趣味などを、強みとして相手にプレゼンするようなイメージですね。
そして、よくあるのが、「志望動機と自己PRのってどう違うの?」という疑問です。
確かに書いているうちに、「あれ?志望動機と自己PR がほとんど同じになっちゃった」なんてことがあるかもしれませんね。
確かに、自己PRと志望動機は似ているようですが、本当は筋が違うんです。
それは、
- 自己PRは、「あなたが持つ強みを伝えること」
- 志望動機は、「その園だからこそ働きたい理由」
ということなんです。
たとえば、とても簡単に言うと、
- 自己PRは、「私は○○な性格です。(or、○○といった経験があります。)それがこんな強みになります。」
- 志望動機は、「貴園の○○といった特長に魅力を感じました。なので、ぜひ貴園で働きたいと思いました」
ということであり、筋は全く違うものなんです。
ただ、両方とも、「私の○○なところ(スキルや強み)を活かして貴園に貢献したいです」という言葉をプラスすることができるので、そうするとどうしても似てきてしまうんですね。
もちろん、似てきても別に悪いことではないですよ。
ただ、それぞれの軸から大きくはずれないようにすることが大切なんです。
書いているうちに志望動機が自己PRになったり、自己PRが志望動機になったりしてしまう方は多いと思います。
なので、自分が何を書いているのか客観的に見ながら、「読んでいる採用担当者に自己PRだと伝わるかな?」と何度も読み直しながら書きましょうね。
ちなみに、こちらの記事は、「保育士の方の志望動機の書き方」についての記事になります。志望動機の書き方や注意点についても知りたい方は、見てみてくださいね。↓
履歴書の書式によっては自己PRを書く必要がない
そうはいっても、
- 「自己PRなんて苦手だな」
- 「強みなんて何もないし…」
- 「自慢になっちゃいそうで書くのが難しい」
なんて、悩んでしまいますよね。
そんな方のための解決策があります。
それはズバリ、「自己PRの欄がない履歴書」を使えばいいんです。
「なーんだ!」と思いましたか?
つまり、履歴書の書式によっては、自己PRを書く必要はないんですよ。
実際、履歴書は、色々な形式のものが売られています。
履歴書の左半分は、どれも決まった内容(氏名、住所、生年月日、学歴、職歴など)になっていることが多いです。
ですが、右半分は欄の設け方や項目が違います。
たとえば、項目が、〈志望の動機、自己PR、趣味、特技など〉と一つにまとまっていて、この中のどれかを書けばよいようなものがあります。
一方、〈志望動機〉〈自己PR〉〈趣味〉〈特技〉〈好きな学科〉の欄が、一つずつ独立していて、それぞれを書かなければならないものもあります。
あるいは、「志望動機の欄しかない」「自己PRの欄しかない」という履歴書もあります。
とにかく、園側からの指定がなければ、どのような形式の履歴書を選んでも間違いではありませんよ。
なので、履歴書はあなたの好みや書きやすさで選ぶことができるんです。
こちらは、「保育士の履歴書の書き方」を解説した記事です。よかったら見てみてくださいね。↓
自己PRは職務経歴書に書くことが多い
一方、職務経歴書には自己PRを書くことが多いです。
これは、私がいろいろな職務経歴書を参考に、サンプルとして作った職務経歴書の右半分なんですが、大体こんなふうに自己PRが入るんですよね。↓
実を言うと、職務経歴書は書式が決まっていないんですよ。
なので、あなたの経歴が表しやすく、採用担当者が読んで理解しやすいものを選んで作ればいいんです。
ただ、インターネットで調べてみると、職務経歴書の最後の方には、自己PRが載っている場合が多いです。
つまり、自己PRって必要度が高い、大事な項目なんですね。
なぜなら、職務経歴書の内容は、
「私には○○といった経歴があります」
→「そのため、私には、○○といった強みがあります」
→「なので、ぜひ採用をご検討ください」
といった流れが自然なんですね。
逆に、「仕事の経歴だけを並べて終わり」という職務経歴書では、物足りない印象を与えますし、あなたの働く意欲が伝わらないです。
そういうわけで、職務経歴書の最後に自己PRを書く方が、引き締まった印象の良いものができるんです。
ちなみに、履歴書はすべての応募先で必要ですが、職務経歴書は、応募先によって必要かどうか判断が違います。
もし、「職務経歴書は提出しなくてもいい」と言われれば、自己PRを書くこともないですね。
こちらは、「保育士の職務経歴書の書き方」の記事になっています。職務経歴書をどう書けばいいのか知りたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。↓
面接のときに自己PRが必要になる場合も!
