こんにちは!
私は、サイト管理人のはなえみと申します。
保育士資格を持ち、保育士として30年働いてきました。
保育士としては、私立保育園、公立保育園、児童発達支援施設などでの勤務経験があります。
また、一般企業に転職し事務として働いたこともありました。
では、私の詳しい自己紹介をさせていただきますね。
友だちが作れなくて年下の子とよく遊んだ小学生時代
初めに、私がどうして保育士になったのかをお話ししますね。
それは、むかーし昔、私が小学生のころ。
性格的には、どちらかというと内向的で大人しいタイプの私は、同年代の友だちと活発に遊ぶことがありませんでした。
父の仕事の都合で、2回も引っ越しをして転校したからでしょうか、友達作りが苦手だったんですね。
だから、子供時代にいい思い出はあんまりありません(悲)。
もちろん、学校で友達と会話したり授業で班活動したりは普通にしていたつもりでしたけど、放課後に一緒に遊ぶような仲の良い友達ができたことはほとんどなかったですね。
たとえば、「1番仲のいい友達は誰?」と聞かれたときに、私は、「○○ちゃん」と答えたとしても、その子も私の名前を挙げてくれるかというと、「そうじゃないだろうな」と思うんです。
だって、その子は別の友だちといる時間の方がはるかに多いし、楽しそうにしゃべっていたりするから。
というわけで、子ども時代の私は、友だち関係に充実感を抱いたことはありませんでした。
なので、遊ぶとしたら、家の近所の年下の子どもたちと遊ぶことが多かったです。
自分より小さい子は私を慕ってくれ、なついてきてくれるから楽しく遊べるんですよ。
それが私にはとても居心地がよくて安心できたんです。
逆に、同学年の子って対等なので、何でも遠慮なくモノを言いますよね。
時には意地悪もしてきますしね。
だから、学校から帰ると、もっぱら年下の子どもたちと遊んでいたんですよ。
これって、見方によってはコミュ力の残念な子どもって感じですよね(汗)。
そんなことを知ってか知らずか、私の母は、「あなたは、小さい子の面倒を見るのが上手ね」などと、私のことをよくほめてくれました。
そんなことを何度か言われると、「そっか、私、小さい子の面倒を見るのに向いているんだ」なんて、自分でもその気になったりしていました。
たしかに、小さい子たちを遊ぶ時は、学校ごっこみたいなことをよくやっていたんです。
そういうわけで、小学生のころから、「大きくなったら保育士さんになる!」と思っていました。
後先考えず、保育士資格だけを取得する
結局、その夢はずーっと変わることはなく、私は短大の保育科へ進みました。
もう、このころは対人関係の緊張もだいぶなくなってきて、親友と呼べる人もでき、そこそこ楽しい学生生活を送っていました。
ただ、やっぱり性格的には、「控えめで消極的、そして苦しいことからは逃げたい」といった側面はありました。
そのせいで、せっかく幼稚園教諭免許と保育士資格の両方を取れる短大に通っていたにもかかわらず、私は、「幼稚園教諭の免許をとらず保育士資格だけを取る」という逃げに走りました。
なぜなら、幼稚園教諭免許を取るには、保育士免許取るよりも多くピアノの授業を履修する必要があり、その時のピアノ担当の教授が、めちゃくちゃ厳しい人で、本当に怖~い先生だったんですよ。
ピアノ自体は小さいころから習っていたのでそれなりに弾けるんですけど、その怖い先生から指導されるのがプレッシャーだったんです。
そんな私は、「幼稚園の先生よりも保育園の先生の方が、子どもたちと長い時間生活を共にできてやりがいがあるから」なんて、もっともらしい理由をつけて、保育士資格だけ取ることにしたんです。
そうすれば、おっかないピアノの先生の授業を受けなくて済みますからね。
こういった、ちょっと恥ずかしい理由で、私は保育士資格しか持っていません。
今となっては、「本当にバカだな~」と思いますよ。
「今、目の前にある苦難から逃れられればそれでいい」という、浅はかな後先を考えない行動です。
そんな理由で、取れるはずの幼稚園教諭の免許を、あえて取らなかったんですからね。
それこそ今は、幼保一元化が進められていて、こども園などでは、幼稚園教諭免許と保育士資格の両方を持っていないと働けないじゃないですか。
「あーあ、ほらね~」って、今なら思います。
とりあえず今、私自身は保育士資格のみでも働くのに全く問題ありませんが、ひそかに、「やっぱ、幼稚園教諭の免許も取っておけばよかったな…」と悔やんでいます(沈)。
保育士になったらそれはそれでまたタイヘン
そんな私でも、晴れて保育士免許を取得し、まずは、とある私立保育園に勤めました。
やっぱり子どもたちは可愛い! そして一緒に過ごすのは楽しかったですね。
でも、新卒で保育園で働き始めたころを振り返ってみると、本当に大変だったことが思い出されます。
特に、保育士1年目ってなかなかうまくいかないことが多いですよね。
私もそうでした。
