こんにちは! 現役保育士はなえみです(転職でホワイト園に巡り会えました!→ プロフィールはこちら)。
あなたは、「職務経歴書」って知っていますか?
実は、保育士が転職活動をする時に、職務経歴書が必要になることもあるんです。
でも、「職務経歴書なんて、初めて知った」なんて方も多いんじゃないでしょうか。
そんな方は、
- 「そもそも、職務経歴書って何?」
- 「履歴書とどこが違うの?」
- 「どんな風に書けばいいの…?全然わからない!」
なんて思いますよね。
今回は、そんな疑問を持つ保育士の方に向けて、
- 職務経歴書とは?
- 職務経歴書を書く前に必要な3つの準備
- 初めての人でもカンタン!職務経歴書の書き方
について解説しますね。
- 記事の信頼性
- 私自身、保育士歴30年の現役保育士であり、転職経験者でもあります
- 職務経歴書を書いたことがある知人に、詳しく話を聞きました
- 最も書きやすくわかりやすい職務経歴書の書式をテンプレ化しました
この記事を読めば、初めての方でもカンタンに書き進めていけますよ。
ぜひ参考にしてくださいね。
目次
職務経歴書とは?
「職務経歴書」とは、あなたのこれまでの経歴や持っている強みを詳しく、またわかりやすく採用担当者に伝え、アピールするための文書のことです。
ちなみに、
- 履歴書は、「あなたの学歴を含めた、これまでの経歴をザクッと書いたもの」
- 職務経歴書は、「これまでの職場で担当した具体的な仕事内容や、出した成果について書いたもの」
になるので、目的や内容が違うんですよね。
職務経歴書のことをもうちょっと具体的に言うと、
- 「これまで、どのような仕事をしてきたのか」
- 「今までの経歴の中で、どのような能力を身につけたのか」
- 「何が得意で、どんな力を発揮して活躍できるか」
といった内容になります。
つまり、採用担当者は、あなたの職務経歴書を読んだ上で面接をし、園にとって必要な人材かどうかを判断するんですね。
だからこそ、職務経歴書はきちんと練って書く必要があるんですよ。
採用担当者が職務経歴書に注目する4つのポイント
では、採用担当者が職務経歴書を見る時、どこに注目しているんでしょうか。
それがわかると、あなたが職務経歴書を書くときに、何を意識すべきなのかがわかりますよ。
その注目ポイントは、下記の4つになります。
- 職務経験や強みが、園の求めるものと一致しているか
- 応募園への思いや、仕事への意欲を感じられるか
- 転職回数やブランクの理由は納得できるか
- 誤字や脱字がなく、読みやすい文章か
では、一つずつ詳しくみていきましょう。
職務経験や強みが、園の求めるものと一致しているか
一つ目は、「あなたの職務経験やスキルが園の求めるものと一致しているか」ということですね。
それがピッタリ合って入れば、「きっと戦力になって、園に貢献してくれるだろう」と思えますもんね。
たとえば、
- 「幼児クラスの担任を経験が豊富である」
- 「運動会の総リーダーを担ったことがある」
- 「造形や製作が得意」
- 「ピアノが譜面なしで弾ける」
などのことを職務経歴書に書けば、採用担当者にあなたの強みが伝わります。
その強みの中に、「自分の園で活かしてもらえそうな強みがあるか」を見ているんですね。
もし、あなたが素晴らしい強みを持っていても、園の求めるものとずれていたら、入職してもあなたは活躍できませんし園側もがっかりです。
そんなミスマッチを防ぐためにも、採用担当者は、「園の求める人材と一致しているか」という点に注目するんですね。
応募園への思いや、仕事への意欲を感じられるか
二つ目は、「応募園への思いや、仕事への意欲を感じられるか」ということです。
採用担当者は、「貴園だからこそ働きたい」と応募してくる、熱意ある保育士を求めています。
なので、職務経歴書の自己PRの欄に、あなたの応募園への思いが読み取れるかどうかチェックするんですね。
他にも、あなたのこれまでの経歴や実績からも、仕事の取り組み方や、意欲がわかるので、じっくりとチェックされますよ。
というわけで、職務経歴書の自己PRは、「貴園のここに惹かれて応募しました」「貴園だからこそ、私のココが活かせます」ということが書かれていると、好印象なりやすいんですよね。