ただ、履歴書や職務経歴書の段階で自己PRを書かなくてすんだとしても、油断できないです。
面接のときに、「では、自己PRをお願いします」なんて言われてしまうことがあるんです。
そんなときに、「えっと…」と言葉に詰まってしまっては、採用担当者に、「この人、大丈夫かな…」なんて思われてしまいますよね。
なので、履歴書や職務経歴書では自己PRを書く必要がなくても、面接に備えて自己PRできるように準備しておいたほうがいいです。
先ほども言ったように、志望動機とかぶらないように、「自己PRではこれを言おう」と簡単な文章を頭に入れておくと慌てなくてすみますよ。
自己PRの内容は? あなたの「経験、性格、特技」の洗い出しから始めよう
では、具体的に自己PRって、どんな内容でどう作っていけばいいんでしょうか。
まずは、以下の3つを洗い出すことがスタートになります。
- あなたの経験(保育に関係あるなしに関わらず)
- あなたの性格、特性
- あなたの特技
この3つのことをポイントに、あなた自身のことを振り返ってみましょう。
保育と関係があってもなくても、どちらでもいいです。
また、それほど、特別なことでなくてもいいです。
できるだけ多く出してみて、保育と関連づけられないかを考えます。
また、保育との関連づけが難しければ、「社会人として必要な能力やスキル」と結びつけられないか考えてみましょう。
自己PRは、あなたの経験、性格、特性、特技を強みとして前向きに伝えられればいいんです。
そして、最後には、「自分の○○という強みを活かして、貴園に貢献したいです」と付け加えるとより深みが出ますよ。
それでも、「強みなんてないよ…」と思う方もいるでしょう。
でも、それは、あなたが気付いてないだけです。
たとえば、
- 健康には自信がある
- 整理整頓が好き
- 時間や期日は守る
など、一見なんでもないようなことでも、社会人としてこれができないために周りに迷惑をかけてしまう人は多いです。
なので、これらのことを当たり前にできるあなたは素晴らしいんですよ。
また、ネガティブなことも見方を変えれば、ポジティブにとらえられます。
たとえば、
- 「細かい」 → 慎重派、思慮深い、計画的
- 「せっかち」→ スピーディー、行動派
- 「口下手」 → 聞き上手
- 「大雑把」 → おおらか
などのような感じです。
つまり、「短所を裏返したら強みにならないか?」と考えてみてくださいね。
現役保育士の経験から作った【自己PRの例文25個】
それでは、いよいよ、保育士の自己PRの例文を挙げていきたいと思います。
私が保育士として働いてきて、「こんな経験したな」「こんな風に役に立っているな」と思ったことが、自己PRになるように考えました。
共感できるものがあれば、そっくり使っていただいてもよいですし、あなたなりのアレンジを加えてもいいですね。
【例文1】幼児クラス担任を経験してきた
『私は、3歳児と4歳児のクラス担任を経験しました。
そこで思ったのは、幼児は友だちとのつながりを求める時期だということです。
なので、私は、友達と一緒に体を動かしながら楽しめるゲーム遊びをカリキュラムの中に取り入れるようにしました。
そういった、幼児ならではの、友だちと関わりが広がる保育を得意としていますので、貴園でもそのような保育が活かせると思います』
【例文2】年長組のクラス担任を経験した
『私は、年長組のクラス担任を経験しました。
5歳児ともなると、子ども同士の関係も色々と複雑になってくるので、トラブルも起こります。
そんな時、保育士が間に入って解決するのは簡単ですが、できれば、子どもたち自身が考えて問題を解決できる力をつけてほしいと思いました。
そこで、私は、子どもたち一人一人の困ったことや助けてほしいことなどをみんなで考える、「こども会議」の時間をもつことにしました。
その時間を通して子どもたちは、自分の気持ちを話したり、友だちの話を聞いて友達の立場になって考えたり、さまざまな経験ができたと思います。
私は、このような、子どもたちの社会性を伸ばすような保育を、これからも工夫していきたいと思っております。
貴園でもそのような機会をいただけたらぜひ実践していきたいと思います』
【例文3】乳児クラス担任を経験してきた
『私は、0歳児と1歳児のクラス担任を経験しました。
0歳児クラスでは、何よりも子どもたちが安心して過ごせる空間を作ることを大切にしてきました。
