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【幼稚園と保育園】お給料がいいのはどっち?仕事や資格の違いとは?

【幼稚園と保育園】お給料がいいのはどっち?仕事や資格の違いとは?

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保育園で働いていると、「保育園ってホントに大変!」「幼稚園で働いた方がよかったのかな?」なんて、思うことありませんか?

他にも、

  • 「幼稚園ならもう少し、仕事も楽なんじゃないかな?」
  • 「幼稚園と保育園ではどっちの方が給料が高いんだろう?」
  • 「幼稚園って、夏休みもあるし、きっと休みが豊富だよね」

なんて、幼稚園のことがよく思えてきちゃいますよね。

そうなると、今の保育園から転職するなら、「幼稚園への転職もアリかも?」と考えるのではないでしょうか。

今回は、「幼稚園への転職ってどうなんだろう?」と閑雅ている保育士の方に向けて、「幼稚園と保育園の制度や資格、仕事内容の違い」から、気になる「お給料の実態」まで詳しく解説します。

この記事を読めば、幼稚園のことがよくわかるので、あなたが幼稚園に転職したときの働き方のイメージが持てますよ。ぜひ参考にしてみてくださいね。

目次

幼稚園と保育園~制度や資格の違い

始めに、幼稚園と保育園について、それぞれの制度や資格の違いを解説していきます。

幼稚園の制度や特徴、免許について

まずは、幼稚園についてです。

幼稚園は、文部科学省が管轄しており、3歳~小学校入学前の子どもどもたちを、学校教育法に基づいて教育する機関です。

入園に当たって、保護者の就労の有無などは関係なく、幼稚園との合意ができれば、誰でも入園することができるんです。

子どもたちの教育に当たるのは、幼稚園教諭免許を持った教諭です。

幼稚園教諭免許には、幼稚園教諭を養成する教育課程の違いによって、

  • 「一種免許状(大学卒)」
  • 「二種免許状(短大卒)」
  • 「専修免許状(大学院卒)」

の3種類があり、10年ごとに更新する必要があります。

ただ、一種免許状でも二種免許状でも、幼稚園の現場での働き方には違いはありません。

ただし、二種免許状だと園長職にはなれないですし、幼稚園によっては給料で差がついていることもあります。

幼稚園の教育は、文部科学省が定めた、「幼稚園教育要領」に基づいて、各園独自の教育方針も取り入れながら、指導計画を立てて行います。

幼稚園の教育時間は、4時間を標準時間としていますが、実情としては、9:00~14:00くらいの5時間程度預かる園が多いです。

対象年齢は3歳児~就学前までで、学年ごとにクラスを分けて、その年代にふさわしい発達を促すような教育活動を行います。

幼稚園によっては、朝と夕方に預かり保育を実施していたり、通園バスに幼稚園教諭が添乗したりなど、教育時間外にも子どもと接する仕事があり、幼稚園教諭の拘束時間は意外に長いです。

