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園を支えるフリー保育士の仕事とは?悩みとやりがいを解説!

園を支えるフリー保育士の仕事とは?悩みとやりがいを解説!

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あなたは、保育園における、「フリー保育士」というポジションを知っていますか?

保育園に就職したら、どこかのクラスを担任することになるだろうと思うでしょうが、時には、「フリーでお願いします」なんて言われて担任を持たずに働くことがあるんです。

そんなフリー保育士について、

  • 「フリー保育士って具体的にはどう動けばいいんだろう?」
  • 「担任を持たないで、やりがいを感じられるのかな…」
  • 「雑用ばっかりになりそうで嫌だな…」

なんて思っている方は多いと思います。

今回は、フリー保育士について良く知りたいと思っている保育士の方に向けて、「園を支えるフリー保育士の仕事内容とは?」「フリー保育士の悩みとやりがい」「フリー保育士に求められる役割」などについて詳しく解説します。

この記事を読めば、フリー保育士の働き方や役割の重要性がよくわかりますよ。ぜひご覧くださいね。

目次

 フリー保育士とは?

フリー保育士とは、担任を持たず、必要に応じて各クラスの保育のサポートに入ったり、保育以外の園業務に携わったりする保育士のことです。

入るクラスはその日によって違ったり、特に手が足りないクラスに一定期間続けて入ったり、1日の中でも入るクラスがあちこちと変わったりすることもあります。

クラスに入った時は、そこの担任の意向に合わせて保育を補助したり、クラスの雑用を請け負ったりし、保育がスムーズに展開できるようにサポートします。

このようなフレキシブルな動き方をするフリー保育士は、保育園の中でも、「縁の下の力持ち」的な頼れる存在なんですよね。

そんな対応力が求められるフリー保育士は、どちらかといえばベテラン保育士の方が適任かとは思います。

園全体を把握しながら、その時々で柔軟に判断して動かなければならないですからね。

ですが、園によっては新人保育士が担当する場合もあります。

この場合は、新人保育士に対して、「いろんなクラスの保育を見て勉強してほしい」「保育士としてどう動くべきか、自分で考えて判断する力をつけてほしい」と言った園長の考えがあると思います。

ただ、ごくまれに特別な事情があって、園長が、「“担任には不適格”と判断した保育士をフリー保育士として配置する」というケースもあります。

実際に私の職場では、そういった事情で担任を外され、フリー保育士のポジションになった方がいました。

ですが、本来は園全体をバックアップするとても重要なポジションなので、もしも、何も指摘されずにフリー保育士を任されたのなら、「自分に力量がないから?」とか「期待されていないのかな?」などと悲観する必要はないと思います。

逆に、「貴重な勉強の機会を与えてもらった」と考えて、自分ができることを探して、積極的にチャレンジしていきましょうね。

フリー保育士の仕事内容って?

それでは、フリー保育士の仕事内容について、具体的に見ていきましょうね。

それは次の5つです。

  • クラス保育補助
  • 担任が休んだ時に代替えで入る
  • 行事ので使う物を製作したり、当日もフォローをする
  • 地域支援担当として企画運営する
  • 事務仕事、園の整備など園運営に関わる業務

では具体的に解説しますね。

クラス保育補助

まずは、「クラスに入って保育の補助をする」ということですね。

たとえば、

  • 1日の中で部分的に担任だけでは手が足りないとき
  • 新入園の乳児が泣いて落ち着かない4月の時期
  • 3歳児が幼児クラスになると担任が減るので、それをフォローするため

など、いろいろなパターンでクラスに入って子どもを見ます。

具体的には、安全管理しながら子どもと一緒に遊ぶ、おむつ替え、トイレ見守り、活動の準備や片付け、給食準備と片付け、食事介助、乳児の調乳、布団敷きと片付けなど、保育に必要なさまざまなことをサポートします。

担任が休んだ時に代替えで入る

2つ目は、「担任が休んだ時に代替えとしてクラスに入る」ということがあります。

たとえば、担任が有給休暇をとる時、あるいは、土曜出勤の振り替え休日や夏休みなどで担任がいない穴を埋める役割ですね。

複数担任のうちの一人として代替えで入るなら、他の担任がリーダーとなるのでそれほど大きな責任はないですが、一人担任の保育士の代替えで入る場合は、その日はフリー保育士が担任として保育に当たることになります。