転職回数やブランク期間の理由は納得できるか
三つ目は、「転職回数やブランク期間の理由は納得できるか」ということです。
採用担当者にしてみると、転職回数が多い人のことは、「またすぐに辞めてしまうかも」と心配になりますよね。
また、ブランクがある人のことも、「病気か何かが原因で、また長期間休んでしまうのでは?」なんて、考えちゃうんですよね。
でも、職務経歴書の中に、ちゃんとその理由や、やむを得ない事情などが書いてあれば、納得できますよね。
なので、職務経歴書の中に、転職回数やブランク期間の理由がキチンと書いてあって、それは納得できるものかどうかを見ているんですね。
誤字や脱字がなく、読みやすくわかりやすい文章か
四つ目は、「誤字や脱字がなく、読みやすくわかりやすい文章になっているか」とうことです。
採用担当者は、職務経歴書が、「どれだけ丁寧に、誤字や脱字がなく、わかりやすく書かれているか」といったこともチェックし、そこで、あなたの仕事への姿勢を感じ取ります。
たとえば、「丁寧な仕事ができる」「相手の立場になって考えられる」「文章力がある」などは、どれも保育士として、また社会人として働く上では大事なことですよね。
そんなところを職務経歴書から感じられたら、採用担当者も、「ぜひ、うちの園で働いてもらいたい」と思うはずですね。
職務経歴書を作るための3つの準備
ここからは、職務経歴書を作るための準備として大切な作業3つをお伝えします。
それは、こちらのようになっています。
- 自分の経歴や強みをすべて洗い出そう
- 応募園の求める人材を調べよう
- 「自分の経歴や強み」と「園の求める人材」を合わせよう
この3つのことをしっかりやっておくと、採用担当者の心をつかむ、より印象的な職務経歴書が書けますよ。
自分の経歴や強みをすべて洗い出そう
まずは、自分の経歴や強みをすべて洗い出しましょう。
そうすることで、職務経歴書で自分のどんなところをアピールできるかがはっきりしてきますよ。
具体的には、これまで働いた職場ごとに、どのような仕事をしてきたのかを細かく書き出します。
「こんなことは当たり前かな」と思うことでもよいです。
書き出してみることで、自分の取り組んできた業務を再認識できますからね。
たとえば、
- 「何歳児の担任をしたか」
- 「どんなクラス運営をしてきたか」
- 「行事では、どんな工夫をしたか」
- 「保護者とのどのように信頼関係を築いていったか」
- 「園の中でどのような役割を果たしてきたか」
など、携わった業務一つひとつについて、箇条書きにしてみてください。
さらに、その業務によって身についた強みも書き出しておいてくださいね。
たとえば、
- 「クラスだより作りでパソコンが得意になった」
- 「保護者面談を通して傾聴スキルが上がった」
- 「異年齢児保育の活動のレパートリーが豊富にある」
など、仕事を通してできるようになったことを思い返して、ピックアップしてくださいね。
応募園の求める人材を調べよう
次に、応募園がどのような人材を求めているかを調べます。
それがわかれば、「私は、園の求めている人材にピッタリですよ」とアピールできますよね。
まずは、求人票をよく読んで、園が求めているのはどんな人材なのかを把握します。
また、園のホームページや、経営元の企業のホームページなどを見てみると、園の保育理念や経営方針、保育の取り組みなどがわかり、そこから、園の求めている保育士像が見えてくることがあるんですよね。
たとえば、異年齢保育に取り組んでいる園であれば、「異年齢保育の経験がある保育士」は、欲しい人材としてピッタリです。
あるいは、自然に親しむ保育をする園であれば、「自然を取り入れた遊びの知識がある保育士」を、採用したくなりますよね。
このように、応募園の求めているのはどんな人材かを調べることで、あなたの強みとマッチしている園かどうか検討できるんですよね。
「自分の経歴や強み」と「園の求める人材」を合わせよう
最後に、「自分の経歴や強み」と「園の求める人材」で、合うところがないか探してみましょう。
