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こんにちは! 現役保育士はなえみです(転職でホワイト園に巡り会えました!→ プロフィールはこちら)。
あなたの園にも、こわーい先輩保育士っていますよね。
- 「毎日のように怒られて、責められて…今日も何か言われちゃうよ」
- 「威圧感がハンパない! いつも怖くてビクビクしてる…」
- 「あの先輩と顔を合わせると思うと、園に行くのが気が重い…」
なんていう状況じゃ、胃が痛む思いですよね。
私も実は、こわーい先輩保育士のご機嫌を損ねたことがあるんですよ。
この記事では、怖い先輩保育士に悩んでいる保育士の方に向けて、「怖い先輩保育士の3つのタイプ別対処法」をお伝えします。
この記事を読むことで、怖い先輩保育士との困った状態を乗り切ってもらえたらと思います。
- 怖い先輩から何でもかんでも仕事を押し付けられる…
- 仕事をろくに教えてもらえず、「見て覚えなさいよ!」と怒られる
- 今日も何か言われるんじゃないかと思うと、出勤したくない…
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目次
「怖い先輩保育士」には3タイプある
まず、怖い先輩保育士には3タイプあるんですよ。
- 保育に信念を持ち仕事にキビシイ先輩保育士
- 子どもに対して言動がキツイ先輩保育士
- 理不尽に後輩をこき下ろす先輩保育士
って感じですね。
いや~、ホントにそれぞれ強者過ぎて怖いですよ。
では一つずつ見ていきましょう。
保育に信念を持ち仕事にキビシイ先輩保育士
まず、「保育に信念を持ち仕事にキビシイ先輩保育士」って怖いです。
「子どもとは…!」「保育とは…!」といった確固たる保育観があって、信念を持って保育に当たっているんですよね。
なので、冷静に考えれば悪い人ではないですし、むしろ尊敬すべきなのかもしれません。
ただ、人によってはその信念が強すぎちゃう。
たとえば、かなり独特の保育をすることがあるんですよね。
それで、一緒に組んだ保育士がそのやり方に全面的について来られないと、敵視するので要注意。
「こうじゃない」「ああじゃない」と本気のダメ出しがビシバシ飛んできますからね。
物の言い方も強いので、「この前も言ったじゃん」とか、「先生ね、こういうのはね…」と怖い感じで叱られちゃうんですよね
こういう先輩保育士って、自分がデキるからか、「ちゃんとできて当たり前」的なところがありがち。
後輩保育士への要求も高くなっちゃうんですよね。
このタイプへの対処法 ⇒「相手のふところに入る」
このタイプの先輩保育士には、「相手の懐(ふところ)に入る」というのがいいですね。
具体的には、その保育観に共感して(したふりでもいいので)、真摯に学ぼうとする姿勢を見せるわけです。
あなたも、その先輩保育士の保育観に合わせて保育をしたり、時には質問をしたり。
「熱心に学びながら保育に励んでいますっ!」的な姿勢を見せるんですね。
そうすれば、「この後輩は、私の保育観を理解している」「私と同じような熱心な保育士だ」と思い、気をよくします。
ただそれが、「ゴマをすっている」と思われてしまうと逆効果なので、そこは気をつけて。
また一度でも、「この後輩はダメだ!」と強く思い込んだあと、その印象がよい方に変わるって難しいです。
そうなると、関係改善はほぼ見込めないでしょうね。
なぜなら、私もこのタイプの怖い先輩保育士を怒らせてしまって、関係が修復できなかったことがあるからです。
【実体験】私が怖い先輩保育士を怒らせてしまった話
では、私が、ある先輩保育士のことを怒らせてしまった話をしますね。
その先輩保育士は、どんな保育士と組んでもうまくいかないと評判の人。
独自のこだわりの保育をする人だったんですよ。
まさしく、「保育に信念を持ち仕事にキビシイ先輩保育士」のパターンの人ですね。