行事で使う物を製作し、当日はフォローする

3つ目は、行事に関する仕事です。

各行事で使うのものを製作して準備したり、当日はこまごまとした役目を担ってフォローします。

たとえば、運動会で言えば、担任から指示を受けて子どもたちの使う小道具や衣装を作ったり、その他競技に必要なものを準備します。

また、運動会を運営する上で必要な、会場設営、ライン引き、お土産準備、救護、放送などの仕事についても、前日までに必要なものを準備をします。当日もそこを担当して動きます。

運動会当日も引き続き雑務的な動きをする場合もありますし、あるいは、運動会当日はクラスに入って子どもたちを見るように指示されることもありますね。

地域支援担当として企画運営する

4つ目は、「地域支援担当として企画運営する」ということです。

「地域支援」とは、園が行う保育以外の事業で、いわゆる、「子育て広場」とか「○○タイム」のような感じです。

地域に住む未就園の親子を対象に、保育園の一角を遊び場として提供し、保育士によるちょっとした活動も提供していきます。

この地域支援の事業をフリー保育士が担当し、活動内容を考えて準備し、当日はリーダーとなって活動を進めていきます。

参加する親子は不特定多数ですが、中には毎回来てくれる親子もいるので、顔なじみになり保護者の方から子育ての相談をされる場合があり、フリー保育士が話を聞いたり必要に応じて情報提供やアドバイスをしていきます。

事務仕事、園内の整備など園運営に関わる業務

5つ目は、「事務仕事、園内の整備など園運営に関わる業務」です。

フリー保育士は担当するクラスがないので、その分、園長や主任の補佐として園運営に関するさまざまな業務を行います。

たとえば、消耗品や備品の管理、書類仕分け、経理事務、園内の整理整頓、園庭整備など、本当に多岐にわたります。

フリー保育士のメリット

ここからは、フリー保育士のメリットについて解説します。

フリー保育士のメリットとしては、

  • クラス担任としての負担がない
  • 園のすべての子どもたちと関わり親しくなれる
  • 園の先生全員との関わりが持てる
  • さまざまな保育観に触れ保育の仕方を学べる
  • たくさんの保護者と関わり、情報が得られる
  • 保育以外の幅広い業務を経験できるし、園の運営がわかる

の6つが挙げられます。

クラス担任としての負担がない

まず1つ目は、「クラス担任としての負担がない」ということですね。

たとえば、クラス担任のように、「1年間、責任を持って子どもたちを保育し、成長の結果を残す」というプレッシャーがありません。

なので、気を楽にして子どもたちと関われるところがうれしいですね。

また、日誌や連絡帳くらいは、クラスに入れば書くかもしれませんが、年間指導計画や月案、週案、クラスだよりなどのクラス独自の書類仕事はタッチしません。

なので、残業や持ち帰り仕事ががそれほどなく、定時に帰れることも比較的多いと思います。

また、行事についても、クラス担任はやる演目を決めて練習を積み重ねていったり、必要な小道具を考えたりしますが、フリー保育士は自分が主体になって考える必要はありません。

もちろん、担任から頼まれて手伝い的な作業はすると思いますが、あくまでもサポートなので気楽にできますよね。

園のすべての子どもたちと関わり親しくなれる

2つ目は、「園のすべてのこどもたちと関わり親しくなれる」ということです。

フリー保育士は必要に応じて、あちこちのクラスに入って保育しますからね。

すると、結果的に園の子どもたちの顔と名前をすべて知っているような存在になれるんです。

もし、担任としてクラスに張り付いていたら、そこまでの子どもたちと関わることはできません。

フリー保育士だからこそ、クラスを超えたさまざまな子どもたちと関わり親しくなれるんですね。

さまざまな子どもと関わることで、その年齢ごとの発達の様子が間近に見られ勉強になりますし、担任として一つのクラスに関わり続けるよりも、ある意味新鮮に感じられることもあるでしょう。

園の保育士全員との関わりが持てる

3つ目は、「園の保育士全員との関わりが持てる」ということですね。

これも、フリーとしてすべてのクラスに応援に入るので、それぞれのクラス担任である保育士と接点が生まれるからですね。

そこで、コミュニケーションを取ることで、お互いの人柄や個性などを知ることができますよね。

また、お互いにクラスの子どものことをよく知っているので、共通の話題が増えて話しやすくなります。

たとえば、「今日、うちの○○ちゃんがさ~」という話を振られても、「ああ、○○ちゃんですね。何かあったんですか~?」なんて受け答えができますし、話が盛り上がりますよね。