一致していることや関連付けられることがあれば、それこそが、応募園とあなたの共通点としてアピールできるからです。
たとえば、先ほど例として出したような、異年齢保育に取り組んでいる園であれば、「異年齢保育の経験がある保育士」を求めていると思います。
そこで、あなたに異年齢保育の経験があれば、園の求める人材にピッタリですよね。
あるいは、「子どもたちと野菜を育て、収穫したものを調理する食育に取り組んだ」という経験があれば、「食育に力を入れている園」が求める人材と合っていると思います。
つまり、あなたの経歴や強みが、園の求める人材と合っていることで、園への貢献度がグンと高くなるわけです。
以上の3つが、職務経歴書作成の準備となります。
これらの材料をそろえた上で、実際の職務経歴書の作成に取りかかってくださいね。
失敗しない! 職務経歴書の書き方
それではいよいよ、職務経歴書の書き方になります。
冒頭の写真の職務経歴書は、私が作成したテンプレートなのですが、自由にダウンロードして使えるようにしました。ぜひ文例としてこちらもご活用くださいね。
では、この職務経歴書のテンプレートに沿って、書き方を一つずつ解説していきますね。
まず、職務経歴書の項目は大きく分けて、6つあります。
- 「基本情報」
- 「略歴」または、「経歴要約」
- 「職務経歴」
- 「資格」
- 「スキル、特技」
- 「自己PR」
です。この5つの項目は大見出しにして書きます。こちらのような感じですね。↓
では、各項目の書き方について、詳しく見ていきましょう。
1 基本情報
下記の表の①~④までが基本情報となります。注意事項に従って、正しく書いていきましょう。
① 表題 | 「職務経歴書」と、本文より大きめのフォントで紙面のトップ中央に入れる。 |
② 日付 | 日付は、表題の下の行に右寄せで、職務経歴書を「提出する日」を書く。持参して提出の場合はその日付になり、郵送する場合はポストに投函する日を書く。また、「西暦」「元号(昭和、平成など)」のどちらを使用するかを決め、職務経歴書内や履歴書とも統一して表記する。 |
③ 氏名 | 氏名は、日付の下の行に右寄せで入れる。 |
④ 現住所、連絡先 | 氏名の下の行に右寄せで入れる。住所は都道府県から、また、マンションの名称なども略さずに書きます。連絡先は、固定電話と携帯の両方を書いておく。 |
2 略歴、または経歴要約
次に、「略歴」または、「経歴要約」などと大見出しをつけ、あなたの経歴を要約して書きます。
これまでの経歴を時系列でたどり、現在に至るまでを簡潔な文章で書けるとよいでしょう。
3 職務経歴
次の大見出しは、「職務経歴」となります。
職務経歴の中には、「事業所(園)名」「在職期間」「雇用形態」「事業内容」「園の概要」「担当業務」「職務内容」「職務上心がけてきたこと」などの小見出しをつけて書いていきます。
まず、園名は略さず、正式名称で書きます。
そして、どのような雇用形態で勤務しているか(正社員、契約社員、派遣社員、アルバイトなど)を書きましょう。
さらに、園の概要には園の種類や園児数などの情報を書きます。
担当業務では、あなたが何歳児の担任をしたか、また、主任やクラスリーダーなどの役割の経験があれば書きます。
職務内容は、どんな仕事をしてきたかを箇条書きで挙げましょう。
以下の表に書き方の例をまとめました。
【事業所(園)名】 | 〈例1〉 社会福祉法人○○○ △△保育園 〈例2〉 株式会社◇◇◇ □□保育園 |
【在職期間】 | 〈例1〉 平成○○年○月~平成◎◎年◎月(△年△か月)」 〈例2〉 平成○○年○月~現在に至る(△年△か月)」 |
【雇用形態】 | 〈例1〉 正社員(保育士) 〈例2〉 非常勤保育士として○年間勤務の後、正社員保育士として現在まで○年○か月勤務。 |
【事業内容】 | 〈例〉 保育園の運営 |
【園の概要】 | 〈例〉 ・施設の種類(公立認可保育園、私立認可保育園、私立認可外保育園、都立認証保育園など) ・園児数○○名 ・対象年齢○歳児~○歳児 ・保育士数○名 |
【担当業務】 | 〈例1〉 2歳児クラスを2年間、3歳児クラスを1年間担任 〈例2〉 0歳児~5歳児のクラス担任を経験後、主任業務に2年間従事 |