自分なりには頑張っているつもりなんですが、実際は先輩方の思うようには動けてなかったんですね。
ある日、私は先輩保育士と主任に呼ばれて、「1日の保育の流れと、そのとき自分がどんな動きをするべきかを紙に書き出す」といった作業をさせられたんです。
「なんでこんなことさせられるんだろう?」としか思っていませんでしたが、今思えば、私は相当使えなかったんだと思います。
「今度の新人は全然動けないから、ちゃんと1日の動きを教えないとダメだね!」となって、そういう作業をさせることになったんだと思います。
でも、その意味は私にはちゃんと伝わっていないうえに、普段から、「先輩たちはどこかよそよそしい」「何かにつけてトゲがある」といった態度だったんですね。
なので、子どもたちのことは可愛いけど、職員同士の人間関係はギスギスしたものを感じていてあまりいい思いはしていませんでした。
さらに、この園は社会福祉法人の園で、園長と副園長はご夫婦だったのですが、私はこの二人が本当に嫌でした。
他の保育士からもかなり嫌われていました。
園長は覇気のないヌボーッとしたタイプで、副園長である気の強い奥さんがバリバリに仕切っているような園でした。
職員会議では、副園長が自分の言いたいことをしゃべりまくり、保育士たちは黙って聞いているしかありません。
さらに、その副園長は自分が気に入らない保育士のことを、職員全員の前で「何やっているの⁈」「そんなんじゃダメでしょ!」などと叱ることもありました。
また、園長の思い付きで?保育に和太鼓を取り入れることになり、私たち保育士は、残業して和太鼓の練習をしなければならないこともありました。
和太鼓なんかでなく、子どもたちのおもちゃとか、いすとかテーブルとか園庭の整備とか、「もっと別のところにお金を使ってほしい!」と思いましたよ。
他にも印象に残っているのが、園長は私の同期だった地方出身の保育士に、自分の子どもの面倒を見させるんですよ。
もちろん、保育時間中ではなく、プライベートな時間にです。
園長は保育園の園舎と同じ建物の上の階に住んでおり、私の同期は地方出身で、園のすぐそばで一人暮らしをしているということで、何かと彼女を駆りだして便利に使っていました。
やはり、私立保育園の園長の言うことは絶対ですからね。
「エーッ、プライベートな時間なのに…」と思っても、決して断れないですよね。
そんなこんなで、私たち保育士は、園長の方針に意見するようなことはできず、言われるとおりに働くしかありませんでした。
初めての転職で一般事務に転向…しかし
同期と飲みに行っては仕事の愚痴を言い合う、そんな時間も過ごしましたが、「このままこの園で働いていていいのだろうか?」という思いがだんだんとふくらんできました。
「今だからこそできる経験があるんじゃないか?」そんな思いが高まって、私は転職することを決めました。
そして、「どうせなら、保育士以外の仕事をやってみたい」と思い、一般事務にしぼって求人を探し、転職活動をしたんです。
ただ、企業での面接はなかなか厳しかったです。
「保育士がなんで一般事務?」といった反応は結構されました。
そして、かなりの数の企業に応募したんですが、なかなか内定をもらえなくて焦りがつのってきました。
「やっぱり保育士だと一般企業は無理なのかな…」とあきらめムードになってきたとき、ようやくある会社で内定がもらえて、働き始めることができたんです。
その企業では、同じ年代の同僚もいたので仲良くなり、仕事も初めは新鮮に感じていたんですが、1年が過ぎるともう退屈になってきました。
やっぱり大人(特におじさんたち)ばかり相手にしていてもあまり楽しくはないんですよね。
それに、毎日同じ書類を運び、電話を受けて取り次いで、お茶を入れて掃除して…といった単純作業ばかりでしたからね。
ビルの窓から外を眺めて、「こんなにいい天気だと、保育園だったらお散歩に行っているよな」なんて思う日が増えてきたんです。
そして、「やっぱり子どもたちと一緒に過ごす保育士の仕事の方がいいな」と思うようになったんですね。
結局その会社も辞めて、再び保育士として働くため、転職活動を始めました。
このような転職を経て、最終的に私は、自分を認めてくれて自分らしく働ける職場に出会えました。
ここでは、同僚や先輩たちと保育の話を前向きに言い合えるし、自分のアイデアを採用してもらえることもあるし、「自分を受け入れてもらっている」っていう感覚があるんですよ。
もちろん、ちょっと大変な子どもがいたり、対応の難しい保護者もいますけど、先輩や園長に相談したり愚痴ったりできるので、自分一人で悩んでいる感覚ではないんです。
だから、毎日職場に行くのが全く嫌ではないんです。
むしろ、楽しいです。
保育していて大変なことや難しいことが起こっても、やりがいに感じられるんです。
そう思えることが、本当に幸せだなって思うんです。
だから、これだけずーっと保育士を続けられてるんですよね。
転職すると多様な世界を知ることができる!