さまざまな保育観に触れ保育の仕方を学べる

4つ目には、「さまざまな保育観に触れ、保育の仕方を学べる」ということがあります。

ほぼ全クラスに助っ人として入ると、各担任の保育の内容や子どもとの接し方を見られますし、そこから担任の保育観がうかがえます。

その中には、共感できるものもあれば、ちょっと理解しがたいものもあるかもしれませんが、それも含めて今の園で行われている保育のありのままの姿です。

「こういう保育もあるんだな」「こういう関わり方っていいな」と共感できるところは、ぜひ取り入れてみるといいですね。

逆に、共感しにくいものについては、「どうしてこうするんだろう」とか「自分だったらどうするかな」と客観的に分析してみましょう。

もちろん、「こんなのあり得ない!」といった信じがたい保育に出会うこともありますが、それも含めて勉強です。

場合によっては園長や主任に相談してみましょう。

あなたなりの保育観を育くんでいく上での、教材にしていけたらいいのではないでしょうか。

たくさんの保護者と関わり、情報が得られる

5つ目には、「たくさんの保護者と関わり、情報が得られる」ということがありますね。

担任の代わりにクラスに入った時などは、フリー保育士も子どもを保護者に引き渡しすることがありますからね。

そうすると、あちこちのクラスで登園や降園時に保護者の方と接するので、たくさんの保護者と顔見知りになり、さらに話をした場合は情報も得られます。

保護者の方も、「フリー保育士だと担任じゃないから話しにくい」と思っているとは限らず、逆に、「新鮮味を感じて、たわいない話がしやすい」ということもあります。

私も担任じゃないクラスの子どもを保護者に引き渡したとき、「○○くんってブロックが上手なんですね」なんて話しかけるととても嬉しそうに、「うちでもブロックでよく遊んでいて~」なんていろいろお話してくれた方がいました。

保護者にとっては、より多くの保育士が自分の子どものことを知ってくれてるというのは、結構うれしいものなんですよね。

それで、そんな場面の話の中から、「子どものおうちでの過ごし方」や、「おうちで困っていること」などの情報が得られたりします。

そんなことを頭の片隅に入れておくと、保育するの際にも活かせますし、その話を担任と共有することでコミュニケーションが深まることがあります。

保育以外の幅広い業務を経験でき、園の運営がわかる

6つ目には、「保育以外の幅広い業務を経験でき、園の運営がわかる」といったことがあります。

フリー保育士は、クラスの保育に入る以外の時間は、園の運営に関わるさまざまな業務に携わりますからね。

それは、担任をしていると全く関わることのないものも多く、そういった経験はなかなかできないと思います。

もちろん保育は大事ですが、安心して保育できるのも、それ以外の業務や雑務が誰かの手によってきちんと行われているからこそ、ということもあると思います。

そういった業務に関わることで、園運営に関するさまざまなことが見えてきますし、そうすると物ごとの見方が少し変わったり視野が広がったりします。

また、園長や主任がどんな業務をどんなふうに行っているかもわかると、それぞれの役割や立場を理解することもできますよね。

そういった視点で園を見つめられるフリー保育士というのも、なかなか貴重なポジションではないでしょうか。

フリー保育士が抱える悩みとは?

続いて、フリー保育士が抱えている悩みについて解説しますね。

それは、以下のようなものになります。

  • 自分のやりたい保育ができない
  • 子どもたちとの深く関われず居場所がない
  • 園の子ども全員のことを知っておく必要がある
  • 担任によって保育の仕方が違い対応が難しい
  • 雑用が多く、担任より下に見られる
  • 事務所にいると園長や主任と一緒で窮屈に感じる