その他の仕事としては、今日の反省会や明日の指導案作成と活動準備、行事に向けての準備と製作、保護者対応、事務作業、清掃など、多岐にわたっています。

また、月に数回2歳児を集めて、「プレ幼稚園」として、親子の遊び場や活動を提供している園もあります。

一方、公立幼稚園だと、幼稚園教諭は地方公務員の職員となるため、私立幼稚園の幼稚園教諭の給料や待遇や働き方とは少し違ってきます。

初任給は安くても、長く務めれば確実に昇給していきますし、福利厚生も充実しています。

なので、ほとんどの幼稚園教諭が、産休や育休を取って仕事をずっと続けているんですね。

公立幼稚園にベテランの先生が多いのはこのためです。

また、通園バスがなかったり、預かり保育もそこまで拡大していなかったりするので、労働時間もそれほど長時間にはなりません。

保育園の制度や特徴、資格について

では、続いて保育園についてです。

保育園は、厚生労働省の管轄で、0~就学前の子どもたちを児童福祉法に基づいて保育する児童福祉施設です。

保育園は、保護者が就労しているなどの理由で、保育に欠けるこどもを預かり保育します。

子どもたちの保育に当たるのは、保育士資格を持った保育士です。

保育士資格は国家資格で、更新などの手続きは必要ありません。

保育園の保育は、厚生労働省の定めた、「保育所保育指針」をもとにして、各園の保育方針も加えながら指導計画を作成して行われます。

保育園の保育時間は施設によってさまざまで、基本的には11時間保育ですが、早朝保育や夜間保育などを行い長時間開園している施設も多くあります。

保育園では0歳児~5歳児まで幅広い年齢層の子どもたちを預かり、年齢別保育や、異年齢合同保育など各園で考えた保育形態をとっています。

基本的生活習慣の自立に向けての取り組みや、各年齢ごとの成長発達を見据えた活動を取り入れて、保育を行っています。

保育園も、公立保育園だと地方公務員の職員となるので、私立保育園の保育士とは、給料や待遇や働き方が違ってきます。

公立幼稚園の幼稚園教諭と同じで、初任給は安くても勤続年数が長くなれば、その分昇給するので給料は上がっていきます。

また、産休や育休は、「取るのが当たり前」ぐらいに定着しているので、ほとんどの保育士が辞めずに働き続けています。

なので、公立保育園もベテランの保育士が多いですね。

幼稚園と保育園の違い

それでは、幼稚園と保育園の違いをさまざまな面で比べて、表にしてみましたのでご覧くださいね。

幼稚園 保育園
管轄 文部科学省 厚生労働省
必要な免許/資格 幼稚園教諭免許状 保育士資格
運営目的 子どもの教育機関 保育に欠ける子どもを預かり保育する
教育/保育課程の基準 幼稚園教育要領 保育所保育指針
免許/資格で働ける施設 幼稚園 保育園、乳児院、児童養護施設、児童発達支援施設など
保護者の就業 保護者の就業は問わない 保護者が就業している
預かる子どもの年齢 満3歳~就学前まで 0歳児~就学前まで
預かり時間 標準時間は4時間だが、園によっては朝や夕方に預かり保育を実施している。 基本は11時間保育だが、園によっては早朝、夜間も保育を行う。
休園日 夏休み、冬休み、春休み 年末年始(日数は園による)
人員配置基準 1学級:35人につき専任教諭1人 0歳児:3人

1、2歳児:6人

3歳児:20人

4、5歳児:30人 につき1人

勤務体制 基本、固定制勤務だが、預かり保育のためにシフト制の園もある。 シフト制勤務
教育/保育内容 英語、楽器、体操、サッカー、スイミングなどを取り入れていることが多い 園による。英語や体操などを取り入れている園もある
行事 多い 園による。多い園もある

このような感じで、幼稚園と保育園には違いがあります。

特に、「幼稚園は教育機関」であり、「保育園は保育に欠けるこどもの保育施設」ということで、目的はハッキリと違いますね。

ですが、「子どもの体と心の健全な育ちを支援する」という意味では、幼稚園教諭も保育士も同じような志を持って働いているのではないでしょうか。

また、幼稚園でも保護者のニーズに応えて「預かり保育」を行っていたり、保育園でも英語や体操などの教育的カリキュラムを行ったりなど、お互いの要素を取り入れている傾向があります。

なので、「幼稚園だから~」「保育園だから~」といった枠組みだけでは、とらえきれない状態になってきているように感じます。

幼稚園の1日の流れと保育園との違い

それでは、幼稚園の1日に流れと保育園との違いについて詳しく見ていきましょう。

ただし、時間帯や行っている教育形態、預かり保育の内容などは、各幼稚園によって異なるので、以下の流れは一例だと思ってみてくださいね。

【朝】登園~自由遊び

幼稚園教諭は、通常勤務であれば、8:00くらいには出勤しますが、通園バスに添乗する当番の教諭は、バスの出発時間に合わせてもっと早く出勤することもあります。

また、園によっては、保護者の希望などによって、保育が必要な子どもを時間延長して預かる「預かり保育」をしており、その場合は、朝7:00ぐらいから子どもを預かることがあります。

バス当番や朝の預かり保育以外の教諭は、全員で朝の点呼を行ってから各保育室に入り、子どもたちの受け入れ準備をします。

そして、9:00くらいになると、徒歩通園の子どもたちが保護者と一緒に登園してきます。

通園バスを利用する子どもは、7:30~10:00くらいの間で、それぞれ決められた時間に最寄りのバス停から乗り込み、長い場合だと1時間くらいバスに乗ってから園に到着します。

この間、バス当番の幼稚園教諭は、バス停で一人ひとりの子どもを保護者から受け取って、連絡事項などがあれば聞き取り、またバスに乗っている子どもたちの様子を見守ります。

また、園で子どもの受け入れをする幼稚園教諭は、登園後の子どもたちのお支度を促したり、連絡帳や家庭からの提出物をチェックしたりしながら、全員が揃うまで、子どもたちの自由遊びを見守ります。

