ウザい園長にムカついているあなた…、どんなところにムカついてますか?
私も、園長が嫌で嫌で、毎日ムカついています。
今回は、園長にムカついている保育士に向けて、まずは私の体験談をご紹介。
そして、
- 保育士がムカついてる園長の30の特徴
- 嫌いでムカつく園長への対処法
- 園長に嫌いなら早めに転職した方がいい理由
について解説していきます。
この記事を読めば、園長が嫌いでムカつく毎日から脱け出す方法がわかります。
心の迷いを吹っ切って、行動できるようになるでしょう。
記事の信頼性
- 私、はなえみは保育士歴30年の現役保育士。(転職でホワイト園に巡り会えました!→ プロフィールはこちら)
- 今、史上最悪の園長が異動してきて、辞めたくなっている真っ最中です。
毎日重苦しい空気がただよう中、「この園でこのまま働いていていいのか…」と考えてます…。
目次
【実体験】ムカつく園長が異動してきた!
この4月から新しい園長が異動してきました。
しかし、この園長、いわくつきで…。
前の園では、この人のワンマンなやり方に耐えられず、保育士たちが団結して本部の部長に集団で訴えたという…。
さすがに、本部から注意を受け、その直後はシュンとして大人しかったそうですが。
だけど、今回私の園に異動してきて、一体どんな振る舞いをするのか…。
それはかなり心配だったんです。
その心配は的中!やっぱりヤバい園長だった!
そして、その心配は的中。
その園長は異動してきて2日後からはもう、園のこれまでのやり方一つひとつを否定。
自分のやり方を押し付け始めたんです。
- 「ここって、日誌の書き方がなってないわね~。今どき、こんな言葉遣いはしないわよ」
- 「月案と週案と日案の中身が甘いわね。私が修正いれるから、これからは必ず見せてちょうだい」
- 「保育中の態度がなってない。もっと全体をよくみて!キビキビ動かないと!」
- 「え~、この園って○○がそろってないの⁈ あり得ないんだけど!」
- 「ちょっと!その巧技台の設定、危なくない? もう少し危機感もってやってくれる?」
- 「今まではこうだった、って言わないで! 良くしていくためにもドンドン変えていくんで! 」
こんなふうに、毎日必ず何かしらのダメ出しをされるんです。
何かというと、「前の園ではこうしていた」と引き合いに出します。
そして、自分のやり方がいかに正しいかを押し付けてきます。
そのおかげで、保育士たちのモチベーションはダダ下がり…。
これまで現場で取り組んできたこととか、保育士の気持ちを理解する気はゼロ。
これまで、歴代の園長はもちろん、本部の監査でも指摘されたことはなく、ずっと問題なくやってきたんですよ。
園長の好みだけで、どうでもいいことにダメ出しをし、ムダに仕事を増やしていくんです。
これまでだって十分に忙しかったのに、そのせいでさらに忙しくなっています。
好き嫌いで保育士への態度が違う
そして、この園長、頭の回転がよくはっきりとモノを言うタイプの先生は好きみたいなんです。
「○○ちゃーん」なんて苗字にちゃん付けして、楽しそうにおしゃべりしてます。
そのくせ、ちょっとでも気に障る保育士には、「○○さんってさ、いつも私に反対してくるよね」と会議の中で名指しで攻撃。
でもその保育士は、これまで園でやってきたことや自分の意見を説明しているだけなんです。
そんな保育士は気に入らなくて、扱いが他の保育士よりも冷たくきつくなります。
たとえば、
- 「ちょっと残業しただけで、チマチマと残業代つける人がいるのよね~」
- 「でもさ、そのぐらいの残業ならね~、まあ(残業つけなくても)いいかな、って思うのが普通じゃない?」
と、まるで「サービス残業しろ」と言っているような発言が。
挙句の果てには、「私が悪いって言うの?!」と鬼のような顔して怒鳴ったことも!
「いや、もうパワハラの域に入ってるでしょ」くらいの言動になってますよ。
ムダな仕事を押し付けられて…毎日が楽しくない!
