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院内保育所ってきついの?~保育士が転職するメリットとデメリット

院内保育所ってきついの?~保育士が転職するメリットとデメリット

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あなたは、「院内保育所」って知ってます?

院内保育所は、「少人数の子どもをゆったり保育できる」「大きな行事が少ない」といった特徴があって、保育士の転職先として、大きな注目を浴びているんですよね。

ただ、もし転職するとしたら、

  • 「院内保育所って実際はどんな保育所なの?」
  • 「普通の保育園の保育とどう違うの?」
  • 「夜勤があるって聞いたけど、きつくないのかな?」

なんて疑問も、いろいろとわいてきますよね。

というわけで、今回は、「院内保育所のこと、もっとよく知りたいな!」と思っているあなたに向けて、

  • 院内保育所の特徴
  • 院内保育所での働き方
  • 院内保育所に転職するときのメリット、デメリット

について具体的に伝えていきますね。

  • 記事の信頼性
  • 私自身、保育士歴30年の現役保育士です
  • 保育士転職サイトのコンサルタントから、院内保育の情報を教えてもらいました

院内保育所への転職に興味があるんだけど、

  • 院内保育所の保育って、普通の園の保育とはどこがどう違うの?
  • 行事が少ないって聞いたけどホント?
  • 夜勤って、やっぱりきついのかな?

なんて、疑問に思っているあなた。

院内保育所の詳しい情報が知りたいと思いませんか?

それなら、無料で使える保育士転職サイトに相談するのがおすすめ。

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目次

  • 1 院内保育所とは?
  • 2 院内保育所の設置、運営の仕方
  • 3 院内保育所の4つの特徴
    • 3.1 少人数の乳児保育をしている
    • 3.2 24時間、365日年中無休で開所している
    • 3.3 預かる子どもの顔ぶれが日によって違う
    • 3.4 「院内保育所」と「病児保育」「病後児保育」は違う
  • 4 保育士が院内保育所に転職する9つのメリット
    • 4.1 大きな行事が少なく子どもとゆったり関われる! 職員関係もアットホーム
    • 4.2 異年齢児の混合保育が経験できる
    • 4.3 書類仕事が少なく、残業や持ち帰り仕事も少ない
    • 4.4 子どもの発熱やケガの時に、医療の対応がしやすい
    • 4.5 非常時に保護者が早く迎えに来られる
    • 4.6 大病院や大手の委託会社であれば給料が良い
    • 4.7 昼間の時間や平日の休みを有効活用できる
    • 4.8 夜勤の勤務内容は、それほど難しくない
    • 4.9 いろいろな雇用形態で働けて、実務経験のある保育士が有利
  • 5 保育士が院内保育所に転職するときの4つのデメリット
    • 5.1 集団保育ができず、やりがいが感じられない
    • 5.2 保育士としてキャリアアップしにくい
    • 5.3 夜勤で生活が不規則になり、体力的にきつい
    • 5.4 職員が少ないことによるマイナス面がある
  • 6 院内保育所の求人を探すときの2つのチェックポイント
    • 6.1 夜勤について
    • 6.2 院内保育所の規模
  • 7 院内保育所の勤務に向いている保育士とは?
  • 8 まとめ

院内保育所とは?

院内保育所とは、「病院が、働くお医者さんや看護師さんの子どもを預かるために、病院内やその近くに設けた保育所」のこと。

院内保育所は、24時間、365日体制で働くお医者さんや看護師さんのために、一般の保育園にはない保育サービスを行っているんです。

病院で働くお医者さんや看護師さんの勤務体系は、シフト制をとり、夜勤がある場合がほとんど。

なので、子育て世代のお医者さんや看護師さんが仕事を続けるためには、シフトや夜勤に合わせて子どもを預けなくちゃならないですよね。

しかし、一般の保育園ではそんな柔軟な保育態勢は取ってないですよね~。(-ω-;)

