- 保育士になったけど、毎日が大変すぎて体も心もヘトヘト…
- 仕事のモチベーションが下がってしまってる…
こんな風に元気がなくなっていませんか?
保育の現場は毎日が目まぐるしいし、息つく暇もない。
重い責任を背負うのもしんどくなってきた。
それ、すごくわかります。
でも、うれしかった瞬間もありましたよね…?
保育士の仕事がイヤになってしまう前に、
保育士の魅力をもう一度思い出してみましょう。
再び保育士の魅力を感じながら働くために、
その対応法も解説していきますね。
記事の信頼性
- 私、はなえみは保育士歴30年の現役保育士。(転職でホワイト園に巡り会えました!→ プロフィールはこちら)
- 過去、保育士から一般企業の事務職への転職経験あり。
- 史上最悪の園長が異動してきて、転職を決心しました。
今はホワイトな環境の中で楽しく働いています!
目次
保育士の魅力って?
改めて考えてみました。
すると、出てきたのがこちらの9つ。↓
- こどもの笑顔といつも接することができる
- 子どもの成長を感じることができる
- 自分のやりたい活動を考えて計画、実行できる
- 行事を成しとげた後の充実感が得られる
- 保護者から感謝の言葉をもらえる
- 同僚と相談、協力しながら保育に取り組める
- 社会的意義が深い仕事
- 国家資格のため、一生いつでも働ける
- 色々な施設や働き方がある
結構いっぱいありました~!
では、一つずつ見ていきますね。
1.こどもの笑顔と日々接することができる
保育士をする中で、これが一番楽しいコトかな。
自分で設定した遊びを子どもが楽しんでくれて。
子ども同士で可愛らしいやりとりが見られたり。
こんなとき、子どもも笑顔だし自分も思わず笑顔になりますよね。
そして、思わず笑いを誘うような一言が聞かれることも。
この子どもの名言が、ホントに面白い。
保育士同士で「○○ちゃんが、□□のときにさ~」なんて
話をしてまた笑い合ったり。
こんなたのしいことが保育士の日常。
他の職種では味わえない醍醐味ですね。
2.子どもの成長を感じることができる
年度が終わるころに4月のころを振り返ると、
「あ~、○○ちゃん成長したな~」って思うんです。
0、1、2歳児だと、特に成長がわかりやすいですよね。
歩けなかった子が歩けるようになった。
言葉がなかった子がこんなにしゃべれるようになった。
トイレで排泄できるようになってオムツが取れた。
などなど。
こんな成長を感じると、何とも言えないうれしさを感じます。
また、子どもの成長の「初めて」に立ち会えることもありますよね。
初めて伝い歩きから手を離して自分で一歩歩いたとき。
トイレに座って初めておしっこが出たとき。
本当は保護者の方に、その「初めて」を味わってほしいですけど。
保育士は昼間、保護者よりも長くその子と接しているので。
そんな機会にも恵まれちゃいます。
これって、保育士ならではの特権でしょうね。
3.自分のやりたい活動を考えて計画、実行できる
保育士は自分のクラスの運営をやりたいように考えて実行できます。
もちろん、複数担任なら話し合って協力し合うことが必要ですが。
もし、一人ならちょっと責任は重いかもしれないけど。
何より自由です。
子どもたちが楽しめる活動を考えて、それを実現できます。
やってみると子どもの反応はいろいろです。
この子は楽しめたけど、この子にはちょっと難しいんだな、がわかったり。
もちろん全員が楽しそうに取り組んでくれたら、
保育士もうれしいし楽しい。
じゃあ、次は何しようかな…ってまた考えるのも楽しいです。
4.行事を成しとげた後の充実感が得られる
行事が終わった時の充実感もまたいいですよね。
もちろん、行事って準備や練習はめちゃくちゃ大変!