では一つずつ見ていきましょう。

自分のやりたい保育ができない

まず1つ目には、「自分のやりたい保育ができない」ということがあります。

確かに、自分のクラスがないと、保育計画を立てることはないですし、やりたい保育をやってみることもできません。

たとえば、フリー保育士として他のクラスに応援に入っていると、さまざまな保育スタイルに出会います。

その中で、「これはマネしてみたいな」とか、「自分だったらこうやってみたいな」なんて思うことは多々あると思いますが、実際に自分のクラスがなければそれも叶いません。

そんなことが続くと、いつももどかしい思いを抱えることになりますし、「このままでは、保育士としてのスキルアップできない!」なんて焦ってしまいます。

子どもたちとの深いかかわりができず居場所がない

2つ目は、「子どもたちとの深いかかわりが出来ず居場所がない」ということです。

確かに、担任を持たず日替わりで応援に入る立場だと、毎日同じ子どもたちと一緒に過ごすわけではないので、深く関わりにくいですよね。

そうすると、「広く浅く」といった関わりに感じられて、「この子たちにとって、私はどれだけ必要な存在なんだろう?」なんて寂しく感じるかもせれません。

また、「自分のクラス(部屋)」というものがないので、気持ちだけでなく物理的にも居場所がない感覚に陥ることがあるかもしれませんね。

配慮を要する子どものことはすべて知っておく必要がある

3つ目は、「配慮を要する子どものことはすべて知っておく必要がある」ということです。

各クラスに入って子どもを保育する上で、それを知らないで保育していると事故やトラブルになる可能性があるからです。

たとえば、「2歳児クラスの○○くんは肘が抜けやすい」とか、「3歳児の△△ちゃんにはアレルギー食を配膳する」とか、「5歳児の□□くんは、発達に遅れがあるので個別に声をかけるようにする」などです。

こういった配慮事項を知らずに対応して、ケガや事故につながっては困りますよね。

ですが、こういったことは、毎日同じクラスで接していればすぐに覚えられますが、日替わりで入っているとなかなか定着しづらいです。

入るクラスによってその配慮するポイントが変わるので、その都度頭を切り替えなくてはなりません。

つまり、フリー保育士としてクラスに入る以上は、配慮が必要な子どもについて知っておく必要があり、そこを常に意識して保育することになります。

担任によって保育の仕方が違い対応が難しい

4つ目は、「担任によって保育の仕方が違い対応が難しい」ということです。

なぜなら、保育士は個性も保育観も人それぞれで、そのため保育のやり方もずいぶんと違ってくるからです。

もちろん、フリーとしてどう入ればいいのか、何をすればいいのかは、担任とコミュニケーションを取って進めていけばいいと思います。

ただ、担任ごとに求めることが違ったりするので、かなり柔軟に対応する力が求められると思います。

たとえば、保育に入るにしても子どもとの遊び方や、声かけの仕方を細かく指示されることがあります。

また、子どもに接することより、雑用だけを求めらる場合もあります。

あるいは、入ったクラスの担任が新人保育士の場合、過剰に頼られてしまい、どこまで自分が手出ししていいか悩むこともあります。

逆に、超ベテラン保育士のクラスだと、「ウチのクラスには入らなくていいから」なんて言われてしまうこともあります。

担任それぞれの考え方や求めていることを理解して、その都度対応を変えていかなくてはならないところが難しいですね。

雑用が多く担任より下に見られる

5つ目は、「雑用が多く担任より下に見られる」ですね。

フリー保育士には担任業務がない分、雑用として狩り出されることが多くなりがちです。

確かに、担任業務に比べれば短時間で済む仕事や、精神的な負担が少ない仕事の方が多いので、「これもお願い」「あれもやっといてね」みたいな感じでアテにされてしまうのかもしれません。

そうすると、「雑用を主にやっているフリーは担任より楽 = 格下」なんて思う保育士も出てきて、下に見られてしまうんですね。

本当は、雑用だってすべて必要な仕事で、それがなかったら、子どもたちの生活や活動はうまく進んでいかないんですけどね。

ただ、そう思い込んでいる保育士には、フリー保育士の役割の大きさはなかなか理解できないでしょうね。

事務所にいると園長や主任と一緒で窮屈に感じる

5つ目は、「事務所にいると園長や主任と一緒で窮屈に感じる」ということです。

たとえば、入るクラスがないと事務所で事務仕事や作業をすることはよくあることだと思います。

そうすると、いつも園長や主任に監視されているようで、窮屈に感じますよね。

担任を持っていれば、毎日子どもたちと一緒に過ごせるし、自分の思い描いた保育をすることもできます。

なのに、フリー保育士でいるがために、事務所で仕事をしなくてはならず、さらに園長や主任がいつもそばにいるとなると、「何のために保育士になったのか…」なんて思ってしまいます。

フリー保育士に求められる役割とは?