その点、院内保育所は24時間、365日開所していて、お医者さんや看護師さんの勤務に合わせて子どもを預かっているんです。

病院側からすると、院内保育所があれば、小さい子どもがいても優秀なお医者さんや看護師さんに働き続けてもらいやすくなります。

また、お医者さんや看護師さんにとっても、院内保育所に子どもを預けられるのは、仕事と生活を両立しやすくなって、とても助かるんですよね。

具体的なメリットとしては、

  • 職場である病院内に保育所があるので、送迎時間が短縮できる
  • 中には、勤務日以外の日も預かってくれる院内保育所もある
  • 院内保育所の保育士と保護者である医者や看護師は、同じ病院内の同僚なのでお互いに親しみが持てる

といったことですかね。

このように、院内保育所は、病院側と働くお医者さんと看護師さん、両者にとってメリットが大きいものなんです。

院内保育所の設置、運営の仕方

ここからは、院内保育所の設置運営の仕方について解説していきますね。

ちょっとめんどくさそうな話なんですけど、そこまで難しくはないので、サクッと見ておいてもらえれば、と思います。

院内保育所は、企業が従業員のために設ける「事業所内保育所」の一種なんですね。

そして、「認可外保育所」に含まれることが多いです。

なので、その場合の設置基準は、認可外保育所の内容と同じです。

院内保育所を設置、運営する方法には、病院が直接施設を運営する「直接運営」と、保育業者に委託する「委託運営」があります。

委託運営には、「保育士の採用や教育を行ってくれる」「保育のプロによる確かな事業運営をしてもらえる」というメリットがあります。

なので、「委託運営型」をとっている病院は多いですね。

さらに、院内保育所によっては、園児数を安定的に集めるため、お医者さんや看護師さんの子どもだけでなく、近隣地域の子どもを一緒に預かる場合があるんですよ。

院内保育所の4つの特徴

続いて、院内保育所の特徴4つを詳しく見ていきます。

ここは、一般の保育園と結構違うところなので、ちょっとしっかりと見ていきましょうねー。

  • 少人数の乳児保育をしている
  • 24時間、365日年中無休で開所している
  • 預かる子どもの顔ぶれが日によって違う
  • 「院内保育所」と「病児保育」「病後児保育」は違う

少人数の乳児保育をしている

まず、院内保育所は、少人数の乳児保育をしていることが比較的多いです。

ただし、対象となる子どもの年齢は施設によって違っていて、0歳児~5歳児までの子どもだけでなく、小学校低学年の子どもを受け入れている場合もあるんです。

一般の保育園では小学生は保育しないので、ココは大きな違いですよね。

もちろん、小学生は学校があるので、毎日昼間保育するわけじゃないです。

たとえば、ママが夜勤の日だけ夜間預けるとか、夏休みのような長期の休みの間だけ預けるとか、っていうイメージですね。

で、規模としては定員5~6名程度のとても小さい施設から、一般の保育園に近い数十名という施設もあります。

でも、実際に院内保育所の求人を見ていると、0歳児~2歳児までの少人数(約5名~19名くらい)の乳児を預かる施設が多いですかね。

中には、歴史が長く規模の大きい院内保育所もあって、その場合、少人数の院内保育所とはまた様子が違ってくるので、施設ごとに特徴を確認した方がいいですね。

24時間、365日年中無休で開所している

院内保育所は、24時間、365日無休で開所している場合が多いです。

病院で働くお医者さんや看護師さんの子どもを預かる施設ですからね。

病院の営業時間や、医師や看護師の夜勤、休日出勤などに合わせて開所しているんです。

もちろん、日曜や祭日が休診の病院であれば、それらの日は院内保育所もお休みです。

しかし、入院設備のある病院であれば、医師や看護師は24時間365日、シフトによって勤務していることがほとんど。

なので、その場合は院内保育所も1年中オープンしているんですね。

預かる子どもの顔ぶれが日によって違う

院内保育所では、保護者であるお医者さんや看護師さんの勤務シフトにより、子どもの登所、降所の時間が違います。

また、毎日同じ子どもが来るわけではなく、その日によって預かる子どもの顔ぶれが変わるんです。

たとえば、幼児組さんの子で、月~金曜日は一般の認可保育園に通っていて、保護者に土日や夜間の勤務があるときだけ、院内保育所で預かる場合があります。

また、さっきもちょこっと触れましたけど、「小学生の子どもが夏休みの時」「保護者が夜勤で小学生の面倒を見られない時」などに、小学生(低学年)の子を預かることがあるんですね。