保育士同士の連携も必要で、忙しさに拍車がかかります。
でも、大変だからこそ成しとげた時の喜びはひとしお。
保護者が喜んでくれたらなおさらです。
代表的な行事はやっぱり運動会、発表会、卒園式、ですかね。
特に運動会は保護者の期待が高いですからね。
その分プレッシャーもあるし準備もタイヘンです。
当日は、担任も子どもたちも緊張がMaxに高まるものですが。
保護者の方々に見守られながら普段の成果を発揮できると、
本当に気持ちがいいものです。
子どもたちと担任が一体になって成しとげた感があります。
そして、保護者から拍手をもらい、感謝の言葉をもらえることもある。
ヘトヘトになる1日だけど、みんなが力を発揮できてよかった、
そして無事に済んでよかったな、と思える日でもありますね。
5. 保護者から感謝の言葉をもらえる
保護者から感謝の言葉をもらえること。
コレはかなり大きな保育士の魅力です。
もしかしたら一番大きなやりがいのモトかもしれません。
たとえば、日々のお迎えのときに、
「ありがとうございました!」と言ってもらえるのもうれしいし、
子育ての相談を受けた後に、
「そうですね、やってみます。ありがとうございます」
と言われるのもうれしい。
運動会の後の保護者向けアンケートで、
「わが子の成長に感動しました!ありがとうございました!」
と書いてあるのを見たときも。
極めつけが卒園式です。
これは年長担任でないと味わえないかもですが、
式が終わったあと。
園庭で子どもたちや保護者の方たちが写真を撮っているとき、
「先生も一緒に入って~!」と言われて写真を撮り、
「先生、本当にありがとうございました!」と言ってもらえること。
そして、謝恩会で担任として謝辞を受け取るときも、ですね。
年長の担任って、他のどのクラスより大変ですけど。
子のひと時に、その苦労が報われた思いがします。
こんな感じで、毎日感謝されるし晴れ舞台でも感謝される。
こんな仕事もなかなかないんじゃないかな。
そう思います。
だから、たとえば人間関係が悪くても。
残業が多くって給料が安くても。
保護者のその一言が聞けるから、保育士を続けられてる。
そんな人は多いのかもしれませんね。
6、同僚と相談、協力しながら保育や行事に取り組んでいける
同僚や先輩と相談、協力しながら日々の保育をしていくこと。
これは、人間関係が良いことが前提ですが。
仕事の大きな醍醐味ですね。
特に保育観って、人それぞれ。
色々な考え方があって、それに触れるとよい刺激になります。
また、意外な保育のアイデアが聞けたりもします。
「へえ~、それいいね!」
「え~! 楽しそう、やってみようよ!」
みたいに、保育の幅が広がっていきます。
やってみた後に、
「○○ちゃん、すごくノリノリだったね」
「□□くんは、こういうの苦手なんだね~」
「△△ちゃんと◎◎ちゃん、いつもより参加できてたね」
などなど…思ったことを出し合ってまた次につなげます。
これができると、保育士も保育を楽しめます。
そしてやる気も高まっていくんですね。
7.社会的意義が深い仕事
保育って社会的意義が深い仕事だと思います。
超少子化のこの時代、子どもはホントに社会の宝です。
そんな子どもたちと毎日接して、もちろん大変なことも多いけど。
未来を背負う人を育てているわけですから。
めちゃくちゃ素晴らしい仕事をしているわけです。
そして、仕事で子育てができない保護者を日々助けている。
私たちがお子さんのことをしっかり見てるから、
パパとママは安心してお仕事頑張って! と。
保育士はそんな意義深い仕事をしているわけです。
そう思うと、ちょっぴり誇らしさを感じませんか?
8.国家資格のため、一生いつでも働ける
保育士は国家資格です。
特に更新研修もありません。
なので、一度取ったら一生ものの資格なんです。
いつでも保育士として働くことが出来ます。
まあ、時短パートであれば保育士資格がいらないこともあるけど、
あれば時給が高くなることも多いです。
そして、正社員として中途採用もしてもらいやすい。
たとえば、一般事務のような仕事で、
40代、50代が正社員になるのはかなり難しいです。
企業は長く働ける、もっと若い世代を求めているから。
でも保育士なら、その資格があることで40代、50代でもOK。
人生経験を積んでいることも評価されます。
保育士ってそういう職種なんですね。
9.色々な施設や働き方がある
保育士資格で働けるところは、保育園だけじゃないです。
たとえば、
- 児童発達支援施設
- 放課後等デイサービス
- 託児所
- ベビーシッター
- 乳児院
- 児童養護施設
- 児童館
- 学童クラブ
など、いろいろあります。
その施設の目的によって、仕事内容も多少違いがあります。
勤務形態などもさまざまでしょう。
保育士資格があれば、
自分の興味次第で就職先の選択肢は多い、ということです。
でも、保育士の魅力が感じられなくなることも…
ただ、園で働いているといろいろなことが起こります。
たとえば、
- 保育の中でうまくいかないことが続く…
- 保護者からクレームを受けてしまった…
そんな時は、保育士の魅力なんて感じられなくなるかも。
保育の中でうまくいかないことが続いたとき
なんせ相手は子どもです。
こちらが想定していたように動いてくれるとは限らない。
活動をやってみると、あららら…💦という結果になることも。
まあ、それは子どもの興味に合っていなかった、とか
難しすぎた、とか準備不足だった、とか。
原因はこちらにあるんでしょうけど。
うまくいかないことが続いちゃうと。
そんなの難しすぎるよ~~、
どうすりゃいいのよ~
なんて悩んでしまいます。
保護者からクレームを受けてしまった
こんな、ネガティブな出来事もありますよね。
自分はそんなつもりじゃなかったけど、そんな風に思われていたなんて…。
自分なりに一生懸命やっていたのに、ダメ出しされたようで。
なんだか、心底落ち込んでしまいます。
保育士ってつらいな…。
そんな思いがこみ上げてきて、保育士の魅力なんて遠のいてしまいます。
仕事へのモチベーションも下がってしまいますね。
モチベーションを取り戻す方法とは?