【職務内容】 | 〈例〉 ・クラス担任としての保育業務 ・行事の立案、打ち合わせ、準備、反省 ・連絡帳、児童票、保育要録記入 ・週案、月案の作成 ・クラスだより作成(月1回) ・保護者会(年2回) ・個人面談(年1回) ・育児相談(随時) |
そして、職務経歴の最後には、【職務上心がけてきたこと】という小見出しで、あなたが職務に携わる上で、心がけてきたこと、工夫したことなどを具体的に書きましょう。
ここをきちんと書くと、あなたが業務に誠実に取り組んできたことを印象づけられますよ。
特に力を入れた業務については、エピソードを交えながら簡潔な文章で書きましょう。
〈例:職務上心がけてきたこと①〉
『季節の製作は、子どもが自分で無理なく作成でき、またいろいろな素材を使って楽しめるように配慮しました。
たとえば、落ち葉やドングリ、毛糸、フエルトなど、色々な身近な素材を利用し、子どもたちはそれらを使って物を作る楽しさが経験できたと思います』
〈例:職務上心がけてきたこと②〉
『運動会の行事担当になった時には、打ち合わせの資料作りや記録作りをしっかり行い、職員への周知や連携に気を配りました。
大きな行事ですので、漏れがないように業務をリストアップし、早めに動くことを心がけました』
4 資格
3つ目の大見出しは、「資格」です。
保育士資格や幼稚園教諭免許など、持っている資格について取得年月とともに正式名称で書きます。
他にも、保育に直接関係ない資格があれば、あなたが努力してきたことの証なので、遠慮せずに書いておきましょう。
〈例〉
- 平成○年○月 保育士資格取得
- 平成○年○月 幼稚園教員二種免許状取得
- 平成○年○月 実用英語技能検定3級取得
5 スキル、特技
4つ目の大見出しは、「スキル、特技」です。
研修や勉強会で学んだこと、ピアノ、歌、絵画制作、造形、運動など保育に関係する特技があれば書きましょう。
また、保育に関係ないことでも、あなたの趣味や特技、関心があることなども、あなたの人柄を表現できるものなので書いておきましょう。
ちなみに、下記の証明書は私がフラワーアレンジメントの師範科を終了した認定書です。
この特技を生かして、卒園式のときには卒園児のコサージュ作り担当したり、卒園式の盛花を作ったりしたことがありました。
〈例〉
- ピアノ … 童謡程度であれば、楽譜なしで弾くことができます。
- リトミック講習会参加 … 子どもへの指導方法を学びました。
- フラワーアレンジメント … 師範クラスまで習得しました。
- パソコンでの文書作成 … 月案、おたより作成には困らない程度に習得しております。
6 自己PR
職務経歴書の最後の大見出しは、「自己PR]です。
職務経歴書の中でも、最大の見せ場と言っていいですね。
あなたがこれまで取り組んだこと、努力したこと、経歴からくる強みなどを述べ、応募園の求める人材と合っていることをアピールしましょう。
「自分が採用されたらこんなふうに活躍したい」というようなメッセージを込めた内容にできるといいですね。
もし、自己PRの中で転職理由に触れる場合は、前の職場のグチや不満にならないように注意してくださいね。
できるだけ前向きな言葉で、「入職したら実現したいこと」などを書く方が、印象としてはいいですよ。
〈例〉
『私は、これまで2歳児、3歳児、をそれぞれ1年間ずつ担任し、現在は4歳児担任として業務に当たっております。
乳児クラス、幼児クラスの両方の担任をした経験がありますので、どちらのクラスに配属になっても、これまでの担任経験が活かせると思います。
私が保育の中で心がけてきたことは、「1日に1回は子ども一人ひとりに必ず声をかけコミュニケーションをとろう」ということです。
なぜなら、保育園は1日の大半を過ごす場所であり、子どもにとって安心で楽しい場所であるべきだと思うからです。
そのためにも、子ども一人ひとりと言葉を交わし、気持ちを受け止め、信頼関係を作ることが大切だと思いました。
これは貴園の、「子ども一人ひとりの気持ちをしっかり受け止める」という保育方針と同じだと感じております。
また、これまでの業務を通して、私は保護者対応はとても重要だと感じております。