別に悪い人ではないんですが、保育に関してはうるさい人で、園内でも恐れられていたんですね。
私はその人と組んではいなくて、挨拶を交わすぐらいの感じだったんです。
でも、「次の土曜日(私は出勤予定で先輩保育士は休日)にやっておいて欲しい仕事がある」と頼まれたんです。
それで、私が土曜日にその仕事をしようとしたところ、パートさんが来て、「私やりますよ」と言ってくれたんですね。
私は、「あ、そうですか~? すみません。じゃあお願いします」とやってもらっちゃったんですよ。
確か、発表会の衣装(20人分くらい)のアイロンがけの作業だったんですね。
そして、次の月曜日の朝。その怖い先輩保育士が、「せんせー、アイロンありがとね」と言ってくれたんですね。
そこで、私は一言、「あ、いいえー」としか言わなかったんですよ。
ホントだったら、もう一言、
「あ、でも実際にやってくれたのはパートの○○さんなんですよ。やりますって言ってくれて」
とか何とか言えばよかったんですが、(ま、いいか…)と思って言わなかったんですね。
別に自分の手柄にしようとか、そんなことはなんにも思ってなくて。
ただ言わなかっただけなんですけどね…。
そしたら、数日後その先輩保育士がやってきてすごい剣幕で、
「ねえ! 衣装のアイロン、パートさんがやってくれたんだって⁈ 何で言ってくれなかったの? パートさんにお礼も言えないじゃないの!」
と怒られたんですよ。
私は、驚いたのと怖かったのとで、「はあ…すみません…」となんだかメリハリなく謝るしかできなかったんですね。
結局、その先輩保育士は私のことを、「パートさんに仕事をさせておいて、それを自分の手柄にした最低なヤツ」と思ったんでしょう。
それ以来私に対しては無視ですね。
私と他の保育士がいたとしたら、そっちの保育士には話しかけるけど、私の方は見もしないです。
まあ、確かにそう受け止められても仕方ないっちゃ、仕方ないです。
私も、言葉や配慮が足りなかったし…そこは反省です。
で、その先輩保育士はその年に退職だったんですけどね。
最後の勤務の日、その先輩保育士は他の保育士に一人ずつ退職の挨拶してまわっていました。
なので、「私も最後にちゃんと挨拶しよう!」と思って構えていたんですが、結局私には一言もなく無視でした。
…といった感じで、いや~、苦い思い出です。
「みんなが○○先生を恐れてるってコレなんだ…」なんて思ったりもしましたが。
まあ、そもそも私に落ち度があったことなんですけど。
結局のところ、この先輩保育士はホントに真面目だし、それに曲がったことが嫌いなんだと思います。
それで私のことが許せなかったんだろう、と今では思います。
だから、まあ気持ちはわかるんですが、でもねー、無視はね…いけないですよね。
それだけの大先輩なら、無視なんてしないで、ガツンと叱った後には「次からは気をつけてね!」とサバサバとしててほしかったですね。
まあ、も~っと怖い先輩保育士におびえている保育士の方からすれば、そんなにたいしたことない話だと思います。
ですが、ここまで覚えてるってことは、自分の心の中に引っかかっているトゲのような出来事だったんだなって思います。
子どもに対して言動がキツイ先輩保育士
続いて、「子どもに対して言動がキツイ先輩保育士」も怖いですよね。
保育中に、「エッ! 子どもに対してそんなこと言う? そんなことする…?」といった場面を目の当たりにすることないですか?
たとえば、子どもに向かって、
- 「ね、しつこいんだけど」
- 「何回言ったらわかるの?」
- 「そこどいて!迷惑!」
- 「なんでそうなるかな~(怒)」
などと声を荒げて言う。
まるで、大人と話しているかのような、ぞんざいな口調で、聞いてる方が怖くてドキドキします。
そして、私が実際に聞いてこれにはホントに驚いた。
砂場でお漏らしをしてしまった子に、「ねえ~、猫じゃないんだからさ~」と言った先輩保育士がいたんですよ!