「院内保育所」と「病児保育」「病後児保育」は違う

「病院」というキーワードが共通するため、「院内保育所」のことを、「病児保育」や「病後児保育」と同じなのかな?、なんて思っちゃいがちです。

しかし、これらは別のものなんですよ。

病児保育や病後児保育とは、「保護者が勤務などの都合により、病気の子どもの保育ができない場合に、病院や保育所の専用スペースで、看護師や保育士が替わって保育すること」であり、両者のベースは同じです。

ですが、保育する子どもの病状に違いがあって、それは、

  • 病児保育 → 「病気の状態だけど、症状の急変がない」という子どもを保育する
  • 病後児保育 → 「病気は回復期に来ているが、まだ集団保育には適さない症状」にある子どもを保育する

ということなんですね。

一方、院内保育所は、病院内に設置されていても病気の子どもを預かる施設じゃあないんです。

あくまでも、病院内で働く医師や看護師の子どもで、健康な子どもを預かる施設。

つまり、そこは一般の保育園と同じなんですね。

保育士が院内保育所に転職する9つのメリット

院内保育所には、一般の保育園とは違うところや同じところもあって、何となく様子がわかってきたんじゃないかと思います。

ここからは、「保育士が院内保育所に転職するときのメリット」について解説しますね。

それは以下の9つですね。

  • 大きな行事が少なく子どもとゆったり関われる! 職員関係もアットホーム
  • 異年齢児の混合保育が経験できる
  • 書類仕事が少ないため、残業や持ち帰り仕事が少ない
  • 子どもが発熱やケガをした時に、医療の速やかな対応ができる
  • 非常時に保護者が早く迎えに来られる
  • 大病院や大手の委託会社であれば給料が良い
  • 昼間の時間や平日の休みを有効活用できる
  • 夜勤の勤務内容は、それほど難しくない
  • いろいろな雇用形態で働けて、実務経験のある保育士が有利

