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こんにちは! 現役保育士はなえみです(転職でホワイト園に巡り会えました!→ プロフィールはこちら)。
夢だった保育士の資格を取り、ようやく保育園に就職したけれど、理想と現実とのギャップに悩んでいませんか?
仕事の悩みが重苦しくのしかかってきて、「もう、保育士を辞めたい!」「保育士以外の仕事に転職したい!」って思い詰めている人は多いんです。
でも、
- 「保育士が他の職種に転職なんてできるのかな?」
- 「他職種に転職するなら、どんな職種がいいのかな」
- 「一般企業に応募したり面接したりするのが不安…」
なんて、いろいろと心配なこともたくさん出てきますよね。
今回は、「もう保育士は辞めて、他の職種で働いてみたい」と思っている保育士の方に向けて、「保育士から他職種に転職する時の5つのポイント」「他職種への具体的な転職方法」について解説します。
この記事を読めば、保育士が他職種に転職するための心構えや準備、具体的な転職方法がわかるので、一歩踏み出す勇気が湧いてくるはず。
私も実際に保育士から事務職に転職しているので、その経験談もぜひ参考にしてくださいね。
目次
保育士から他職種への転職は厳しい
始めに言ってしまうと、保育士から他職種への転職は「可能」ですが、とても厳しいです。
なぜなら、企業の採用担当者は保育士に対して、「子ども相手に遊んでいるだけ」「赤ちゃんの身の周りのお世話をするだけ」というイメージを持っているからです。
なので、そんな保育士が応募してきたら、
- 「保育士が、突然事務職になって大人相手に仕事ができるの?」
- 「やったことがない仕事だし、合わなくてすぐに辞めてしまうのでは?」
- 「子どもが好きで保育士になったのに、辞めてしまうなんてどうして?」
なんて不審感を抱くんですよね。
実際、私も面接で「一般事務は全く違う業種だけど、それでいいの?」「せっかく保育士の資格があるのに、なんで一般事務?」と何度も聞かれました。
また、面接にこぎつけるまでに履歴書を送った企業は10数社、すべてが面接してもらえるわけではなく、面接にこぎつけても不採用が続きました。
「思ったより厳しいな…なかなか仕事が決まらない」とあせり始めたころ、退職してから3か月後にようやく採用が決まったんです。
つまり、それだけ企業側にとっては、保育士が他職種に転職するのには違和感があり、企業でちゃんと働けるのか信頼しにくいのかもしれませんね。
保育士を辞めた人は、どんな職種に転職しているの?
では、他の人が保育士からどんな職種に転職しているのか、気になるところですよね。
他の保育士が転職に選ぶ職種は、一般事務、販売、営業、介護職、IT系など人それぞれです。
介護士の資格を取って転職した方や、プログラミングの研修を受けて転職した人もいます。
また、ハローワークでは職業訓練を受けることが出来るので、それを活用してパソコン技術を身につけてから転職している人もいますね。
つまり、大切なことは「あなたの今できること」と「これからやりたいたいこと」「そのために必要なこと」をはっきり知ることなんです。
まずは、保育士とは関係なく、自分がこれまで関心をもって取り組んできたこと、得意なことについて振り返ってみてください。
そして、自分が興味を持っていることに関連する職種、気になる職業について深く調べてみてください。
また、どんな職業が今後生き残っていくのか、必要とされるのかを調べてみてもいいでしょう。
そうすると、その仕事のためにどんな技術や資格が必要なのかもハッキリし、企業側が求めている実務能力や人物像がどのようなものなのかも見えてきますよ。
そして自分がそれに少しでも近づけるように「本を読む」「その職種を知っている人に聞く」「講習会、スクールに通う」など、さっそく行動に移していきましょう。