また、一人ひとりの月齢差が大きいので、個々の発達に合わせた遊びや安全確保、食事や排せつの介助をすることを心がけました。
そして、1歳児では噛みつきをする子がいたので、その子にはしっかりと付きながら噛みつきが起こらないように細かく見守るようにしました。
こういった、乳児クラスならではの配慮についてはよく理解しておりますので、貴園でも、この経験を活かして安全で安心な乳児保育ができると思います』
【例文4】小規模保育園の経験がある
『私は、小規模保育園での経験があります。
子供の人数は全体で15名という小さな園で、保育室だけでなく廊下や玄関などもとても狭い園でした。
そのため、保育のいろいろな場面で、「やりにくい」と思うことがたくさんありました。
ですが、狭いという環境だったからこそ、ちょっとしたスペースを利用したり、やり方を工夫することで解決できることを学びました。
そして、環境のハンデがある分、子どもたちには一人ひとりに丁寧に関わり、安心して楽しく過ごせるように心がけてきました。
今ある環境を最大限に活かし、創意工夫して改善していくといったこれまでの経験を、貴園の仕事においても役立てたいと思います』
【例文5】大規模保育園の経験がある
『私は園児が約160名という、大規模保育園で働いていました。
大規模園であるがゆえに、保育士の数が多く、連携を取り合うのに苦労しました。
それを解決するために、何度も話し合う時間を持ち、連絡事項をもれなく伝えたり、意思疎通を図ったりしました。
たとえば、多人数の子どもたちの保育をどうやって行えば安全なのか、どうすれば子どもの発達に合った保育ができるか、そのために保育士はどのような動き方をするとよいのか、といったことの意見を出し合いました。
この園での経験から、私はよりよい保育には、やはり職員が共通の認識や目的を持つことが欠かせないと感じました。
そのためにも、職員同士がそれぞれの意見を言いながらも、相手の意見も尊重して解決に向けていけるような雰囲気を作っていきたいと思います。
そして、子どもたちに、保育園に来るのが楽しいと思ってもらえるようなクラスを作っていきたいと思います』
【例文6】保育補助としての経験がある
『私は、これまで保育補助として働いてきました。
保育の補助なので、担任の先生が活動を進めやすいようにフォローすることが私の役割でした。
はじめのうちは、担任の先生とは打ち合わせをした上で活動に入っていました。
それでも、実際の保育の場面になると私がうまく動けなくて、担任の先生の求めるサポートができずご迷惑をおかけすることがありました。
ですが、より細かく話し合ったり、その都度担任の先生に確認しながら動いたりすることによって、段々と自分のやるべきことがわかるようになりました。
このように、担任の先生と保育補助との連携は、毎日の保育をスムーズに進めるうえではとても重要なものです。
貴園では、貴園のやり方や担任の先生のお考えをしっかりと理解したうえで、これまでの経験を活かして私のするべきサポートをしていきたいと思います』
【例文7】運動会の行事リーダーを経験した
『私は前の職場で、運動会の総リーダーを経験しました。
その当時、私はとても自信がなく、リーダーに決まった時にはとても気が重かったです。
ですが、ほかにも運動会の担当になった同僚たちと一緒に、前年度の資料をもとにしてスケジュールを組み、会議で一つひとつを確認しながら進めていきました。
色々と不備もありましたが、何とか運動会を無事に終えることができ、その時の達成感は何とも言えないものでした。
それも、私をフォローしてくれた同僚の協力があってこそであり、そのありがたみを痛感しました。
また、行事を成功させるための計画力や実行力、職員間の仕事の調整力も身につきました。
この経験によって、貴園の行事でも職員間の連携を大切にしながら責任を持ってやり遂げられると思います』
【例文8】幼児組リーダーを経験した
『私は幼児組のリーダーを経験したことがあります。
リーダーとして、幼児組の保育士同士で話し合う時間を持ったり連絡調整したりしながら、行事やイベントに当たってきました。
特に運動会や発表会や卒園式の時には、当日までの仕事のスケジュールを早めに組んで、準備を声かけするなど配慮しながら進めてきました。
もちろん、リーダーとは言っても完ぺきではないので、ほかの保育士にフォローしてもらうこともたくさんありました。
やはり、リーダーというのは職員を引っ張っていくことも大事ですが、謙虚な気持ちも忘れずに、チームワークを保つ努力をすることも必要だと思います。