結構たくさんある感じしますよね。

それでは具体的に見ていきましょー。

大きな行事が少なく子どもとゆったり関われる! 職員関係もアットホーム

まず、一つ目は、保護者参加の大きな行事がなく、毎日ゆとりを持って保育できるところ。

少人数の乳児(0~2歳児)保育の場合が多いので、そんなに行事をする必要もないんですよね。

その代わり、保育士は、季節ごとの小さな行事を子どもが楽しめるように工夫したり、子ども一人ひとりにゆったりと関わったりしながら、成長を促すことができるんです。

また、小規模な院内保育所では保育士数が少ないので人間関係が複雑にならずにすみます。

お互いに親しむのに時間がかからず、子どもも保育士も、アットホームな環境で過ごすことができるんです。

異年齢児の混合保育が経験できる

二つ目は、異年齢児の混合保育が経験できること。

小規模な院内保育所だと、年齢別にクラスを分けるほど子どもがいないですからね。

通常の保育園では、年齢ごとにクラスを分けてクラス別保育をするところがほとんどで、異年齢児の混合保育をする園って少ないですよね。

なので、異年齢児保育を経験したい保育士の方には、院内保育所はとてもいいですよね。

書類仕事が少なく、残業や持ち帰り仕事も少ない

三つ目は、施設にもよるんですが、小規模の院内保育所では、毎月の指導計画や週案などの書類をそれほどきっちり作らなくてもいい場合があるってこと。

さらに、運動会などの大きな行事が少ないので、そのために残業したり、家に仕事を持ち帰ったりすることも少ないですね。

何より、私としては、大きな行事に取り組む時に感じるプレッシャーや焦りがないっていうのもすごくいいな、と思います。

書類仕事や製作物に追われることなく、心身ともに余裕を持って働けたら、それって理想的な勤務環境ですよね。

子どもの発熱やケガの時に、医療の対応がしやすい

四つ目は、もし保育中に子どもの発熱やケガがあっても、医師や看護師が速やかに対応してくれること。

院内保育所は、病院内かすぐ近くにあるわけですから、それは大きな強みですよね。

一般の保育園であれば、具合の悪い子どもがいたら、事務所で主任などが様子を見ていたり、症状が悪化してきたら近くの病院に連れて行ったりしていますよね。

でもこういったときの状況判断って、看護師でも医者でもない保育士には、なかなか難しいんですよ。

それに、院内保育所のように病院と保育園がつながっているわけではないので、いくらスピーディーに対応しようとしても限界がありますよね。

なので、院内保育所のように、いつでも子どもを診てもらえる医療態勢が近くにあるというのは、保育士にとってはとても心強いんです。

非常時に保護者が早く迎えに来られる

五つ目は、「保護者が同じ院内で働いているため、非常時のお迎えが早く連携がとりやすい」ということ。

院内保育所は、保護者であるお医者さんや看護師さんの職場内にあるため、子どもに何かあった時にすぐにお迎えに来てもらいやすいんですよね。

一般の保育園では、「災害時に電車が止まっちゃっうと、保護者がお迎えに来られない」なんてこともあるでしょうけど、そういう心配がないんです。

また、保育士と保護者の間でのコミュニケーションがとりやすい雰囲気があります。

なぜなら、「同じ院内で働く者同士」ということで、お互いの仕事について理解しやすく、信頼関係が作りやすいんです。

大病院や大手の委託会社であれば給料が良い

六つ目は、大病院や大手の委託会社が運営している院内保育所であれば、給料がいい場合がある、ということ。

院内保育所の求人を見てみると、給料が17万円以下の施設もありますが、20万円前後の比較的高い額が提示されている施設もあります。

たとえば、下記の病院の院内保育室は、月給が23万円となっており高い方の水準となっていますよね。↓

夜勤があれば、これに夜勤手当がつきます。

もちろん施設によって額は違いますが、夜勤1回につき5~6千円程度つくこともあります。

それが月に何回あるかで加算額は変わりますが、その分お給料アップが望めますね。

昼間の時間や平日の休みを有効活用できる

七つ目は、平日が休みになることがあり、昼間の時間を有効活用できること。

たとえば、入院施設のある病院の院内保育所では、お医者さんや看護師さんと同様、保育士も早番、遅番のあるシフト制で働くことになります。

下の院内保育所の求人も、「勤務日は月曜日~日曜日まで」「24時間開所」とあり、「夜勤が週に1回はある」と書いてありますね。↓

つまり、土日祝日に関係なく勤務するので、休みも土日祝日に限らず平日になることがあります。

また、夜勤(夕方4:00~翌日朝の9:00まで勤務のパターンが多い)がある場合は、夜勤に入る日の夕方4:00までと、夜勤明けの9:00以降の丸1日は自分の自由な時間になるんです。