何の武器も持たずに転職活動を進めていっても、失敗に終わってしまいますからね。
せめて知識はしっかりと頭に入れ、さらに何かしらのプラスアルファのスキルを獲得した方がいいです。
それには、時間も労力もかかるかもしれませんが、むしろ、しっかりと時間をかけて身につけていくことが、転職活動の第一歩といえますよ。
「こんな仕事をしてみたい」とあなたの希望をはっきりとさせ、「その仕事は自分のどこが活かせるのか」「その仕事をするために必要なスキルは何か」をきちんと調べて、やるべきことに取り組んでいきましょうね。
保育士から他職種に転職するメリット
それでは、保育士から他職種に転職したときにどんな感じで働くことになるのか、待遇はどんな感じになるのか、まずはメリットから見ていきましょう。
具体的には、下の4つですね。
- 昼休みが取れる
- 有給休暇が取りやすい
- プライベートの時間が楽しめる
- 体力も気力も消耗せずラク
昼休みが取れる
保育園では、昼休みなんて取れませんでしたよね。
でも、事務職などの他職種に転職すれば、昼休みは普通に取れます。
お弁当を持ってきたり、近くの店で買ってきて会社でのんびり食べるのもいいですし、同僚とランチに行くのもいいですね。
とにかく、子どもが食べるのを介助しながら、自分もとなりで給食をかきこむような保育園の昼食とは大違いです。
食べ終わったら、食休みしながら同僚とおしゃべりしたり、スマホをいじったり、読書したりもOK!
保育園のときに比べると、ウソのようにゆったりとした昼休みが過ごせますよ。
有給休暇が取りやすい
保育園で担任業務をしていると、有給休暇ってなかなか取れませんよね。
でも、事務職のような仕事であれば、たとえ有給で休んだとしても、自分の仕事は自分が次の日にまとめてやるだけなので、周りにそれほど迷惑をかけないでも休めます。
職場によっては、「ね、いつ休む?」なんて、お互いに有休を取りたい日を言い合って、みんなで計画的に有給消化しようとするところだってあるんですよね。
もちろんそれが当たり前の風土なので、誰も何にも言いません。
プライベートの時間が楽しめる
事務職などに転職すると、保育園ほどの残業や持ち帰り仕事がないので、プライベートの時間が確保できて楽しめますよ。
保育園では、残業や持ち帰り仕事が当たり前なので、家に帰っても仕事をしたり、仕事のことを考えている人は多いんです。
これじゃあ、プライベートの時間なんて取れませんし、ようやく取れたとしても残っている仕事のことが気になって楽しめませんよね。
ですが、他職種に転職できれば、もし残業があってもプライベートを侵食するほど多くはないので、安心ですね。
体力も気力も消耗せずラク
保育園では、子どもをおんぶしたり抱っこしたり、園庭を走りまわったり、遠くの公園まで歩いたりと、とにかく体力勝負で働いていますよね。
でも、事務職などになれば、基本はデスクワークでずっと座って仕事をするため、体力が消耗せずラクに働けます。
それに、アレルギー対応や子どものケガや事故なども起こらないので、精神的にもすごくラクですよね。
もちろん、事務職だってミスはいけませんが、保育園のように子どもの命に直結するような緊張感や責任感は感じなくていいので、気持ちがだいぶ軽くなって働けますね。
保育士から他職種に転職するデメリット
続いて、保育士から他職種に転職する時のデメリットについて詳しく見ていきましょうね。
具体的には、以下の5つです。
- お給料はあまりよくないかも
- 相手は大人ばかり、子どもと接することがない
- デスクワークで肩こりや腰痛が出てくる
- 仕事が単調でつまらなく感じる
- 平日休みや昼間のちょっとした自由時間がない
お給料はあまりよくないかも