一方、保育園では、早番で登園する子は7:00ごろからやってきます。

8:30には普通番の保育士がそろうので、子どもたちは自分のクラスの部屋に移り、朝の支度をしてから自由遊びをします。

保育士も、順次登園してくる子どもたちを受け入れながら、みんながそろうまで、連絡帳を見たり自由遊びを見守ったりしており、そこは幼稚園と同じですね。

ただ、保育園には送迎バスがないので、バスの添乗といった仕事はないですよね。

【午前中】主活動

子どもたちがそろうと、朝の会をしてから午前中の主活動に入ります。

幼稚園では、音楽、製作、学習、運動、集団活動、などさまざまな分野から教育活動を行います。

それは、ほぼ園内の活動で、園外保育となると、それはまた新たなねらいと計画に基づいて別途行われます。

なので、公園に出かけることはそんなに多くはありません。

一方、保育園は結構頻繁に園外に出かけますよね。

園庭がない保育園は当然なんですが、園庭がある保育園でも、思い切り体を動かして子どもたちを遊ばせるために、しょっちゅう公園に出かけます。

ただ、保育園であっても、講師によるリトミック、体操教室、英語などのカリキュラムを取り入れるなど、幼稚園に似た主活動をしているところも増えてきています。

【お昼】昼食

お昼の時間になると、幼稚園では基本お弁当ですね。

ただ、幼稚園によっては、週に2回ほどは給食を取り寄せているところもあります。

その点、保育園は全員が毎日給食を食べます。

<b子どもたちの食事の面倒を見るのは、幼稚園教諭も保育士も同じですね。

食べるのが遅い子を介助したり、お弁当箱や食器の片付けを促したり手伝ったりします。

【午後】自由遊び、お支度、降園

食事の時間が終わると、幼稚園では、14:00の降園時間まで子どもたちは自由遊びをし、幼稚園教諭は子どもたちを見守ったり、遊びに関わったりします。

また、連絡帳を記入したり手紙を配ったり、帰りの支度をさせて帰りの会をします。

そして、14:00になると、徒歩で降園する子は保護者と一緒に帰り、バスで降園する子は、自分の乗るバスの時間に合わせて順次乗り込みます。

幼稚園教諭は朝と同じように、バス当番の教諭はバスに添乗し、園に残る教諭は、徒歩でお迎えに来た保護者に子どもを引き渡します。

一方、保育園では給食終了後、お昼寝に入ります。

保育士は、子どもたちを寝かしつけてから、日誌や連絡帳記入や打ち合わせなど、お昼寝が終わるまでの間、やるべき仕事をします。

【降園後】預かり保育

降園時間以降は、夕方から夜にかけての預かり保育を実施する園もあります。

延長時間は幼稚園ごとに違いますが、大体16:00までとか、19:00までとか、時間を延長して子どもを預かっています。

預かり保育は、幼稚園教諭が交代で行う園もあれば、預かり保育の子どもを見る専任の職員を雇っている幼稚園もあります。

また、その預かり保育を、英語や体操、サッカーなど、講師による習い事の時間にしている園もあります。

そういった、預かり保育に携わらない幼稚園教諭は、今日の反省会やその他の会議に参加したり、明日の指導案作成や活動準備、行事のための製作や準備、保護者対応、環境整備や清掃など、さまざまな仕事をします。

そして、バス当番を終えた教諭も、同じく仕事に戻ります。

通常勤務であれば、17:00ごろが定時になりますが、この時間で帰れることはほとんどなく、残業していくことが多いです。

一方、保育園では、お昼寝が終わったら子どもたちはおやつを食べ、自由遊びをしながら保護者のお迎えを待ちます。

早い場合は16:00過ぎくらいからお迎えが来始めて、ぽつぽつとみんな順次降園していきます。

17:00以降になると、異年齢児で合同となって遅番保育、さらにもっとお迎えが遅い子どもは延長保育になります。

普通番の保育士は、遅番に子どもたちを引き渡したら1日の勤務は終了なんですが、やっぱり仕事が終わらないため残業することが多いですよね。

延長保育の終了は、保育園にもよりますが、19:00~20:00くらいまでのところが多いですね。

幼稚園教諭と保育士、給料はどっちが高い?

それでは、一番気になっている、「幼稚園教諭と保育士の給料はどっちが高いのか?」を見ていきましょう。

「令和元年度 賃金構造基本統計調査」によると、

幼稚園教諭(20~24歳)の場合、

月収 20万8,500円
ボーナス 48万1,900円
年収 298万3,900円

となっていて、

保育士(20~24歳)の場合は、

月収 21万3,400円
ボーナス 45万1,100円
年収 301万1,900円

となっていました。

こう見ると、保育士の方が月収は5,000円、年収は約3万円高いですが、その差を「高い」と見るか、「そう変わらないな」と見るか、はあなたの価値観によると思います。

幼稚園教諭として働くメリット、デメリットとは?