まずやってほしいことはこちら。↓
- 小さな成功体験を振り返る
- 自分をいたわる時間を持つ
- 同僚や先輩に相談する
ですね。
小さな成功体験を振り返る
まずは、これまでの小さな成功体験を振り返ってみましょう。
保育の中でうまくできた活動のこと。
その時、自分も楽しかったし充実感があったこと。
また、保護者から感謝されたこと。
お迎えのとき、「ありがとうございました」って
言われること、ありますよね。
挨拶代わりに聞こえますけど、それはちゃんとした感謝の言葉ですよ。
他にも、小さいことだけどうまくいったことを思い出してみる。
他の仕事で同じ体験ができるのかな、って考えてみてください。
そうすると、
「あ~、タイヘンだけどやっぱり保育士はいいかも」
って思うかもしれませんよ。
自分をいたわる時間を持つ
保育士の仕事には魅力がある、といっても。
残業や持ち帰り仕事でいつも疲れ切っていたら、
そんな気持ちにはなれないですよね。
ちょっとでも時間を作って、自分をいたわりましょう。
たとえば、ちょっとしたプチ贅沢をしてみる。
好きなスイーツを食べる。
お風呂にちょっといい入浴剤を入れる、とか。
あとは、気になっていた映画を見に行くのもいいですね。
とにかく自分の好きなことをする、癒しの時間を取ることが大事。
そうやって、「また頑張るか!」という気持ちにつなげましょう。
同僚や先輩に相談する
保育が上手くいかなくてガックリ来た時。
同僚や先輩に相談してみましょう。
第三者の意見を聞くと、意外な気付きをもらえます。
自分が思っているより悪い状態じゃないのかな、とか。
そうすればうまくいくのか、とか。
そんな考え方もあるのか、とか。
自分の頭では思いつかないことを、言ってもらえることがあります。
それに、モヤモヤを誰かに話して聞いてもらうって、
それだけでスッキリするもの。
なんだか気持ちが落ち着きます。
もし、何もアドバイスをもらえなくても。
解決に向かって、自然に考えがまとまっていくこともありますよ。
もし、同僚や先輩が話せそうな人なら、
遠慮しないで相談してみましょう。
相談されて嫌な気持ちになる人はいませんから。
研修を受けてみる
保育士の研修を受けてみる、というのもいいかもしれません。
保育に悩んでいたら保育の内容に関する研修を受ける。
保護者対応ならそっち方面の研修。
あるいは、メンタルをマネジメントする研修もいいかも。
そんな、自分を磨く研修で外部の情報に触れるのはおすすめです。
「自分、ちょっと賢くなったかも」なんて思えたりして。
目の前の霧が少し晴れたような気分にもなるかも。
もちろん、すぐに仕事に活かせなくてもOK。
知っていることでいつか役に立つ日も来ますよ。
下がっていたモチベーションが少しでもアップできたら、
それで十分だと思いますよ。
それでも解決しないほどつらいときの対処法
たとえば、働く環境がそもそも良くないと難しいでしょうね。
具体的には、
- 長時間労働を強いられる
- 給料が安い
- 同僚や先輩との人間関係が悪い
- 上司の理解がない
- 保育観が合わずやりたい保育ができない
といった環境の場合。
こんな園じゃ、「保育士は魅力ある仕事」とか言ってられないです。
2つでも当てはまったら、もうその園で働くのはしんどいはず。
ちなみに私は、3と4と5が当てはまる職場で働いていました。
そこは公立で、正規保育士なのでかなりの高待遇でしたけど。
それを捨てて転職しました。
う~ん、もったいないかな~、とも思ったけど。
子どもと接しているときは楽しかったし、
保護者から感謝される、うれしい瞬間もたくさんあったけど。
上司が上司の機能を全く果たさないという、
組織が腐りきっている状況で。
未来が全く見えない職場だったので。
ここでは自分らしく働けないな、と思って辞めました。
そのぐらい、働く環境ってやりがいに影響します。
そして今、1~5すべてをクリアする園に転職できています。
(お給料はだいぶ下がったけど、私立の中では高い方です)
なので、保育士として働くモチベーションも復活!