「保育士のお給料は安い」とよく言われていますが、実は、事務職の給与もそれほどよくはないんですよね。
たとえば、事務職の仕事で、「未経験者歓迎」の求人を見てみると、年収200万円台くらいの会社が多く、実際のところお給料はあまりよくないですね。
中には、「300万円~」と書かれている求人もありますが、その場合は、「パソコン:特にエクセルができると、なお可」とか、「学歴:大学院卒、大学卒」といった条件が書かれていることが多いんですよ。
そうなると、あなたの経歴やスキルによっては応募しにくいかもしれませんね。
まあ、保育園での激務に比べたら、デスクワークでゆとりを持って働ければ、その分、「相対的にお給料が上がった」ということになるかもしれないですけどね。
なので、必ずしも、「事務職に転職したらお給料が上がる」ということではないんですね。
相手は大人ばかり、子どもと接することがない
保育園以外の事務職などに転職した場合、当然ですが、職場にいるのは大人ばかりで、子どもと接することはありません。
大人同士のビジネス上のやりとりになるので、保育園のときのように、ユーモアや遊び心を交えた会話はそうそうできないですよね。
ビジネスマナーを守りながら取引先や社内の人と話し、客先では失礼がないように対応するなど、ビジネスパーソンとしての大人の振舞いをしなければなりません。
なので、保育園で子どもたちと過ごしていた時のように、「楽しく、明るく、元気に!」といった感じではいられないんですよね。
デスクワークで肩こりや腰痛が出てくる
事務の仕事に就くとデスクワークが中心になり、肩こりや腰痛など、新たな体の悩みが出てくることがあります。
保育園では、仕事柄、嫌でもいろいろな姿勢を取ったり動き回ったりすることになりますが、それがほどよく体を動かす機会になっているのかもしれませんよね。
なので、デスクワークで1日中座りっぱなしで肩こりや腰痛になるよりは、子どもたちと一緒に体を動かしていられる方が健康的なのかもしれませんね。
仕事が単調でつまらなく感じる
保育園以外の他職種に転職したら、仕事が単調でつまらなく感じることがあります。
たとえば、企業のオフィスに子どもはいないので、子どもの笑い声や笑顔もないですし、かわいくて面白いおしゃべりも聞けません。
子どもたちの行動に驚いたり、感心したり、思わず笑っちゃうようなことも起こりません。
いわば、保育園とは真逆の環境ですよね。
なので、子どもたちのいない環境になかなか慣れなかったり、つまらなくてやりがいを感じられなかったりする人もいると思います。
平日休みや昼間のちょっとした自由時間がない
勤務日が、「(月)~(金)8:30~17:00で、土日が休み」という職場に転職した場合、平日の昼間に休みがないので、用事が済ませにくいことがあります。
たとえば、銀行や郵便局、役所、通院など、平日の昼間でないとできない用事ってありますよね。
そんなとき、保育園はシフト制なので、早番のときには15:30に上がれますし、延長番のときは、出勤時間の11:00までは自分の用事ができますね。
ですが、勤務日や勤務時間が固定で決まっている職場で、特に土日が休みだと、平日にしかできない用事がなかなかできなくて不便を感じることがあるんです。
保育士から他職種への転職に成功するための5つのポイント
ここからは、保育士から他職種への転職で成功するために、大切な5つのポイントと心構えをお伝えしたいと思います。
- 「未経験者歓迎」には注意が必要
- 子ども関連の企業をピックアップして応募する
- 保育士としての経験から得た強みをアピールする
- 不採用が続いても必要以上に落ち込まない
- 転職エージェントを活用する
では、順番に見ていきましょう。
「未経験者歓迎」には注意が必要
1つ目は「未経験者歓迎」と掲げて募集している企業に応募するときには、注意が必要ということです。