ここでは、幼稚園教諭として働くときのメリットとデメリットについてお伝えしますね。

幼稚園教諭として働く3つのメリット

まずは、メリットから。

  • 子どもと接する時間が短いので、緊張する時間も短い
  • 通園バスがあると保護者が園に来ることは少ないので、気を遣うことも少ない
  • 夏休み、冬休み、春休みなどの長期休みがある

子どもと接する時がんが短いので緊張する時間も短い

まず、幼稚園は標準の教育時間は4時間なので、「子どもと接する時間が短いので、緊張する時間も短い」です。

保育園なんかは、早朝から夜までずーっと子どもがいるので、保育士は気が休まることがないですもんね。

それを考えると、子どもが早く降園する幼稚園って、「緊張を強いられる時間が短くていいな」と思いますよね。

ただ、園によっては預かり保育もあって、それを幼稚園教諭自身が行うとなると、長時間接することになってしまいますね。

保護者対応で気を遣う場面が少ない

2つ目に、通園バスがあると保護者が園に来ることがあまりありません。

つまり、「保護者対応で気を遣う場面も少ない」ということです。

保育園でもそうですが、保護者と接するのって、いちいち緊張したり気を遣ったりしますよね。

気むずかしい保護者や、くせのある保護者などは、よけいに対応しずらく、顔を会わせると思うと気が重いです。

でも、通園バスで登園してくる子が多い幼稚園なら、あまり保護者との接触がないので、気が楽かもしれませんね。

夏休み、冬休み、春休みなどの長期休みがある

3つ目に、「夏休み、冬休み、春休みなどの長期休みがある」ということです。

これは、保育園にはないものですよね。

あったとしても、年末年始休みが5~6日間あるくらいですもんね。

ただ実際には、夏休みといえども、「夏季保育」や「お泊り保育」「夏祭り」などの行事があったり、普段できない残務整理をしたり、研修に行ったり、当直のために飛び石で数日は出勤したりもします。

つまり、「まるまる40日間お休み!」ということはなくて、多くて20日間くらいですかね。

でも、園によりけりでもっと少ないところもあるんです。

まあ、普段の長時間残業や持ち帰り仕事が多さを考えれば、「20日間くらいまとまって休んでもまだまだ足りない!」といったところでしょうか。

なので、幼稚園には長期休みがあるからといって、それほど休めている感じにはならないんですね。

幼稚園教諭として働くの4つのデメリット

では、続いてデメリットを見てみましょう。

それは、

  • 長時間の残業と持ち帰り仕事が多い
  • 保護者と接する時間が少ないので信頼関係が築きにくい
  • 保護者同士のトラブルが多い
  • 「教育」なので、保護者からのプレッシャーが重い

長時間の残業と持ち帰り仕事が多い

まず、「長時間残業と持ち帰り仕事が多い」ということですね。

「幼稚園は、子どもが早く帰るでしょ?」「夏休みとか長期休みがあるじゃない?」何と思ったら大間違いなんです。

幼稚園教諭の仕事は終わりがないんです。

たとえば、連絡帳の記入や、おたよりなどの書類作成、お誕生日カード作り、壁面製作、行事やその他の会議、ピアノの練習、活動の下準備など山のように仕事があるんです。

私の知り合いの幼稚園教諭も言ってましたが、「持ち帰って仕事をしながら寝てしまって、夜中に起きてまた仕事して、朝になって出勤…」なんてこともよくあるそうです。

それで、体を壊して辞めていく教諭も後を絶たないとか。

これでは、保育士に負けず劣らずな大変さですよね。

保護者と接する時間が少ないので信頼関係を築きにくい

2つ目は、「保護者と接する時間が少ないので信頼関係が築きにくい」ということです。

さきほど、「保護者と顔を合わせなくて済む」とメリットのところで言いましたが、その裏にはこういったデメリットがあるんですね。

確かに、通園バスで来ている子が多いと、子どもの保護者の顔も覚えられませんし、連絡帳くらいでしかコミュニケーションが取れないですよね。

でも、それだけではお互いのことはほとんどわかりませんし、何か困ったことを伝えなきゃいけない時には、よけいに言いにくいですよね。

保護者にしてみれば、「幼稚園の先生から連絡が来るのは、何か問題があるとき」なんていうイメージを持ってしまいます。

その点、保育園はほぼ毎日保護者と顔を合わせるので、何気ない会話ができます。

中には早番や遅番を利用していて、なかなか担任と会えない保護者もいますが、そこまで多くはないですよね。

保護者と話すのって気を遣いますが、やっぱりそういったコミュニケーションの積み重ねで信頼関係はできていきますし、その信頼関係があるから、何かあった時にも話ができるんですよね。