私自身、ターゲットになっているわけじゃないんです。
けど、前に比べてダメ出しは圧倒的に増えたし、書類仕事も倍ぐらいに増えました。
「いや、それ無駄でしょ」「どっちでもいいでしょ」って思うことばかり。
園長なら、もっと業務の効率化を考えるべきなんじゃないの?って思うんですけどね。
さらに、本当は園長の仕事なのに、「あー、○○先生、これやっといてくれる?」と、人に仕事を振る。
もちろん、圧が強すぎて断るなんてできないです。
それでいて、本部の上司には丁寧な物腰で、もっともそうなことを言うんです。
こんな園長がいる園で働いていても、毎日、全く楽しくないです。
「今日は何をダメ出しされるんだろう」って思うと、毎日気が重いです。
まだ新年度が始まったばっかりだというのに、先が思いやられる…。
あと1年?2年?あの園長が異動するまでまだまだ我慢しないといけないの?
そう思うと……お先真っ暗です。
ムカつく園長!30個の特徴!
世の中にはムカつく園長がたくさんはびこっています。
その中で、私の園の園長なんかはまだまだ序の口かもしれません。
もっとひどい人だってたくさんいますよね。
ここでは、保育士を悩ませるウザくてムカつく園長の特徴を挙げていきますね。
- ありもしないことでいいがかりをつけてきて、保育士の仕事ぶりや人格を否定してくる
- お気に入りの保育士にはニコニコし、嫌いな保育士は無視するなどあからさまに態度を変える
- 「自分が一番偉いんだから、何を言っても、何をしてもいい」とやりたい放題
- 保育士のことを「自分の園を運営するための使い捨てのコマ」だと勘違いしている
- 実力があり頭のいい保育士には一目置き、苗字にちゃん付けして気安く呼びえこひいきする
- しゃべっている内容はほぼ人の悪口で言葉も汚く、周りからドン引きされてることには気づかない
- 自分がやってきた保育や経験がすべて正しいと思っていて、それを押し付けてくる
- 自分の考えとは合わない意見を言う保育士を、目の敵にしてきつく当たる
- たいして必要のない仕事を作り出し、それを保育士に丸投げしてやらせる
- 保育士には注意していることを、自分は何食わぬ顔でやっている(人には厳しく自分に甘い)
- 園長が当然やるべき仕事をしれっと保育士に振り、立場を使って有無を言わせずさせる
- 自分の実績や経歴を自慢し、どれだけすごいかを理解させようとしつこく話してくる
- 保育士が白けているのも気づかずに、自分の指導は正しいと思い込んで説教し続ける
- 保育士の仕事への指摘やダメ出しは得意だが、褒めたり認めたりすることは一切ない
- 忙しいことを言い訳にし、園長としての仕事をしてくれないため、仕事が進まない
- 会議で意見が出てこないのは自分の圧が強いせいなのに、保育士にやる気がないからだと思い込んでいる
- 自分の思い通りにならないと怒り出し、怒鳴る、非難するなど感情のコントロールができない
- 腫れもの扱いでお愛想言われているとは気づかず、みんなから慕われていると勘違いしている
- 「いざとなれば私も保育に入るし」と言いながら、実際に入ったことはない
- 保育中にいきなり入ってきて、保育士を叱り飛ばし、言いたいことを言いまくって保育を荒らす
- 正論で保育士を追い詰め、保育士が「それは出来ない」「難しい」と言っても絶対受け入れない
- 圧に逆らえず仕方なく相づちを打っているだけなのに、その保育士を自分の仲間だと勘違いする
- 保育士の立場になって考えるとか、気持ちを聞いてくれるとかはなく、自分の命令ですべて通せばいいと思っている
- すべての仕事を把握していないと気が済まなくて、なんにでも首を突っ込み余計な口出しをしてくる
- 本部の上司や保護者、その他外部の人には愛想よく、いかにも物分かりがいいように振る舞う
- 有給休暇を取らせない、残業を強いるなど、やっちゃいけないことを平気でする
- 現場の忙しさや大変さをわかろうともせず、「もっとこれやって」「できるよね」と仕事を増やす
- やたら忙しがっているが、それは仕事の優先順位が判断できてない自分のせいだとは気づかない
- 「前の園の保育士はちゃんとやっていた」と引き合いに出すが、それがやる気をなくす最悪な行為だとわかっていない
- 保護者トラブルが起こっても、「現場で何とかするように」と自分は逃げの姿勢で対応してくれない
どうでしょうか? なかなかひどいですよね~。
あなたのムカつく園長は、「そう、コレコレ!」って感じですか?
それとも、「もっとひどいよーっ!」って感じですか?