保育士の魅力を、また日々感じられてます。
もし、あなたが保育士の魅力や働きがいを感じられていないなら。
それは、劣悪な職場のせいかもしれません。
保育士の魅力だの、やりがいだの。
そんなの、どこかへ吹っ飛んでしまっても当然です。
人はどんなふうに働けたら幸せと感じるのか?
突然ですが、人はどんな風に働けたら幸せと感じるのでしょうか?
それは、
- 仕事に対しての裁量がある
- 会社(園)の方針に同意している
この状態で働けるときです。
裁量とは、「自分の考えや意見に基づいて行動すること」。
これの両方が満たされていたら最強にやりがいがあります。
片方だけ満たしていても、そこそこ満足して働けます。
つまり保育士で「裁量がある」という状態は、
- 「自分のやりたい保育が認められ、実現できる」
- 「自分の時間やパワーを、自分の考えで仕事に配分できる」
そんな環境にいるということ。
なおかつ、「園の保育方針や経営方針に共感できる」という状態なら。
自分もその一員と思えたら、モチベーションは普通に上がりますよね。
どんなに魅力ある仕事も、職場環境の質が悪いとそれは輝かないんです。
あなたの場合はどうでしょうか。
この二つの条件、片方だけでも満たしてますか?
もしそうじゃないのなら。
環境を変える、つまり転職するのも一つの方法です。
っていうか、それが一番必要なのかもしれません。
保育士の魅力を感じられる職場に出会うには?
保育士はとても魅力のある仕事、そしてやりがいがある仕事です。
私自身、一般事務も体験しているので、
比較すると余計にそう思います。
あなたが今、保育士の魅力ややりがいを感じられなくなっているなら。
一度転職して園を変えてみるのは、大いにアリだと思います。
保育士として働ける、そんな職場はたーくさんあります。
たとえば、
- 放課後等デイサービス
- 児童発達支援
- 託児所
- ベビーシッター
- 学童保育
- 乳児院
- 児童養護施設
- 児童自立支援施設
など、いろいろです。
その施設によって、保育士として働く魅力も違ってくるでしょう。
この中に、あなたに合うものがあるかも。
ちょっと視野を広げて考えてみてはどうでしょう。
保育士転職サイトで失敗しない転職を目指そう
もし、転職を本気で考えるなら。
保育士転職サイトを使って、失敗しない転職を目指しましょう。
だって、もし残念な園に転職しちゃったら、
せっかくの努力が水の泡ですからね。
そこへいくと、保育士転職サイトのアドバイザーは転職のプロ。
まずは、シッカリとあなたの話を聞いてくれます。
私もいくつかのサイトに登録したことがあるけど、
どのサイトのアドバイザーさんも良い人で。
私の話をよく聞いてくれました。
そして、求人園のレア情報も教えてくれました。
他にも、園見学や面接の日程調整も代わりにしてくれるし。
内定が出ればお給料など条件面の交渉までもやってくれます。
こうやって、間に入ってくれる人がいるのはとても心強いもの。
でも一人で転職活動していたら、ちょっと心もとないですよね。
それに、知らないうちに失敗の道をたどってしまう不安もある。
そうならないためにも、協力者はいたほうがいいです。
なので、保育士転職サイトはおすすめですよ。
こちらも参考までに見てみてくださいね。↓
まとめ
保育士の魅力、思い出してもらえましたか?
改めてがんばる気持ちがわいてきたとしたら、うれしいです。
でも、
- 「今の園では私に裁量なんてない!」
- 「上司や先輩のやり方についていけない…」
ということなら。
職場環境を変えてみるのも一つの手です。
どんなに魅力ある仕事も、それを感じられるかは職場次第ですからね。
あなたらしさを発揮できる職場を見つけましょう。
そして、保育士として幸せに働いていきましょう!