「未経験者歓迎」と書いてあっても、それは、「未経験者であるほど採用されやすい」ということではないんですよ。
「その職種の経験がなかったとしても採用する可能性が少しはある」というだけのことなんです。
なので、「経験者」と「未経験者」が同時に応募してきたとしたら、採用されるのはやはり、「経験者」なんですね。
通常、中途採用をする企業が求めているのは、即戦力になってくれる経験者ですからね。
なので、「未経験者歓迎」としている企業は、経験がないならその代わりに、
- 社会人経験がある
- 人間性がよい
- 意欲があり、初めての職種にも慣れやすい
- 仕事を覚えるのが早く、短い期間で戦力になってくれそう
といった人が欲しいんですよね。
つまり、「未経験者歓迎」の企業に応募する時には、未経験をカバーできるような、「仕事への熱意や人間性をアピールできるか」が重要です。
そのためにも、自分の社会人としての価値や、自分は職場の中でどのように役に立つのかを、採用担当者に伝えられるようにしっかり準備しておいてください。
また、その職種において必要な知識や技術について勉強中であれば、それも合わせて伝えていきましょう。
その行動自体が、あなたの意欲のあらわれとしてダイレクトに採用担当者に響くはずです。
子ども関連の企業をピックアップして応募する
2つ目は「子ども関連の企業をピックアップして応募する」ということです。
保育士を辞めたいと思う理由は、主に「職員同士の人間関係や保護者とのトラブル」「条件面が悪い」などが多く「子どものことが嫌いで辞めたい」と思うケースは少ないです。
なので、「子どもとまるっきり離れてしまうのはさびしい。何らかの形でたずさわっていたい」なんて思う方もいるんですね。
それならば「子ども関連の企業に応募する」というのもよいと思います。
たとえば、子ども服を扱っている企業、絵本や玩具の販売などを行っている企業、幼児教育を行っている企業、遊園地などです。
たとえば、「子ども服や絵本、玩具関係」は保育をしている中で、毎日子どもがどのように玩具や絵本を使い、遊んでいるかを知っていますよね。
「幼児教育」であれば、「子どもの成長発達に必要な遊びや活動を実際に行ってきた」という経験がありますね。
このように、これまで身近に子どもと接してきたあなたならではの気づき、配慮が業務に生かされるはずです。
その可能性を具体的にアピールすると、採用担当者に興味を持ってもらえますよ。
そのためにも、自分の経験が、「その企業の業務のどの部分と関連しているか」「どう貢献できるのか」を調べ、採用担当者に経験談を交えて具体的に伝えられるようにしておきましょうね。
保育士としての経験から得た強みをアピールする
3つ目は「保育士としての経験から得た強みをアピールする」ということです。
保育士の仕事は、子どもの面倒を見ることだけではなく、「保護者対応」「行事運営」「指導計画書やおたよりの作成」など、いろいろな仕事がありますよね。
そんな、保育士の仕事の中から得たさまざまなスキルがあることを、採用担当者に具体的に伝えましょう。
企業側は、あなたを雇った後、どのような能力を生かして貢献してくれるのかが知りたいんですよね。
その職種自体は未経験でも、「保育士の仕事を通じて獲得した強みを活かして、その会社で活躍できる」と伝えることができれば、採用への大きなステップになるからです。
たとえば、保育士の仕事として最も重要な仕事のひとつと言えるものに、「保護者対応」がありますよね。
保護者と話をするときには、「相手の話を十分に聞いて気持ちを受け止め、共感する」という姿勢を心がけて対応してきましたよね。
また、クレームを受けた時には、たとえこちらが悪くない状況だとしても、「言い返すのではなく、まずは話を十分に聞いて、保護者の立場や気持ちを考えながら、納得してもらえるまで丁寧に説明をする」といった対応をしてきたと思います。