たとえば、お迎えの短い時間でも、保護者の方にはできるだけ声をかけ、コミュニケーションをとるようにしてきたのもそのためです。
そんな何気ない会話の中で、保護者の方の気持ちを受け止め、良好な関係を築くよう心がけてきました。
まだまだ力不足ですが、保育士として、保護者の子育てをサポートしていけるよう、また保護者のよき理解者となれるよう努力したいと思います。
もう一つ、私は貴園で取り組んでおられるリトミックにとても興味を持っております。
私の特技はピアノであるため、これまでも保育の中で音楽活動に力を入れて取り組んでまいりました。
ぜひ、貴園のリトミックを勉強させていただき、保育の中で活かしていければと思います。
入職できましたら、先生方にいろいろと教えていただきながら、1日も早く戦力となれるよう頑張りたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします』
職務経歴書を書くときの3つの注意点
では最後に、職務経歴書を実際に書くときの注意点3つをお伝えしますね。
それは、こちらのようになっています。
- パソコンで、A4用紙2枚程度に収める
- 書き終えたら必ず見直しをする
- 応募園ごとにデータ保存しておく
パソコンで、A4用紙2枚程度に収める
まず一つ目は、「パソコンで、A4用紙2枚程度に収める」ことです。
職務経歴書はたくさん書けばいいというものでもありません。
読み手のことも考えて簡潔にして読みやすくすることが大切なんですよ。
ちなみに、職務経歴書には決まった書式がありません。
自分で書式や項目を決め、文の体裁を整えながらパソコンで作成するものなんです。
なので、ひとによって書く分量は変わってくるとは思いますが、大体A4サイズの用紙に1~2枚程度に収まるようにまとめるのがいいとおもいます。
もちろん、字の大きさや見出しのつけ方、行間の取り方なども、相手が読みやすいように配慮してくださいね。
書き終えたら必ず見直しをする
職務経歴書を書き終えたら、必ずプリントアウトをして見直しましょう。パソコンの画面上で見直すだけでは、間違いを見落としてしまいます。
内容を練りに練って、せっかく良い職務経歴書に仕上げても、誤字や脱字があってはそれも台無しになってしまいます。最後まで気を抜かず、細部までしっかりと見直しをしましょう。
応募園ごとにデータ保存しておく
職務経歴書はパソコンで作成しますが、そのデータはきちんと保存しておきましょう。すぐに採用が決まらない場合は、いくつかの園に応募するため、その都度職務経歴書が必要になります。
そうであれば、園に応募するたびに最初から書くのではなく、保存してある職務経歴書のデータをもとに、次の応募園に合わせて書き直す方が簡単です。
そして、応募園ごとに職務経歴書のデータを保存しておくと、自分の作業の記録が残り、参考資料としても活用できます。
また、面接前には履歴書と職務経歴書の両方のコピーを準備しましょう。面接は、その内容をもとに進められるので、自分の書いたことを再確認して備えるためにも必要です。
まとめ
職務経歴書を知らない方からすると、「職務経歴書なんて、なんだか難しそう…」って思いますよね。
でも、この記事に書いた項目に沿って書いていけば、だれでもちゃんと書けるので心配しなくても大丈夫。
あなたの経歴の全てが網羅され、採用担当者の心をつかむ職務経歴書が完成しますよ。
職務経歴書の作成は転職活動の山場のひとつで、初めての方にはタイヘンな作業かもしれませんが、あなたが自分自身をじっくり振り返り、自分の言葉で書いてみてくださいね。
この作業をすることで、今まで意識していなかったあなたのこれまでの歩みや強みを再確認できますよ。
それに、あなたの頭の中も整理されて、面接のときの受け答えがスムーズになるはず。
「でも、本当にこれで大丈夫かな?」と、自分の書いた職務経歴書に自信が持てない時は、保育士転職サイトのキャリアコンサルタントに相談してみましょう。
一般論ではなく、あなた個人の職務経歴書に的確なアドバイスがもらえますよ。
等身大のあなたを映し出す職務経歴書になっているかどうかをチェックしながら、作成していきましょう。