いずれにしても、働く気力が毎日失せていっちゃいます…。
ムカつく園長への5つの対処法
こんなひどい園長が良くなっていくとは思えませんよね。
ですが、せめてもの対処法をお伝えしていきましょう。
- なるべく顔を合わせないようにする
- 「昆虫なんだな」と思うようにする
- ムカついたことをノートに書く
- 同僚と愚痴を言い合い発散する
- 良いところを見るようにする(気持ちに余裕があれば)
では、具体的に見ていきましょう。
なるべく顔を合わせないようにする
一つ目は、「なるべく顔を合わせないようにする」ということです。
園長が不在の時を見計らって事務所で必要な作業をする、とか。
「園長がこっち見てる」と思ったら背を向けて視界に入れない、とか。
まあ、そうは言っても、関わらざるを得ないことはあると思います。
ですが、できるだけ接触する機会を減らしましょう。
そしたら、少しはストレスも減るかと思います。
「昆虫なんだな」と思うようにする
二つ目が、「あ~、この人昆虫なんだな」って思うようにするってことです。
(昆虫好きの人、すみません!)
そう思うことで、「はぁ~、なら仕方ないか」と思えるということです。
半分冗談のような話ですが、これ、知り合いの保育士さんに教えてもらった方法なんです。
でも、確かにそう思えば、信じられない行動も、「あ~、人じゃないもんね」となります。
まあ、喜怒哀楽を超越して、悟りを開いちゃったような感じですかね。
そもそも、園長に期待するから、そうでない現実にガッカリするんです。
そんな期待は一切捨ててしまいましょう。
自分のメンタルを守るために、そう思ってみるのもいいと思いますよ。
ムカついたことをノートに書く
三つ目は、「ムカついたことをノートに書く」ですね。
これ、やってる人いるかもしれないですね。
言い返したいけど言い返せないことを書いていくだけでも、少しスッキリします。
わたしは子どものころ、いじめてくる友だちのことをノートに書いて、うっぷん晴らしをしていた時がありました。
まあ、書いたからって相手にダメージを与えられるわけじゃないんですけどね。
でも、これをやっとくと園長の暴挙や暴言の記録にもなります。
いざという時の証拠になるかもしれません。
なので、「いつ、どこで、どんなことをされた」というのは、書いておくといいですよ。
同僚と愚痴を言い合い発散する
四つ目は、「同僚と愚痴を言い合って発散する」ですね。
これも、もうすでにやっている人はいるかもしれませんね。
自分と同じ思いの仲間がいるだけでも心強いです。
それに、園長への対処法を一緒に考えることもできます。
私も、今まさにこれをやっているところ。
同僚と休憩時間に話したり、飲みに行ったりしながらストレス発散しています。
お互いに知恵を出し合い、励まし合いながら、園長への対処法を探してみるのもアリでしょう。
良いところを見るようにする(気持ちに余裕があれば)
五つ目は、「園長の良いところを見るようにする」です。
これは、なかなか難しいかもしれませんけど…。
「あの園長に良いところなんてないわ!」なんて思うでしょうし、余裕がないとそんなことできないですよね。
その気持ちは、よーくわかりますよ。
なので、少しでも気持ちに余裕があれば…、でいいです。
1個でもいいところを探してみてください。
そこをきっかけに、「園長を少し褒めてみる、承認してみる」というのは効果的です。
園長って立場上、孤独なので他人からの承認にはすごく飢えているからです。
たとえば、アメリカの心理学者マズローの「欲求5段階説」というものがあります。
その中で、「人には他者から認められたい欲求がある」と言われています。
だから、もしあなたが、
- 「園長先生、いつも○○してくださっていてありがたいです」
- 「園長先生のリーダーシップってさすがですね」
みたいなことを言ったら、メチャクチャ喜ぶはずなんです。
もちろん、無理して媚びることまでしなくてもいいですよ。
サラッとそんな一言を言うだけで、園長の気持ちがほぐれることがあるかもしれません。
口はタダなので!