貴園においても、そのようなチームワークを作れるリーダーになれるよう、これまでに学んだことを発揮したいと思います』
【例文9】研修のリーダーを経験した
『私は、災害時の対応マニュアルを作る研修のリーダーを務めました。
子どもたちの命を預かる保育園だからこそ、災害時のマニュアルを再検討し、職員間で新たに認識を持つ必要があると思ったからです。
ただ、職員会議は月に1回しかなく、その中では大事な行事の打ち合わせも入ってきます。
その中で、研修について話し合う時間が取れないことが最も大変でした。
ですが、限られた時間の中で、どうにか職員全員の意見を出し合って検討を続けることで、ようやく新しいマニュアルが出来上がりました。
そのときの、マニュアル作成の進め方はもちろん、具体的な災害時の対応方法についても私にはノウハウがあります。
それをぜひ貴園でも活かしていけたらと思います』
【例文10】クレーマー保護者に対応した
『私が担任していたクラスの保護者の方が、難しい方で対応に苦労した経験があります。
どう考えても無茶な、そして保育園では到底対応ができないことを求めてくる保護者の方がいました。
始めは、担任として私が一人で対応していましたが、クレームは止まらず本当に困り果ててしまいました。
ですが、途中から園長先生や主任先生にフォローに入っていただくことで、少しずつ保護者の方は落ち着いていきました。
また、保護者の話の聞き方や返事の仕方のアドバイスをいただき、気をつけるようになってから、だいぶ関係がよくなりました。
今思えば、やはり私の対応が保護者の方の不満を膨らませていたのだとわかります。
この経験をしてから、私は保護者の方の気持ちをまずしっかりと受け止めることを心がけています。
貴園でも、この心がけを忘れずに保護者の方との信頼関係を築きたいですし、ほかの保育士のフォローもしたいと思っております。
【例文11】ピアノが得意
『私は、4歳からピアノを習っていました。
なので、子どもが歌う歌の伴奏や発表会や卒園式のピアノ伴奏であれば、多少練習することで弾けます。
また、前の園ではリトミック担当としてピアノを弾く機会も多かったです。
なので、ピアノに関することであれば、積極的に引き受けてお役に立ちたいと思います。
さらに、私の知っているリトミックが貴園のリトミックに活かされる場面があれば取り入れたいと思います。
そして、子どもたちがより楽しく音楽に触れ合える時間を作りたいと思っております。』
【例文12】運動遊びの指導経験がある
『私が以前勤めていた園では、運動遊びが盛んでした。
特に、朝のうちに戸外で体を動かして遊ぶと、その後の室内での主活動が集中して落ち着いてできる、といったことも実際の保育から経験しています。
もし、貴園の保育方針に沿うのであれば、そういった保育の流れも作りながら、クラスをまとめていきたいと思います。
また、私がこれまで経験してきた、子どもが楽しめる運動遊びのメニューを他の保育士の方とも共有できれば、お役に立てるのではないかと思います。
もちろん、私も新しい運動遊びのアイデアを教えていただきながら、職員全員でスキルを高めていけるように努力したいと思います』
【例文13】合奏指導の経験がある
『私は、5歳児の担任になった時に、発表会で発表する合奏を指導した経験があります。
そういう場合、発表会で出来栄えを披露することが目的になってしまい、楽器遊びを楽しむことが置き去りになってしまいがちです。
私は、そんな風にはしたくないと思い、普段から少しずつ楽器に親しんでいけるように、保育室にピアニカをいつも置いておき、好きな時に音を出して楽しめるようにしました。
もちろん、主活動の中では全員でピアニカに触れて、一緒に演奏する楽しさも経験できるようにしました。
そんな中でも子ども一人ひとりに得意不得意は出てくるので、それを見極めてやりたい楽器ができるように無理のない分担をしました。
貴園でも発表会では合奏を取り入れていらっしゃるので、私がこれまで取り組んできた合奏指導がうまく活用できればと思っております』
【例文14】食育活動の経験がある
『私は、食育にとても興味があり、保育の中にも取り入れてきました。
特に、いもほり遠足に行った後の、サツマイモの調理を子どもたちに経験させて、食材や調理法方に興味を持たせるようにしました。
自分たちの掘ったいもが、色々な形でおいしいメニューに変わることはとても興味深かったようでした。