ちょっと、これは、子どもの立場や気持ちを尊重すべき保育士の言う言葉じゃないですよね。
また、「ここで待っててってば!」といいながら子どもの腕を引っ張る、イライラして頭を小突く。
「モタモタしてたら置いてくよ!」といって先に行こうとするなど、行動も乱暴です。
こういう先輩保育士の子どもへのキツイ言動って、見ているこっちの心も痛みますよね。
怖いだけじゃなく、「かばってあげたいけど、できない…」と罪悪感にもとらわれてしまいます。
この先輩保育士への対処法は「上司に相談する」
こういった子どもにキツイ先輩保育士への対処法は、「主任や園長などの上司に相談する」のが一番いいです。
もちろん、園長や主任が話のわかる人であることが大前提なんですが、そうであれば、すぐにでも相談しましょう。
ちゃんとした園長や主任だったら、話の出どころがあなただとわからないようにして、何かしらの手を打ってくれるはずです。
ただ、ちゃんと注意してくれたとして、素直に聞いて直してくれればいいんですがね。
それだけの行動をする人ですから、そう簡単に言動を直すかどうかは疑問です。
なので、せめてあなただけは、子どもの気持ちに寄り添い丁寧に関わる姿勢を持ち続けましょう。
きつく言われた子をさりげなく(あからさまにやるとあなたも攻撃されてしまいます)、フォローしてあげてくださいね。
理不尽に後輩をこき下ろす先輩保育士
最後は、「理不尽に後輩をこき下ろす先輩保育士」です。
これは、ホントに怖いです。
いつも理不尽にダメ出し、叱責、嫌みなんかをガミガミ、ネチネチ、クドクドと言われていたら、園に行くのが怖くなって当然です。
たとえば、「少しは自分で考えて動いたら?」と言われたから考えてやったのに、「ちょっと、勝手にやらないでくれる?」と逆のことを言われる。
これ、ホントに意味わかんないですよね。
他にも、
- 「何回言われたら覚えるのかな~⁈」
- 「ホントに気がきかないね」
- 「もっと早くしないと仕事終わらないんだけど!」
- 「失敗したの?またー?」
などなど、人をこき下ろすことにかけては天下一品です。
こんなの毎日聞かされていたら、やる気も自信も何もかもなくしてしまいます。
「また、何か言われるかも」「失敗したらどうしよう」なんて、毎日オドオド、ビクビクして働くことになってしまいます。
この先輩保育士への対処法は「相手にしない」
こういった、理不尽に後輩をこき下ろす先輩保育士は、人として終わってるのでもう相手にしないことです。
つまり、「聞き流す」「受け流す」「やり過ごす」ということです。
後輩保育士にそんなひどいことを平気でできるなんて、よっぽど性格がおかしいわけです。
そんなおかしな人のことで悩むのはもったいないです。
なので、「人として終わってる = 昆虫かなんか」だと思いましょう。
私は、そういう理解不能な人と出会ったときには、そう思うことにしてます。
相手は昆虫なので、わかんないんですよ、やっていいことと悪いことが。
人間として当たり前の優しさや思いやりの気持ちとか、相手の立場に立って考える力がないんですよ。
だって、昆虫だから。
そう思いましょう。
だって、相手が変わることはありません。
そうやって自分で自分の心持ちを変えるしかないんです。
そしてあなたは、あなたの仕事を誠意をもって懸命にやればいいんです。
もし、園内にまともな人がいたら、その人がきっとあなたの頑張りを見て気づいてくれるはずです。
みんな、「後輩を育てる立場」という自覚がない
こうやって「怖い先輩保育士3パターン」を見てきて思うのが、みんな、「自分は後輩を育てる立場だ」という自覚がないって思うんです。
本当に情けない、困った先輩たちです。
本気で後輩保育士を育てようと思っていたら、「怖がらせることは意味がない」ってわかると思うんですよ。
後輩保育士をビクつかせて、それで成長していくなんて思う方がおかしいです。
たとえ、保育に信念があったとしても、そんな接し方では後輩保育士はついていかないです。
だって、後輩保育士が力不足なのは当たり前で、覚えが遅かったり、動きが悪かったりするものですよ。
そんな姿に、先輩保育士がイライラするのもわかります。