このようなコミュニケーション能力は、どんな職場に勤めたとしても役に立つ力です。
なので、採用担当者には、「相手の話を十分に聞いて気持ちを受け止め、共感する姿勢で対応するので、仕事をうまく進められる」と伝えましょう。
具体的には、
『私は、保護者の方の話をじっくり聞き、何をどう答えてほしいかを見極めながらコミュニケーションを取るように心がけてきました。
保護者は子育てについて、常に悩みや不安をかかえているものです。そして一人ひとり、要求も考え方も違います。
それを的確にとらえながら、言葉を適切に選んで返していく、そんな力が身につきました。
保護者の方からも「話を聞いてもらってよかった」と言っていただいたことがありました。
今後、御社に勤めることができた際には、社内外の様々な人間関係の中で、この技術を生かし円滑なコミュニケーションを展開させたいと思います。
それが業務効率を上げ、御社への貢献につながると思っております』
なんて伝えられると、採用担当者もあなたの能力についてイメージでき、理解してもらいやすいですね。
もう一つ、保育士の重要な仕事として「運動会や発表会の行事の運営」がありますよね。
演目決めから練習、衣装や装飾、小道具の製作などを準備するスケジュールを立てて、抜けがないようにひとつひとつを確認しながら進めてきたと思います。
そんな経験があるからこそ、「あらゆることへの細やかな配慮、ミスなく着実に仕事を進めていく力が身についた」と言ってもいいと思います。
これらのアピールポイントを丁寧に伝えることで、「保育士は子どもを相手にしてるだけ」ではなく、「一般社会にも十分通用する力を持っている」と理解してもらえますよ。
さらに、毎月の指導計画やクラスだよりなど、パソコンでの作業もしてきましたよね。
なので、「いくらかはパソコンの技術があります」と伝えてもいいですね。
ただ、一般事務の仕事では、保育園よりもっとパソコンを使うでしょうし、高い技術が求められるはずです。
なので、パソコンに不安がある人は、「パソコンのスクールに通う」「本を読んで学び、家でも練習する」など、技術を高める努力は必要です。
たとえば、パソコン検定で資格を取れば、さらに説得力が増して採用に近づくことができますね。
検定に合格するにはある程度の期間を費やす必要がありますが、「それぐらいの準備をしなければ、「未経験」という壁を乗り越えるのは難しい」と知っておいて下さいね。
不採用が続いても落ち込まない
4つ目は「不採用が続いても落ちこまない」ということです。
「未経験者歓迎」と書いてあっても、経験者が応募してくることはあります。
経験者と競ったら、未経験者はどうしても不利になってしまいます。
それでも経験以外のあなたの魅力をしっかり伝えられたら、そこを買ってくれる企業はあるはずです。
もちろん、反省するべきことが見つかれば、できるかぎり改善して、次の応募のときに生かす努力は必要ですよ。
ちなみに、事務職の正社員を希望している場合は、特にハードルが高いことは知っておいてくださいね。
事務職の正社員は人気が高く、とても競争率が高いんです。
たとえば、令和2年3月の厚生労働省による「職業別一般職業紹介状況」では、一般事務の有効求人倍率が0.34倍となっています。
有効求人倍率の数字は多ければ多いほど、転職者は転職しやすい状況なんですけど、たとえば、有効求人倍率が、
- 1倍のとき → 「10人の求職者に対して求人が10件」ある
- 2倍のとき → 「10人の求職者に対して求人が20件」ある
- 0.5倍のとき →「10人の求職者に対して求人が5件」ある
ということなんですね。
つまり、0.34倍ってかなり厳しい数字なんですよね。