これまで、フリー保育士として働いたときのメリットや悩みについて見てきましたが、それでは、フリー保育士に求められる役割とはどんなものなのでしょうか。

それは、

  • 一歩引いたところから園全体やクラスを見てフォローする
  • 担任とコミュニケーションを取って応援ニーズをつかむ
  • 担任の次に身近な存在として子どもたちを支える
  • 保育+その他の園業務をオールマイティーにこなす

の4つになります。

園全体やクラスの状況を見てフォローする

まず、「園全体やクラスの状況を見てフォローする」という役割です。

たとえば、園全体を見て、「今はどのクラスが手薄なのか」を考えて自分からそのクラスをのぞいてみる、といったことですね。

「今、入りますね」「○○すればいいですか?」などと担任に声をかけて、フォローが必要そうなところに入り、保育のサポートをしましょう。

もし、保育に入る必要がなくても、他にできることがないか積極的に聞いてまわるか、自分で見つけ出すようにします。

あるいは、自分が保育に入り、担任には別の仕事をしてもらうという方法もありますよね。

また、クラスのフォローという意味では、直接保育に入るだけではなく、保育について相談できる相手となることも求められます。

特に、ベテランのフリー保育士の場合は、アドバイザー的な役目が期待されます。

多くの経験を積んでいて、なおかつクラスを客観的に見られる立場だからこそ、意見やアドバイスが求められるんですね。

クラスをよりよくしていくために、担任だけでなくフリー保育士も一緒になって知恵を絞っていけるような関係になれるといいですね。

担任とコミュニケーションをとりながらニーズをつかむ

2つ目として、フリー保育士には、「担任とコミュニケーションを取りながらニーズをつかむ」ことが求められます。

何をしてほしいかは、担任の考え方やニーズによって変わってくるからです。

たとえば、同じクラスでも入る時間帯によってはやることが変わりますし、手伝ってほしいことは前回と違うこともあります。

なので、やるべきことがわかっているルーティーンな動きは別として、それ以外の場面では、その都度担任の意向を聞いた方が無難です。

「忙しい担任にいちいち聞くのも悪い」と思って遠慮しても、結局、「これで本当によかったのかな?」といつまでも気にしているくらいなら聞いた方がいいです。

たとえば、「これ、こうしておきますね」「これや、やっといていいですよね」みたいに一声かけるだけでもいいと思います。

そうすれば、担任も、Yes,No含めてやってほしいことを言いやすいです。

逆に、「迷惑をかけたくない」と言ってコミュニケーションをしないのはダメです。

担任にしてみたら、「フリーが何も聞いてこないで勝手にやるけど、本当は違うんだよね」なんて思って、結局担任がやり直して二度手間になったら、そっちの方がずっと迷惑です。

それと、たまに独特な保育観を持ち、自分の保育をとても大事にしている担任がいますが、その場合も同じです。

そういう人は、「フリー保育士にはクラスに手出ししてほしくない」と思っていることもあるので、特に担任のニーズをしっかりと聞くことが大切です。

フリーとして、担任の望むフォローを的確にするためには、担任とのコミュニケーションが必須なんですね。

担任の次に身近な存在として子どもたちを支える

3つ目は、「担任の次に身近な存在として子どもたちを支える」ということです。

子どもたちにとって、担任は最も頼れる存在ですが、その次に触れ合っているのはフリー保育士ではないでしょうか。

子どもたちから見れば、フリー保育士は、「時々クラスに来る先生」かもしれませんが、その時に楽しく遊んだり気持ちを受け止めたりしてもらえれば、そこから信頼関係が生まれます。

それに、子どもたちには、毎日接している担任だけでなく、時々入ってくれるフリー保育士、または主任や園長など、さまざまな大人の目や手や言葉が必要なんだと思います。

つまり、フリー保育士も担任とはまた違った立ち位置から、子どもたちの育ちを支えているということなんですよね。

保育+その他の園業務をオールマイティーにこなす

4つ目は、「保育+その他の園業務をオールマイティーにこなす」という役割です。

フリー保育士は、担任のように自分のクラスに縛られることがありません。

なので、保育の応援に入りながらも、それ以外の時間は園に関わるその他の業務に当たることも多く、それもしっかりとこなすことを求められます。

保育園には本当にたくさんの仕事があります。

それは、一見雑用に見えてしまうかもしれませんが、それがキチンとさりげなくなされていることで、担任はすごく保育しやすくなったり、子どもたちも安全に過ごせたり、保護者サービスにつながったりもするんですよね。