でも、その感情を相手にぶつけるのは、「先輩として恥ずかしくないですか?」って私は思います。
そう思うからこそ、「私自身もそんなことはしない」と心に誓っています。
というか、もともと性格的にそんなことできないんですけどね。
とにかく、どんな時でも冷静に穏やかに、わかりやすく、根気よく伝えて指導する。
それこそが、先輩保育士の役目だと思うんですよね。
せめて、「次は同じクラスにしないで」と園長に訴える
それでは、このような怖い先輩保育士に対しては、じっと我慢して耐えるしかないんでしょうか。
その解決策、とまではいかないにしても、私が一つ提案したいことがあります。
それは、「“もう来年度は○○さんと同じクラスにしないでほしい” と園長に訴える」ということです。
たとえば、「わたし、○○先生の子どもへの対応が怖くて毎日見ていられません」「とてもじゃないけど、来年度は一緒に組めません」と真剣に伝えましょう。
あるいは、「○○先生からいつもこんなことを言われていて、精神的にもすごく参っています。なので、来年度は絶対同じクラスにはしないでください」といった感じです。
もし、園長が先輩保育士に対してきちっと話をしてくれて言動が直ればいいですが、それも結構難しいですよね。
だったら、「せめてもう同じクラスにはしないでほしい」と繰り返し念を押しておきましょう。
受け入れてくれるかどうかはイチかバチかですが、言わないよりはずっといいです。
こういうのは言ったもん勝ちで、黙っていたらまた来年度も一緒に組まされてしまいますよ。
この方法は、私はやったことはないんですが、私の同僚はしていましたね。
来年度のクラス決めに向けて園長とのヒアリングがあるんですが、その時に、「○○先生と一緒に組むのはどうしても難しいです!」といったことを訴えてたみたいです。
園長も、そこを無視して無理やり組ませると後々問題が大きくなると判断したのか、一緒にならないように配慮していましたね。
まあ、それも園長の人柄とか考え方次第なので、通るかどうかは何とも言えませんが…。
なので、今すぐには怖い先輩保育士からは離れられないですが、「あと〇か月…!」と年度末まで指折り数えながら、どうにか耐えていくやり方ですね。
精神的に追い込まれているなら辞めていいレベル
もし、あなたが先輩保育士が怖くて精神的にかなり追い込まれているのなら、無理しないで辞めていいレベルです。
たとえば、
- 「無視されている」
- 「イラだちをあからさまに示してくる」
- 「”保育士に向いてないよ” と言われれる」
- 「聞こえるように悪口を言う」
- 「やってない失敗を押し付けられる」
などのひどい仕打ちをされている場合ですね。
ここまでくると、ほぼいじめであり、人格否定です。
こんなことされたら誰だって怖いし、つらいし、悲しいし、苦しい。
もう何のために職場に行っているのかさえ、わからなくなりますよね。
さらに、「愚痴を言い合えたり、助けてくれたりする同僚もいない」「園長も主任も力になってくれない」という職場なら、もうそこにいる価値はないです。
保育園は他にもたくさんあるんですから!
そんな園はサッサと辞めて、もっといい職場を探してそこで働きましょう。
もし、心の病気になったらそれこそ、あなたの人生が危ういです。
そうならないうちに、早めの決断をしてくださいね。
もし、「年度途中なのに辞めてもいいの?」と悩んでいるなら、保育士の年度途中の退職はアリ!その理由と転職する時の注意点とは?の記事を見て参考にしてみてくださいね。
まとめ
「先輩保育士との関係がうまくいかない」って悩みを抱えたまま働くの、しんどいですよね。
ぜひ、この記事での対処法を参考にして、切り抜けてほしいんですが、ことはそう単純じゃない場合も多いです。
辛い気持ちを我慢しすぎると、精神が病んでしまう危険性があります。
もし、「これ以上、こんな怖い先輩のいる園で働けない!」と思うなら、無理せず転職を考えてくださいね。
その時は、保育士転職サイトで相談しながら、人間関係の良い職場を探しましょう。
自分の気持ちに正直になって、より良い方向に向かっていける選択をしてくださいね。