というわけで、私は、私立保育園や公立保育園、児童発達支援施設だったり、一般企業だったり、さまざまな職場で働いてきましたが、すでに保育士歴は30年となりました。
現在も、保育士として子どもたちや保護者の方々と触れあう毎日を過ごしています。
今思うと、あの保育士1年目のとき、転職を決意して本当によかったです。
転職すると、本当に生活環境がガラッと変わります。
通勤経路も、働く環境も人間関係も、そこで新しく友だちもできて、自分を取り巻く世界が変わり、その多様さを知ることができるんです。
私の場合は、一般事務に転向した経験があり、保育園とは全く違う世界を知ることができました。
それもすごく勉強になったのですが、「もしかしたら、一般事務に行かずに別の保育園に転職すればよかったのかも」とも思います。
そうすれば、保育の仕事に携わったまま、自分に合う職場に巡り合えたかもしれません。
子ども好きの私としては、その方が、「もっと生活を楽しめたんじゃないかな」とも思うんです。
保育園って、園や園長によって雰囲気とか保育方針はだいぶ違いますからね。
なので、その辺の可能性をもっと調べて自分に合う別の保育園に転職していれば、満足いく労働環境に変えられるはずなんですよね。
保育士として転職しても理想の生活を手に入れることは可能!
今、あなたが悩みすぎてつらすぎて、心が限界になってしまっているなら、「保育士として転職して理想の生活を手に入れようよ!」と伝えたい、そんな気持ちです。
たとえば、
- 長時間労働のわりにお給料が安すぎる!
- 残業や持ち帰り仕事でプライベートがない!
- 職場の人間関係が悪くて、いじめのような扱いを受けている!
- 保育方針が合わなくて毎日が苦痛!
といった悩みを持つ保育士さんはたくさんいます。
こんな理不尽な職場環境であれば、もうそこからは離れた方がいいです。
そんなあなたには、私のように転職という選択肢を大いに活用してほしいと思います。
今はまだ出会っていないだけで、あなたを必要としていて、あなたらしく働ける園はあるんですよ。
大好きな子どもたちと一緒に過ごせて、毎日が自分らしく、笑顔で働ける職場をぜひとも探しましょうよ!
そして、
- 気の合う同僚がいるから、「保育の話や子どもの話が楽しくできる!」
- 時間に余裕があるから、「今度の週末にはコンサートに行こうかな!」
- お金に余裕があるから、「前からやってみたかった習い事を始めようかな!」
なんて思える、心が豊かになる毎日を送りましょう。
そんなあなたの生活を実現させるために立ち上げた保育士の転職応援サイトが、「保育士転職びより」なんです。
- 退職するときの不安…
- 求人探しの不安…
- 履歴書や面接の不安…
など、転職しようとするといろいろな不安が出てきますよね。
私、はなえみは、そんな保育士の方の転職の不安を少しでも解消するお手伝いをしたいと思っています。
そのための、お役に立てるコンテンツを今もコツコツと製作中です。
「そうか、転職するのもアリなのかも…」と思った今日が、あなたの転職びよりです。
あなたの理想の働き方ができる職場を探すためのスタートを切ってみませんか?