それを、クラスだよりに載せることで、家庭でもサツマイモを使った料理をしてくださる保護者もいました。
この取り組みによって、保育園での経験が家庭に広がるといった、とてもうれしい効果がありました。
貴園でも、野菜などを栽培して食育に力を入れていらっしゃいます。
私の経験が少しでも役立てれば幸いですし、もっと私自身も勉強して、いろいろな食育を子どもたちに提供できればと思います』
【例文15】計画的にものごとを進めるのが得意
『私は、いつも何かをやるときに、計画を立ててやることが好きで、得意としています。
前の園では行事が多かったので、それぞれの行事の当日に向けてのスケジュール管理を行う時に、この性格が活かされたと思います。
もちろん、予定を立てていても、子どもたちの様子によってはなかなか進まないこともあります。
なので、そんな時は臨機応変に予定を立て直し、当日に間に合うように準備を進めてきました。
私は、このような経験をたくさんしてきたので、貴園でも行事に向けてテキパキと準備を進めて成功させる自信はあります。
ぜひ、貴園でもこの力を活かして、クラスづくりや園全体の運営の役に立てるように努力したいと思います』
【例文16】細かい性格→慎重派、思慮深い
『私は、自分のことを細かい性格だと思っています。
いろいろなことが心配になって、ものごとが前に進みにくいことがあるので、もう少し思い切って行動できるといいなと思っています。
ただ、よく考えれば、この性格のおかげで慎重に物事が進められ、事前に足りないところに気づいてフォローできることも多いです。
同僚からも、「良く細かいことに気づくね」とほめてもらったこともありました。
なので、私の細かい性格は、逆に言えば「慎重派で思慮深い」と良い方にもとれるので、そのような形で仕事に貢献できるものにしたいと思います』
【例文17】せっかちな性格→スピーディー、行動派
『私は、自分の性格は少々せっかちなところがあると感じています。
もう少し落ち着いてよく考えた方がうまくいくのに、と自分自身に思うこともよくありました。
ただ、同僚からは、「テキパキしていてスピーディーだね」とか、「行動派だね」などといってもらうことが多かったので、仕事上では役に立てていたようです。
もちろん、何でもすぐに行動するのではなく、しっかりと考えたり計画することは大切にしたいと思います。
その上で、私の持ち味である積極性を活かしながら、貴園に貢献したいと思います』
【例文18】明るくて素直な性格
『私は、自分のことを比較的明るくて素直な性格ではないかと思っています。
この性格だからこそ、保育士という仕事は向いているのではないかと思います。
実際に、保護者の方や同僚からも「先生はいつも明るくて楽しいね」と言ってもらうことも多く、信頼関係を築きやすいといったメリットもありました。
貴園においても、いつも明るく接することを心がけ、子どもたちが安心して過ごせる保育を行いたいです。
また、この性格を活かして、同僚ともよい関係を築きながら保育を作り上げていきたいと思います』
【例文19】口下手な性格→聞き上手
『わたしは、どちらかというとスラスラ話すことが苦手で口下手だと思っています。
保育士になった後も、それが私のコンプレックスでしたが、ある日主任が、「先生は聞き上手なんじゃないかな」とフォローしてくださいました。
確かに、私は相手の話を聞く時、できるだけ遮らないように気をつけていますし、また、共感の言葉はしっかりと伝えようとしています。
特に、保護者の方とのコミュニケーションには、傾聴する姿勢が大事だということを研修でも学んだ記憶があります。
なので、私の口下手な性格は聞き上手なのだと前向きにとらえて、保護者の方との信頼関係を作るのに役立てたいと思います』
【例文20】健康に自信がある
『私は健康には自信があり、それが最もPRできることだと思います。
これまで、大きな病気をしたことはありませんし、風邪をひくこともめったにありません。
家族中がインフルエンザにかかっていても、私だけなぜか移らずにすんだこともありました。
また、これまで腰痛に悩まされたこともなく、順調に保育士を続けてこられました。
持って生まれた丈夫な体のおかげ、というのもありますが、私なりに普段からから運動を心がけたり食生活にも気を使ったりしていることも影響していると思います。
やはり保育士は体が資本です。
貴園でも健康で元気に働けるように気をつけながら、保育士としてのキャリアを積んでいきたいと思っております』