そこへ経験者も応募してくるわけですから、事務職未経験の保育士が応募しても、かなり苦戦することは明らかです。
なので、そこの心構えをしっかり持ち、また、採用されるための努力をした上で、「決まるときは決まる!」と思って、必要以上に落ち込まず根気よく取り組んでいくことが大切です。
転職エージェントを活用する
5つ目は「転職エージェントを活用する」ということです。
そうすれば、保育士から他職種への転職でも迷わず悩まず進めていくことができるんです。
たとえば、初めての転職が、知らない職種への転職ともなれば、分からないこと、不安なことばかりですよね。
- 「インターネットの求人情報が多すぎて、どれが自分に合うのかわからない…」
- 「企業にうまくアピールできる自信がない」
- 「履歴書や職務経歴書ってどう書けばいいの?」
- 「企業に連絡を取ったり、条件面を話したりするのって難しそう…」
- 「円満な退職の仕方、マナーがわからない…」
など、考えるとあれこれ出てきますね。
転職活動って、本来は一人でコツコツと進めなければならない地道な作業が多いんですよね。
特に、求人をたくさん見ていると、どれがいいのか悪いのかだんだんわからなくなってきちゃいます。
調べれば調べるほど整理できなくなったり、具体的な転職活動の進め方がわからなくなったり、悩みは深くなる一方なんですよね。
こんなとき、大きな味方になってくれるのが、「転職エージェント」なんです。
転職エージェントを使えば、あなた専属のアドバイザーがついて、あなたの希望を聞き取りながら、求人選びから入職までの転職に関するすべてのことを、トータルにサポートしてくれるんですよ。
これって、とても便利で安心で、そして心強いですよね。
ですが、中には、転職エージェントが向かない人もいるんです。
それは、「自分一人でマイペースに転職活動をしていきたい」という人です。
たとえば、「担当アドバイザーと頻繁に連絡を取り合う作業がわずらわしい」「応募先の企業とは、自分で直接話した方が早い」と思う人です。
わからないことは調べながら、自分の思うようにどんどん転職活動を進めていける人は、転職エージェントのアドバイザーとのやりとりは必要ないかもしれませんね。
転職エージェントのサービス内容と特徴
ここからは、転職エージェントのサービス内容や特長について、もっと詳しく解説していきますね。
転職エージェントは、「転職したい人と人材を探している企業との間に入り、雇用が成立するよう支援してくれるサービス」を行っています。
転職したい人には仕事の内容や待遇などの希望を確認し、数多くの求人情報の中から条件に合う企業を紹介します。
転職希望者がより満足のいく転職ができるように、転職のプロとしてアドバイスもしてくれます。
企業も、転職エージェントから募集条件に合った人材を効率よく紹介してもらえるので、採用活動がスムーズに進むんです。
使い方はカンタンで、転職希望者は、まずは転職エージェントに登録します。
登録後は、エージェントの担当者から連絡が来るので、あなたの希望の条件などを伝えて求人を紹介してもらいましょう。
紹介された企業に応募したいと思ったら、それを担当アドバイザーに伝えます。
すると、「面接の調整」「履歴書、職務経歴書の書き方アドバイス」「雇用条件の交渉」など、面接→内定→入社までの一貫したサポートをしてくれるんです。
そして、それらのサポートはすべて無料で受けられるんですよ。
なぜかというと、転職エージェントの報酬は、求人企業に人材を紹介し、雇用を成立させることで、紹介手数料として企業からもらうことになっています。
紹介手数料は「雇用契約で決まった年収の30%」といわれているんですよね。
なので、あなたが利用料金を支払うことは一切ないんですよ。
転職エージェントを使うメリットは?
では、転職エージェントを使うことには、どんなメリットがあるのでしょうか?