担任ではやりきれないことをフリー保育士が専門に担当してくれたら、どれだけ助かるでしょう。

つまり、フリー保育士は、保育だけじゃなく事務仕事も雑用も含めた、オールマイティーな仕事ぶりを期待されているんですね。

私が思うに、フリー保育士は、「担任としての力量がない人のポジション」ということではないです。

こうやってみてくると、フリー保育士の仕事をするためには、「客観的で柔軟な思考」「相手に合わせられる臨機応変性」「子どもや保育に関する確かな知識」など、さまざまなものが求められているのがわかります。

もし、新人保育士がフリーに任命されているとしたら、それは、「将来的にはそういった力を備えた人材になってほしい」という期待があるからではないでしょうか。

フリー保育士のやりがいとは?

以上のように、フリー保育士に期待されている役割を見てきましたが、では、当のフリー保育士本人にとってのやりがいとはどんなものなのでしょうか。

それは、「フリー保育士は、園全体を支える縁の下の力持ち」と認めてもらえるということです。

表立っては見えなくても、担任の仕事を支え、子どもたちや保護者を支え、それは園全体を支えていると言ってもいいです。

これは、フリー保育士だからこそ味わえるやりがいです。

だから、担任でないことに引け目を感じることも、「自分の存在意義がわからない」なんて悩む必要はないんです。

そもそも、担任とフリーでは役割が違うので、どっちがイイとか悪いとか、上とか下とかではないです。

フリー保育士の仕事に、「つまらない仕事」なんていうものはなく、すべて必要な仕事であり、すべてが誰かの役に立っている仕事なんです。

フリーとして自分のできることを考え、また相手のことを考えて一生懸命にやっていれば、感謝されるはずですし、やりがいも必ず生まれてくるはずですよ。

どうしてもやりがいが持てないときの解決法

ですが、「どうしてもやりがいが持てない!」という方もいますよね。

たとえば、「本当は担任を持って、思い描いていた保育をしたかった」とか、「雑用ばかりでモチベーションが保てない」という方もいると思います。

それに、いくらあなたが一生懸命努力しても、園全体の空気が、「フリー保育士を下に見て扱う」とか、「仕事ぶりを認めてくれない」という感じだと、どうにもならないですよね。

ということで、そういう場合の解決法は2つです。

それは、

  • 配置換えを求める
  • 他の園に転職する

ですね。

まずは、園の中で配置換えができないかどうか園長に相談してみましょう。

年度途中の配置換えは難しいかもしれませんが、せめて来年度は担任をやりたい、というあなたの気持ちを真摯に伝えてみましょう。

ただ、フリー保育士を下に見るような保育士がいて、園全体にもそんな雰囲気があるとしたら、それ自体がすごく問題だと思います。

だったら、他の園に転職することを考えてもいいと思います。

フリー保育士の役割を理解し尊重している園に転職すれば、フリー保育士として働いてもやりがいを感じられるはずですし、もし担任になった時にも保育しやすい環境だと思いますよ。

まとめ

フリー保育士は、担任するクラスを持たず、各クラスの助っ人として活躍するポジションです。

担任が持てないことに、居場所がなく物足りなさを感じることもありますが、園全体をバックアップする大事な役目を果たしているんですよね。

フリー保育士には、観察力や行動力、コミュニケーション能力などが求められ、それらを駆使してコツコツと仕事を積み上げていけば、信用も実力も積み上がります。

なので、担任業務とは違った能力を伸ばすことができて、これから働いていく上でも、さまざまな場面で役立つこと間違いなしです。

フリー保育士としてのやりがいを追求し、担任保育士と連携し、コミュニケーションを大切にしながら、子どもたちにより良い保育を提供していけるといいですね。

  • 「園長や先輩からの嫌味や陰湿な嫌がらせ! 家に帰ると涙が出てくる…これ以上この園で働くなんてマジで無理!」
  • 「サービス残業、持ち帰り仕事は当たり前、プライベートの時間なんてないも同然!何のために働いてるのかわからない…」
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サイト運営者:はなえみ

保育士歴30年。私立園や公立園、児童発達支援などでの勤務経験あり。

 

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