さらに、夜勤明けの翌日は丸1日休みになることがほとんどなので、夜勤明けの当日とその翌日を含めると、2日続けて休日になるんですね。

こんな感じで、休みの取り方が一般の保育園とはちょっと違ってくるんですが、休みのサイクルにこだわらなかったり、平日に休みがほしかったりするならピッタリですよね。

夜勤の勤務内容は、それほど難しくない

八つ目は、「院内保育所の夜勤は、それほど難しい知識や技術は必要ないから大丈夫」ってこと。

もちろん、きちんと子どもたちを見守るなど責任を持って保育することは必要ですよ。

でも、日中のような集団活動はなく、一人ひとりがゆったりと過ごすことに重点を置けばよいので、難しくはないんですよね。

ちなみに夜勤は、「1時間の休憩と2時間の仮眠を含めた、16~18時間程度」という設定が多いです。

そして主な勤務内容は、「夕食の提供と介助」「自由遊びの見守り」「寝かしつけ」「寝ている子どもを見守る」「起床させ、朝食の提供と介助をする」などです。

日中よりは、夜間の方が預かる子どもの数が少ないので、集団保育というよりは家庭的な雰囲気の中で過ごすことになりますね。

具体的には、「就寝の支度を促し、静かに遊んで過ごす」「安心して眠れるように付き添う」などのことをします。

さらに子どもの就寝中は、書類仕事や雑用などをしながら、定期的に子どもの様子をチェックします。

夜泣きをする子や目覚めてしまう子がいればその都度面倒を見ますが、ぐっすりと一晩中眠っていれば、特に手はかからないんです。

このように、夜勤は特に難しい保育スキルは必要ないので、ほとんどの保育士が普通に対応できるはずですよ。

いろいろな雇用形態で働けて、実務経験のある保育士が有利

九つ目は、「いろいろな雇用形態があるので、自分の生活スタイルに合ったものを選びやすい」ということ。

たとえば、院内保育所の雇用形態は、正社員だけでなく、パート、派遣などさまざまなので、好きな働き方がしやすいんです。

そして、「保育士有資格者」で「経験者歓迎」としている施設が多いので、少しでも実務経験がある保育士は有利なんです。

小規模な院内保育所では保育士数が少ないので、できるだけ経験者に来てもらった方が即戦力で働いてもらえるのでありがたいんですよね。

なので、新卒者よりは、転職組やブランク保育士に有利かもしれません。

もちろん、施設によっては、「経験不問」と提示している場合もあるので、あきらめずに求人を探すことも大切ですよ。

保育士が院内保育所に転職するときの4つのデメリット

このように、たくさんのメリットがある院内保育所ですが、一方ではデメリットかな?となることもあるんです。

それは以下の4つになります。

  • 集団保育ができず、やりがいが感じられない
  • 保育士としてキャリアアップしにくい
  • 夜勤で生活が不規則になり、体力的にきつい
  • 職員が少人数からくるマイナス面がある

デメリットについても、よくわかっておいた方が選択ミスを防げるので、見ておいてくださいね。

集団保育ができず、やりがいが感じられない

一つ目は、院内保育所では、集団保育をする機会が少なく、やりがいが感じられない場合があるってこと。

なぜなら、一般の保育園ほど園児が多くないので、年齢別のクラス保育ができないから。

たとえば、院内保育所に通ってくる子どもの年齢、登所日、保育時間ってさまざまなんですよ。

0歳児から時には小学校低学年の子までと預かる対象は幅広いですし、保護者によっては、「昼間の保育は一般の保育園を使って、夜勤のときだけ院内保育所を使う」といった人もいますしね。