【例文21】整理整頓が得意
『私は、日ごろから整理整頓が好きでよく行っています。
特に、保育室はたくさんのものがあり、無意味に置かれて雑然としてしまいがちです。
なので、必要なものだけを使い勝手の良い場所に配置したりすることを心がけ、すっきりした保育室を作るようにしています。
また、子どもたちが使う玩具の棚も、子どもたちが使いやすいように工夫していました。
棚の高さや場所を調整したり、玩具の写真を貼ってどこに何を片付ければいいのかを、わかりやすくしていました。
そうすることで、保育士があれこれと言わなくても、子どもたちが自然に片付けられるようになります。
貴園でも、より良い保育ができるように保育室の整理整頓を続けていきたいと思います』
【例文22】製作が得意
『私は製作が得意なので、子どもたちと一緒に季節や行事の製作物を楽しみながら作ってきました。
絵を描くだけではなく、色々な素材を使って立体的に作って飾ったり、遊びに使ったりして楽しむ活動を得意としてきました。
運動会の入退場門やプラネタリウムなど、段ボールを使った大きな作品は、子どもたち同士でも協力しながら少しずつ作り、完成時にはみんなで達成感を味わえたと思います。
また、お店屋さんごっこでは、色々な商品を本物に似せて作り、年下の子どもたちに売って遊んだりしました。
貴園でもいろいろな行事があると思いますが、子どもたちと一緒にいろいろな発想をしながら、楽しい製作活動をしていきたいと思います』
【例文23】パソコンが得意
『私は、パソコンが得意で、クラスだよりや運動会や発表会の案内状などを作ってきました。
保育園の中にはパソコンで作る文書やお便りなどがいろいろあり、保育士もパソコンができないと苦労します。
私の前の職場でも、先輩保育士の多くはパソコンが苦手で、カリキュラムを作るのにいつも四苦八苦していました。
ですが、そんな中で私はスキルがあったのでよくパソコン作業を頼まれることが多く、それがさらに勉強になり上達していきました。
貴園でも、保育士としての仕事はもちろん、パソコン業務にも貢献できればと思います』
【例文24】コミュニケーション能力
『私は、保育士にはコミュニケーション能力が欠かせないと思います。
なぜなら、保育園という職場は女性が多い職場であり、人間関係を上手に築いていくのが難しいからです。
また、最近の保護者対応はとても難しく、保護者からの信頼を得るためにもコミュのケーション能力は必要です。
特に保護者に対しては、お子さんの良いところを見つけてほめるようにしたり、悩んでいることがあれば親身になって聞くことを心がけてきました。
そうすることで、安心してお子さんを預けてもらえ、それが園全体への信頼にもつながります。
貴園においてもそのような心構えで、スムーズなコミュニケーションを目指していきたいと思います』
【例文25】スポーツが好き
『私は学生時代からクラブ活動などでスポーツに親しんできました。
なので、子どもたちにスポーツに興味を持ってもらえるように、保育の中でも取り入れています。
特にサッカーは子どもたちも取り組みやすいので、主活動で行ったり、自由遊びではやりたい子どもたちが自分から遊んでいました。
また、サッカーにちなんでワールドカップの出場国の国旗を保育室に貼りだしました。
そして、世界の国を紹介したり、子どもたちと国旗を描いてみたりなど興味を発展させました。
貴園でも、子どもたちにスポーツに親しむ機会を作り、遊びの幅や知識が広がるように工夫したいと思います』
まとめ
以上、自己PRの例文25個はいかがでしたか。
どれか一つでも、あなたが自己PRを考えるときの参考になればうれしいです。
こう見てみると、失敗談であっても、「それをもとにして実力をつけた」とつなげていければ、逆にインパクトのある自己PRになりますよね。
自分には当たり前のことや失敗だと思うことも、逆から見てみたら強みになることがあるかもしれませんよ。
もし、どうしても自分一人では見つけられない場合は、保育士転職サイトのコンサルタントと一緒にあなたのこれまでを振り返ってみてはどうでしょうか。
客観的な発見をしてくれるのも、転職のプロならではの視点があればこそですよ。
あなた自身のことをいろいろな方面から見てみることで、あなたの新しい強みを引き出してくださいね。
それをあなたならではの自己PRにして、履歴書や職務経歴書に載せて、また、面接の場面で積極的にアピールしていきましょうね。