保護者同士のトラブルが多い

3つ目は、「保護者同士のトラブルが多い」ですね。

幼稚園に子どもを通わせている保護者は、働いていない方が多いです。

そうすると、子どもを登園させた後に保護者同士で立ち話をしたり、係活動で保護者が園に集まったりする時間が結構あります。

そこで、保護者同士のトラブルが発生しやすいんですね。

保護者からそんなトラブルを訴えられても、幼稚園としては、うまく間に入って取りなすのも難しいんです。

そこへいくと、保育園の保護者は、仕事があるので、朝は、「預けてパッと仕事に行く」という感じですし、帰りも子どもを追い立ててサッサと帰る保護者は多いです。(まあ、中にはモタモタとしている方もいますが…)

そんな感じで、保護者同士で接する時間が少ないので、トラブルはそんなに起こりにくいです。

「教育」なので、保護者からのプレッシャーが重い

4つ目は、幼稚園は「教育」なので、「保護者からのプレッシャーが重い」ということです。

保護者は、幼稚園で行う「教育」にさまざまな期待を寄せているからです。

たとえば、「ピアニカができるようになってほしい」「いろいろな運動を経験させてほしい」「絵や工作が上手になってほしい」「英語ができるようになってほしい」「運動会や発表会は高度で立派なもの見せてほしい」などです。

こんなふうに、幼稚園に入園させたからには、何かしらの教育の成果を求めていることが多いです。

これは、幼稚園教諭にとってはプレッシャーですよね。

だって、頑張って指導して成果が出ても、「できて当然」ですし、成果が出ないと、「なんでできないの?!」という目で評価されてしまうからです。

それに比べて、保育園ではそこまで保護者の目は厳しくないです。

もちろん、中にはそういう保護者もいますが、ほとんどの保護者は、「毎日子どもたちを安全に保育してほしい」といったことの方が大事だったりします。

なので、運動会や発表会の成果がどうとか、英語のスキルがどうとか言うことは、そんなに気にしていないのでは? と思います。

もちろんそれでも、保育士としては全力を尽くして行事に当たりますし、プレッシャーも感じているんですけどね。

こう見てくると、幼稚園教諭として働く時のメリットは確かにあります。

ですが、それは裏を返せばデメリットにもなるため、どうとらえたらいいのかは難しいですね。

また、保育園と同じくらい膨大な仕事があったり、保育園にはない独特な大変さがあったりもするので、「幼稚園の方が楽」とは一概には言えないかもしれませんね。

幼稚園も保育園も互いの機能が近寄ってきている

以上のように、幼稚園の特徴と保育園の特徴を見てくると、お互いの機能が近寄ってきているように感じる部分があります。
それは、幼稚園では、「預かり保育」が行われるようになり、保育園では、「教育的プログラム」を取り入れているところです。

もちろん幼稚園は、「教育活動の場」であり、保育園は、「生活支援の場」といった住み分けはあります。

ですが、実際に行っている教育や保育は、「子どもたちをより健康に心豊かに育てていきたい」という共通の願いを持って行われています。

そして、より保護者のニーズに応えていきたいという気持ちもあります。

だからこそ、保護者のニーズに寄り添うことで、幼稚園は保育園らしさを取り入れ、保育園は幼稚園らしさを取り入れているんだと思います。

基本的な制度や細かいところで違いはありますが、現場の実情としては、「幼稚園だから~」「保育園だから~」という区分けはしにくくなっているのかもしれません。

幼稚園でも保育園でも、園それぞれが独自性を持ち個性的になってきている最近では、「その園(幼稚園/保育園)がどんな園なのか」「どんな働き方ができるのか」といったことに注目することの方が大事なのかもしれませんね。

まとめ

さて、幼稚園と保育園について、それぞれの実情が伝わったでしょうか?

幼稚園は、「子どもが早く帰るから楽そう」「夏休みがあっていいな」なんて思っていた方も、現実を知って驚いているかもしれんせんね。

大事なのは、「幼稚園だから~」「保育園だから~」という考えではなく、「その園(幼稚園/保育園)がどんな園なのか」「どんな働き方ができるのか」といったことに注目することなんですよね。

各施設の様子や働き方を詳しく知りたい場合は、ホームページをチェックするだけでなく、保育士転職サイトに聞いてみるのがいいと思います。

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