日々、色々な子どもがいろいろな形で利用するので、年齢別に分かれたクラスの集団保育っていう感じとは違ってくるんですよ。

どちらかというと、その日の子どものメンバーによって臨機応変に保育をするという感じですかね。

毎日院内保育所に来る子や、そうでない子も入り混じっているので、そうすると、保育士にとっては子どもの様子を把握しにくかったり、信頼関係が作りにくかったりするかも。

また、そんな感じの院内保育所だからこそ、行事が少なくて子どもの生活の世話や遊びの見守りが主な仕事になるんですよね。

それが、単調だなって感じる人もいるかもしれないです。

また、院内保育所によっては、「保育室が狭い」「使い勝手が悪い」「園庭がない」など施設的に不十分なこともあります。

そうすると、保育士としてはちょっと気を遣いながら保育することになって、保育がしにくいと感じるかもしれませんね。

保育士としてキャリアアップしにくい

二つ目は、小規模の院内保育所の場合は、保育士としてのキャリアアップしにくい場合があるってこと。

なぜなら、年齢別のクラスでの集団指導する場面がないからです。

たとえば、「3~5歳児のクラス担任として保育をする」っていうのは、保育士のキャリアアップにとって大切な経験です。

でも、小規模の院内保育所ではそのような経験は積めませんよね。

さらに、保護者参加の運動会や発表会などの大きな行事がないので、その運営業務も経験できません。

「即戦力となる、幼児組の担任経験がある保育士がほしい」と思っている園があったとすると、院内保育所でのキャリアでは物足りなく思われてしまうんですね。

もちろん、保育実務未経験よりは、「院内保育所での保育経験がある」ということは強みですよ。

それに、園によっては「経験不問」で求人を出しているところも多いですから、悲観することはないです。

ただ、もしあなたが、今後認可保育園へ転職したいと思ったとき、院内保育所の経験がキャリアとして認められにくい場合があるので注意が必要です。

夜勤で生活が不規則になり、体力的にきつい

三つ目は、「夜勤があるので生活が不規則になり、体力的にキツイ」ということ。

院内保育所で働く時には、夜勤があることがほとんどですからね。

そのため、生活が不規則になり、人によっては体力的にもきついと感じる場合があるんですよね。

たとえば、多くの院内保育所は、24時間体制で職員のシフトを組むので、早番や遅番があり、さらにほとんどの場合、夜勤があります。

夜勤の回数は、月に1回~5、6回など施設によってまちまちです。

そして、夜勤の勤務時間は16~18時間で、その中に休憩1時間と仮眠2時間を含んでいることが多いですね。

院内保育所によっては、夜勤の職員が交代で仮眠をとれる施設と、一晩中一人で子どもを見守りながら休憩もする施設があります。

仕事内容は、「寝ている子どもの見守り」なので、そう難しくはないんですけど、その分時間が長ーく感じます。

また、夜泣きの子の対応があるとちょっと大変かもしれませんね。

そもそも、人間が睡眠をとるべき時間に起きていて働くんですから、慣れるまでにはそこそこ時間がかかると思います。

しんどいのは当然だし、変則的な生活リズムにどうしても慣れなくて、「体力的にキツイな…」と感じるかもしれませんね。

職員が少ないことによるマイナス面がある

四つ目は、小規模の院内保育所の場合、職員も少人数になりますが、そこからくるマイナス面もあるんです。

たとえば、少ない職員で早番、遅番、夜勤を回しているので、急に休みを取りたい場合に休みにくいです。

また、保育以外の雑用を分担する時、一人当たりの仕事量が多くなるってこともありますよね。

そして、職員の人数が少ない中で人間関係がこじれてしまった場合は困ります。

その気まずい空気の中でいつも一緒に仕事をしなくちゃならないので、そうなるとキビシイかもしれないですね。

院内保育所の求人を探すときの2つのチェックポイント

それでは、院内保育所の求人を探すとき、「これは見ておきたい!」という大事な2つのチェックポイントについて解説しますね。

それは、

  • 夜勤
  • 院内保育所の規模

になります。

では具体的に見ていきましょう。

夜勤について

まず、一つ目のチェックポイントは何と言っても、「夜勤」ですね。

一般的な保育園に夜勤はないですし、どんなに夜遅くまで残業しても、それは保育ではなく、書類仕事だったり行事の小道具を作ったりなどモノ相手の仕事です。

でも、夜勤は子どもがいて、世話をしながら一晩中子どもたちの安全を守らなくちゃならないんです。

本来、夜というのは、あなた自身も睡眠をとって体を休める時間帯のはずなんですが、夜勤をするということは、一晩中起きていて働かなくちゃならないんですよね。

それが、体力的にできるかどうか、ですね。

さらに、夜勤の間は日中に比べて、保育士の数は少なくなります。

災害などの緊急時の対処は、夜勤の職員の責任で判断しなければならず、それも少々気が重いですね。

ほとんどの院内保育所には夜勤がありますけど、その回数や内容は施設によって違うんです。

なので、

  • 「夜勤は月に何回あるのか」
  • 「勤務時間は何時から何時までか」
  • 「休憩や仮眠の取り方について」
  • 「夜勤の職員は何名か」
  • 「夜勤手当はいくらか」