それは、以下の5つになりますね。
- 非公開求人を紹介してもらえる
- 担当アドバイザーに自分の強みを見つけてもらえる
- 履歴書や職務経歴書、面接の相談に乗ってくれる
- 担当アドバイザーがあなたに代わって企業側とのやりとりをしてくれる
- 担当アドバイザーに転職活動中の不安を相談できる
では、具体的に解説していきましょう。
非公開求人を紹介してもらえる
転職エージェントが持っている求人の多くは、一般的には公開されていない「非公開求人」です。
非公開求人というのは、一般公開してしまうと応募が殺到してしまう好条件の求人で、だから非公開にしているんですね。
転職エージェントに登録した人だけが紹介してもらえる特別な求人であり、あなたの希望の条件に合ったものを紹介してくれますよ。
担当アドバイザーに自分の強みを見つけてもらえる
「転職先で生かせる自分の経験や強みが見つからない」という場合は、担当アドバイザーに相談できます。
これまでのあなたの経歴を振り返りながら、履歴書や職務経歴書に載せられる ‟あなたの強み発見“ のサポートをしてくれます。
自分自身では、当たり前すぎて見過ごしていたことも、第三者の観点から見ると強みであることがわかるんですよ。
自分で自分を客観的に見ようと努力しても、どうしても限界はありますからね。
なので、そこを担当ドバイザーにしてもらえると、とても助かりますよね。
履歴書や職務経歴書、面接の相談に乗ってくれる
そして、「履歴書や職務経歴書などの書き方」の相談にも乗ってくれます。
企業や職種ごとの特徴をとらえた上で、「面接で何をどう話せばいいのか」について、プロの視点からアドバイスがもらえますよ。
また、実際に書類の添削や模擬面接などをしてくれるところもあるんですよ。
担当アドバイザーがあなたに代わって企業とのやりとりをしてくれる
転職エージェントを使えば、担当アドバイザーがあなたの代わりに企業とやりとりしてくれます。
なので、あなた自身が直接的なやりとりをする必要はないんですよ。
仕事をしながらの転職活動となると、日中に応募先の企業と連絡を取らなくてはならず、時間を作るのも難しいですよね。
ですが、求人への応募、面接の日程調整の連絡はもちろん、給与交渉などの少し言いにくいことも担当アドバイザーから伝えてもらうことができるので、とても助かるんですよね。
担当アドバイザーに転職活動中の不安を相談できる
転職は孤独な戦いになりがちです。
でも、担当アドバイザーに転職活動中の不安を何でも相談できれば、心強いですし安心ですよね。
特に、不採用が続くと自信もなくなり、どんどん不安になっていくものです。
そんな時に、担当アドバイザーを頼ることできれば、その都度疑問や不安を解消できますよね。
第三者の視点で、あなた自身が自分では気づかないことを指摘してもらえたり、転職成功のためのノウハウを教えてもらったりできるので、迷わずに転職活動を進められますよ。
転職エージェントのデメリットは?
ただし、転職エージェントを使う際にはいくつかのデメリットもあります。
具体的には、以下の3つですね。
- あなたの希望とは違う求人を紹介される
- 長期間の転職支援は受けられない可能性がある
- 担当アドバイザーによって力量が異なる
では具体的に見ていきましょう。
あなたの希望とは違う求人を紹介される
たとえば、担当アドバイザーは、あなたをできるだけ早く入社させて報酬を得たいために、あなたが採用されやすい、「無難な企業」を紹介してくることがあるんです。
また、なかなか応募者が集まらない企業にも、早く人材を紹介しようとして、あなたの希望とは違う企業なのに、熱心に勧めてくる場合があります。
こういった人は、求職者であるあなたの立場よりも、自分や企業側の立場に立っているので、注意が必要ですね。
長期間の転職支援は受けられない可能性がある
転職エージェントの転職支援は、長期間にわたって支援を受けるのは難しい場合があります。
なぜなら、入社が成立しない限り、担当アドバイザーは紹介手数料をもらえないので、「一人の求職者に対して、長期間の転職支援はしたくない」というのが本音なんです。
担当アドバイザーとしては、少なくとも約3か月の間に決めたいと考えています。
なので、内定が決まると入社を急がせたり、3か月以上も決まらない求職者に対しては、段々とサポートが遠のいたりすることがあるんですね。
担当アドバイザーによって力量が異なる
担当アドバイザーによって、転職支援の力量には違いがあり、そんなアドバイザーに当たると、有益なサポートをしてもらえないことがあるんです。
たとえば、ベテランか新人かによってサービス内容に差が出てくることがありますし、相性が合わなければ気持ちよく話ができませんよね。
本当は、転職の悩みや不安を話したり、具体的なアドバイスをもらったり、何でも話せて頼れる存在になってほしいです。
ですが、担当アドバイザーの能力に不安を感じたり、相性が合わなかったりしたら、転職活動に集中できなくなってしまいますよね。
そういう場合は、我慢せずに、担当者を変えてもらいましょうね。
やっぱり転職エージェントは使った方がお得
このように、転職エージェントを使うときにはメリットもデメリットもありますが、総合して考えると、やっぱり使った方がお得だと思います。
保育園ならまだしも、他職種に転職するなら、その方面を熟知しているプロに相談できた方が断然有利だし、安心だからです。
たとえば、一般企業ってどんなものかよくわからないのに、自分で強みを見つけようとしても、また、履歴書や職務経歴書を書こうとしても、けっこう行き詰ってしまいませんか?