余裕があれば、トライしてみてはいかがでしょうか。
ムカつく園長がどうにもならないなら転職しよう
- 「いやいや、そんな対処法じゃどうにもならないよ」
- 「もう限界なんだけど…」
と思うなら、転職を考えるのもアリです。
いや、何ならすぐにでも転職しましょう!って言っちゃいます。
上の5つの対処法も、「自分を変える」方法ですから、自分ががんばらないといけません。
でも、それって限度があるし、どこまで効き目があるかもわからないです。
そうやってずっと我慢し続けるなんて、考えただけでもしんどいです。
明るい未来なんて見えないですよね。
それなら、もう今の園には見切りをつけちゃってもいいんです。
転職した方が人生がずっと良くなる理由
「園長からのストレスが半端ない!」というなら、転職した方が、簡単に人生が良くなりますよ。
その理由は下の4つ。↓
- 園長の人格が変わることはほぼない
- 団結して訴えるのもそれなりに難しい
- お給料や労働環境の改善につながる
- 自分らしい保育ができるようになる
園長の人格が変わることはほぼない
一つ目は、「園長の人格が変わることはほぼない」から。
これ、もうわかりますよね。
普通じゃ考えられないことを平気でやらかす園長です。
たとえ本部の上司から注意してもらったって、そう簡単には変わりませんよ。
こちらにとってはとんでもない園長ですが、本人は「自分は正しい」と思っているんですよ。
そんな状態なので、周りから言われたって、すべては人のせいにするだけ。
園長自身が「自分を変えたい」と思っていれば別ですけど…。
そうじゃなければ何をしてもほぼ不可能なんです。
人を変えるって、それくらい難しいことなんです。
団結して訴えるのもそれなりに難しい
二つ目は、「保育士が団結して訴えていこうとしても、それはそれで難しい」です。
なぜなら、保育士みんなが同じ思いでいるとは限らないから。
それぞれの損得勘定が働いて、「園長に訴えよう!」と一致団結ができないんです。
たとえば、私の今の園長はほとんどの保育士から嫌われています。
でも、微妙に温度差があるんです。
実際に、保育士たちが園長に、「話し合いたいです」と申し入れしたときのことです。
その話し合いで、さまざまなことを訴えている中、ある保育士は園長に同調しちゃったんです。
「園長先生の意見も、それもアリだと思います」って。
その発言に、他の保育士たちは内心ビックリですね。
「えっ⁈ そこ、園長に合わせちゃう? それじゃ意味ないじゃん」ってね。
やっぱり、園長にムカつく思いがあっても、その濃淡は人それぞれです。
そんな保育士たちが一つになって園長に訴えていくって、よほど思いが一緒でないと難しいんですよね。
無理強いはできないですしね…。
みんなをまとめるには労力や時間もかかります。
そこまでやってもうまくいかない可能性がある…。
それなら、自分が園からおさらばしちゃった方がよっぽどカンタンです。
お給料や労働環境の改善につながる
三つ目は、「お給料や労働環境の改善につながる」ですね。
転職すれば、今の園長とはもちろんおさらばできます。
そして、お給料や労働環境が良くなることまで期待できます。
世の中には、保育園はごまんとありますから。
ホワイト園だってたくさんありますよ。
今の園長から離れるための転職ですが、せっかくなのでもっと条件が良い園を探してみては?
色々な園で働くのも、いい人生経験になりますよ。
自分らしい保育ができるようになる
四つ目は、「自分らしい保育ができるようになる」からですね。
なぜなら、転職活動では、きっと応募先の園長の人柄や保育観を見ると思います。
園長の保育観とあなたの保育観が合えば、好きな保育が思いっきりできますよ。
たとえば、自由保育なのか、怒らない保育なのか、あなたのやりたい保育ってどんなものですか?
それができて初めて、「保育士やっててよかった、毎日が楽しい!」って思えます。
次は、そんな園で働きたいですよね。
まとめ
「園長が嫌い!ムカつく!」って悩んでいる気持ち、本当によくわかります。
上層部に訴えてやりたいけど、保育士みんなで一致団結するまではいかないし…。
愚痴を言い合ってても結局そこ止まり。
園長が変わることなんて、ほぼ期待できないです。
この状態が何年続くのかな、って思うとため息しか出ませんよね。
それに、あなたは今精神的に、ものすごく追い詰められているのかも…。
だとしたら、思い切って転職しましょう。
自分の居場所を変えるのは、自分を守るためには必要なこと。
それは決して逃げではないです。
モヤモヤし続けて貴重な人生の時間を費やす方が、よっぽどもったいないです。
行動力のある人は、どんどん動いていますよ。
あなたの未来は本当は明るいはず、きっとできます。
ぜひそんな未来をつかんでくださいね。