こんにちは! 現役保育士はなえみです(転職でホワイト園に巡り会えました!→ プロフィールはこちら)。
3月のクラスだよりは、今年度最後のおたよりになります。
となると、特別な思いでクラスだよりを読む保護者の方も多いはず。
そう考えると、いつにも増して書き出し方に悩んでしまいますよね。
この記事では、
「今年度最後の3月のクラスだよりの書き出し文が難しい…」
という保育士の方に向けて、3月のクラスだよりの書き出し文のコツや0~5歳児別で具体的な例文をお伝えします。
- 記事の信頼性
- 私自身、30年以上の保育士経験があります
- 0歳児~5歳児までのすべての年齢の担任を経験
- 毎月クラスだよりを書いてきたので、書き出し文のポイントは熟知しています
私の勤めていた園では月初めにクラスだよりを出していたので、3月のクラスだよりには3月の子どもの様子は書けません。
なので、2月にやった行事のことや2月の子どもたちの様子を載せていました。
または、年度最後のおたよりなので、1年間を振り返った内容を書いていました。
この記事でも、そんな感じで文章を考えました。
もちろん、3月の中盤から後半にかけておたよりを出す園でも、少しアレンジすれば問題なく使えますよ。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
3月のクラスだよりの書き出し文のコツ
3月のクラスだよりの書き出しは、この1年間を振り返って、子どもたちがどんな成長を見せてくれたのかを書きましょう。
乳児クラスの場合は、運動機能の発達や、基本的生活習慣が身についてきて、一人でできることが増えたこと、お友だちとの関わりが見られるようになり、やりとりが成立し始めていることなどがありますね。
幼児クラスの場合は、行事への参加から、やり遂げること、友達と協力することなどの経験をし、子ども同士の関係が深まったでしょう。
特に年長組は、卒園式のために取り組んでいることを書いてもいいですし、1年を通して園の最年長クラスとしての役割を果たし成長してきたこともあると思います。
そのような様子に簡単に触れて書いてみてはどうでしょうか。
そして、「3月で、クラス担任としての役目もひとまずおしまい」ということで、保護者の方へお礼と感謝の言葉を述べましょう。
遅番や早番などで登園してくる子どもや、祖父母が送迎しているご家庭などは、担任が保護者と直接会えない場合があります。
そうすると、年度終わりの挨拶が言えないこともありますよね。
なので、せめてクラスだよりを通して、年度の締めくくりの挨拶をきちんとしましょう。
3月のクラスだよりに載せること
では、2月のクラスだよりの本文記事には、どんな内容を載せるとよいのでしょうか。
園によって保育環境や保育内容、行事も違うので一概には言えませんが、よく載っている内容としては以下のようなものがあります。
2月の出来事 | お店屋さんごっこ当日の様子、普段の生活の様子などを書きましょう。 |
1年を振り返って | 今年度の保育や子供たちの成長の様子を振り返った「まとめ」を書きましょう。 |
卒園式の登園時間のお知らせ | 卒園式当日の登園時間を確認する意味で、再度おたよりに載せましょう。 |
懇談会で話したこと | 年度終わりに懇談会を行う園は多いです。どんな話をしたのか、簡単におたよりで報告できるとよいでしょう。 |
3月のめあて | 3月のめあてを書きます。 |
3月の予定 | ひな祭りの集会、年長さんとのお別れ会、お別れ会食、卒園式、避難訓練、誕生会などの予定を載せます。 |
誕生児紹介 | 3月の誕生児を紹介します。 |
などです。
3月は年度の締めくくりなので、いつものような、「記名のお願い」や「爪切りのお願い」などは書かなくてもいいでしょう。
それよりも、この1年間を振り返り、子どもたちの成長した様子や担任の思いなどを書くと、「総まとめ」らしくなってよいと思いますよ。
【3月のクラスだより】0~5歳児別の書き出し例文
ここからは、3月のクラスだよりの書き出し例文になります。
0歳児~5歳児までのクラスだよりについて、それぞれ2パターンずつ挙げてみました。
参考にしていただけたら幸いです。
◆0歳児
◆1歳児
◆2歳児
◆3歳児
◆4歳児
◆5歳児
まとめ
3月のクラスだよりの書き出しは、この1年間の総まとめとしての、振り返りを書きましょう。
子どもたちがどんな成長を見せたか、年度当初に比べてどう変化したのかを書くとよいと思います。
また、進級や就学が近づいてきて、子どもたちのワクワクドキドキしている様子や張り切っている姿なども、4月への希望が感じられていいですね。
そして、1年間さまざまな協力をしてくださった保護者の方への感謝の言葉も入れると丁寧で好感が持てますよ。
このクラスの担任として何を心がけてきたか、どう子どもたちと関わってきたか、そして今の思いなどを加えると、あなたの人柄が伝わり親しみが増します。
おたよりの本文では、より詳しい子どもたちの成長の様子を1年間の出来事やさまざまな観点から伝えましょう。
保護者の方もわが子の成長を感じてはいるものの、改めて今年度の振り返りをおたよりで伝えてもらえると、より実感がわきます。
わが子が進級し、新しい生活をスタートさせることに期待が高まるでしょう。