やっぱり、その都度誰かに聞きたいことが出てくると思うんですよね。
なので、転職エージェントを使って、その都度疑問を解決しながら進んでいける方が、ずっと効率がいいはずです。
もちろん、最終的にはアドバイザーの力量とか人柄がモノをいうので、あなたと相性が合うか、しっかり仕事をしてくれてるアドバイザーかどうかを計りながら、上手に活用していきましょう。
保育士におすすめの転職エージェント
それでは、私がおすすめする転職エージェントを紹介しますね。
それは以下のとおりです。
- マイナビジョブ20’s
マイナビジョブ20’s
マイナビジョブ20’sは、かの有名なマイナビグループの中のマイナビワークスが運営する、マイナビ唯一の20代の方向けの転職支援サービスです。
年間約45,000人の20代が登録していて、20代の転職を専門にサポートしてきたからこそ、若手の転職事情を熟知しているんですよ。
マイナビジョブ20’sでは、適性診断を受けることで、自分でも気づかなかった強みを発見でき、自分に合う仕事をとらえなおすことができるんです。
「保育士が合ってなかったのかも…」なんて自信を無くしかけている方も、新たな自分を見出すことができれば、新しい職種へのチャレンジの道筋が見えてくるかも。
登録すると、あなたを担当するキャリアアドバイザーが、個別カウンセリング、求人紹介、履歴書添削、面接対策などありとあらゆる転職サポートをしてくれます。
マイナビグループだからできる良質な求人情報に接し、人材紹介会社ならではのプロのアドバイザーのサポートを、あなたも受けてみてはいかがでしょうか。
企業のあらゆる人材戦略に答えてきた安心のマイナビグループ。豊富なノウハウを活かし、ニーズに沿った最適なマッチングを実現!
マイナビジョブ20’sは、転職支援サービスとしては一流ですし、未経験の他職種に転職したい20代の方に特化したエージェントなので、安心して転職活動ができるはずですよ。
ちなみに、「マイナビ転職」や「リクナビNEXT」といった転職サイトっていうのもあるんですが、転職サイトと転職エージェントは違うものなんですよね。
転職サイトは、「自分一人で求人を見て、選んで、応募して…」、といった感じで転職活動のすべてを一人で進めたい方が利用します。
転職エージェントとの違いは、
- キャリアアドバイザ―がいないので、転職サポートは受けられない
- 持っている求人数が少ない
というところですね。
なので、あなたの今の状況や希望に合わせて選んで使えばいいと思いますよ。
まとめ
保育士が他職種に転職しようとするとき、少々ハードルが高くなってしまうのは確かです。
でも、ポイントを押さえて進めていけば、望みがないわけではないんですよ。
保育士という仕事をしたからこそ、他の職種へ興味を持ったわけで、ここからキャリア転換していきたいと思ったとしても、決しておかしくはないです。
「どうしても、保育士以外の職種に転職してみたい!」と本気で望むなら、その思いをエネルギーに変えて行動あるのみです。
そんなときは、「未経験の人材でもOK!」といった企業への転職をサポートしてくれる転職エージェントもあるので、相談してみるといいですね。
逆に、「やっぱり他職種への転職は厳しそうだな…」と思うのであれば、ほかの保育園への転職を考えてみてはどうでしょうか。
今のあなたの悩みをもう一度見つめなおすために、こちらの記事を参考にしてもらえたら幸いです。
あなたの前向きな気持ちと行動力で、今の状況を変えていきましょうね。