などは、とーっても重要なので必ず聞いておきましょう。

もし、夜勤を避けたい場合は、「夜勤なし」の求人を探せばいいと思います。

数は少ないですが、夜勤のない院内保育所の求人はありますよ。

具体的には、施設の開所時間をチェックし、早番や遅番のシフトがどうなっているのかを確認します。

たとえば、こちらの院内保育所の求人は、夜勤がありません。もともと園の開所時間が、「7:30~19:30」となっていることから、夜勤がないことがわかりますよね。↓

そういったところに注目して、求人をチェックしていきましょうね。

院内保育所の規模

二つ目のチェックポイントは、院内保育所の規模です。

院内保育所の中には、定員が60名程度の規模の大きい所があり、その場合は、一般の保育園のように年齢別のクラスを作り、運動会などの大きな行事を行います。

さらに24時間、夜勤も含めた年中無休のシフトで勤務することになります。

そうなると、「一人一人にゆったりと関われる」「異年齢保育ができる」「行事が少ない」などの院内保育所ならではのメリットがあまり感じられない場合があるんです。

つまり、院内保育所は、施設の規模によって保育や勤務内容が大きく違ってくるんです。

なので、施設ごとの特徴や条件をよく確かめることが大切ですね。

ただ、院内保育所の求人数はあまり多くない上に、条件の良い求人は保育士転職サイトで非公開に扱われていることが多いんです。

なので、個人で探してもなかなか良い求人が見つからず、転職活動が行き詰まりがち。

なので、

  • 「できるだけ多くの院内保育所の求人の中から、自分に合う施設を見つけたい」
  • 「その施設の生の情報を知りたい」

ということなら、保育士転職サイトを利用してみるのがいいと思います。

転職のプロによる確かな情報がもらえるので、効率的に転職活動が進められるはずですよ。

院内保育所の勤務に向いている保育士とは?

これまで見てきたように、院内保育所には一般の保育園とは違った特徴があるんですよね。

その特徴からくるデメリットを、それほど大きく感じないのであれば、あなたは院内保育所の勤務に向いているかも。

たとえば、

  • 「夜勤があっても、体力には自信があるので大丈夫!」
  • 「土日よりも、平日に休んで自分の時間にしたい!」

のであれば、向いていますね。

ちなみに、院内保育所の求人には、「経験者歓迎」「保育士資格のある方」とあることが多いです。

なので、新卒の方よりも保育経験者向け、そして無資格の方よりは保育士資格を持つ方が有利になりますよ。

まとめ

以上、「院内保育所の特徴」と「保育士が院内保育所に転職するときのメリット、デメリット」について解説してきましたが、いかがでしたか?

院内保育所の勤務は、一般の保育園に比べるとそれほど難しくはないので安心してくださいね。

少人数の保育であったり、行事がなかったり、保育士にとって負担が少なくメリットは多いんですよね。

ただ、転職を考えるときに、まず押さえておくべき注意点は、「夜勤ができるかどうか」です。

ほとんどの院内保育所には夜勤があるので、その生活パターンが自分に合うか、体力的に大丈夫かを考えておきましょう。

それさえクリアできれば、院内保育所は夜勤手当がもらえる分給料がよく、平日に休めるのはとても魅力的。

もし、「自分に合う院内保育所を見つけたい!」というのであれば、保育士転職サイトから細かな情報をもらった、実際に見学に行ったりしながら、検討してみてはどうでしょうか。

院内保育所を転職先の候補に入れられれば、選択肢の幅が大きく広がりますね。

  • 「園長や先輩からの嫌味や陰湿な嫌がらせ! 家に帰ると涙が出てくる…これ以上この園で働くなんてマジで無理!」
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保育士の転職先

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保育士の働き方

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保育士歴30年。私立園や公立園、児童発達支援などでの勤務経験あり。

 

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